【ラノベ感想】ソードアート・オンライン019 ムーン・クレイドル【19巻】
著:川原 礫 イラスト:abec
「━━このままだと、いずれもういちど戦争が起きる」
2017年2月の新刊。約1日の積み。半年振りの新刊。『アクセル・ワールド』21巻からは隔月刊行。
劇場版公開を1週間後に控え、これ以上ないくらいベストなタイミングでの新刊発売である。
18巻で予告されていた書き下ろしの新章スタートかと思いきや、アリシゼーション編の後日談となるエピソードでした。これはwebで公開されていたものみたいですね。現在は閲覧出来なくなってるっぽい?
皇帝ベクタとの戦いから、およそ1年半。交流が始まった人界とダークテリトリーの調整に日々追われるキリトさん達。そんな中、ゴブリンが央都の人間を殺害したという報せが飛び込んできて……。
今回の開始時点で既に18巻から多少時間が経過しているので、その間にも様々なエピソードがあったことが窺える描写がチラホラ。
これ語ってないエピソードめっさあるやつやで……。
語り部はキリトさんの護衛を勤めるロニエになり、彼女の想いの内が語られる。ロニエの胸、高鳴りっぱなし問題である。キリトさん、ほんと罪作りな男やでぇ……。
キリトさんと共にアンダーワールドに残ることを選んだアスナ。この夫婦、ムチャクチャすんな……。アスナは一見、冷静にキリトさんの暴走を止めているように見せかけて、フォローのやり方が規格外過ぎるw
ただ、出番はあまり無い。
シェータとイスカーンが結婚して、子供にメロメロになってるのほっこりするな……。2人にスポットを当てた短編とかやってくれても良いのよ。
ってかアンダーワールド人を主役に据えた短編集なら5冊くらいは余裕で出せそうだよな……。
人界とダークテリトリーの間に再び戦争を起こさせようと画策するのは一体何者か。その謎を追う過程がまた何ちゃってミステリーっぽくて笑う。
口絵ではリアルワールドにいる面子も紹介されているけど、名前が出て来るだけで微塵も出番無いよ!やったー!
今回は上下巻構成とのこと。それが終わったら書き下ろし突入なのかしら。ちょいちょい月にも誰か住んでいるかもしれない発言があるし、知性間戦争ってのは月の住人と戦うことになるんだろうか。
あれ、次巻予告が無いぞ?と思ったら、4月には本が出ない模様。流石に劇場版とゲームの仕事、更に実写版もと仕事量が限界を突破したかw
『SAO』と『孤独者』のwebストックがほぼ同時に尽きかけているのもキツいか。
しれっと跳ばされた『プログレッシブ』は暫く出ないのかな。2017年に書き下ろしの新章開始って宣言してるから、そっちが優先されそう。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・ソードアート・オンライン018 アリシゼーション・ラスティング(2016/08)
・ソードアート・オンライン020 ムーン・クレイドル(2017/09)
著者リンク
・アクセル・ワールド21 -雪の妖精-(2016/12)
・絶対ナル孤独者 Sect.004 -刺撃者 The Stinger-(2017/05)
ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル (電撃文庫) | |
川原 礫 abec
KADOKAWA 2017-02-10 |
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