【ラノベ感想】少年陰陽師 夢見ていられる頃を過ぎ
著:結城 光流 イラスト:あさぎ 桜
「わからないことはいくらでもありますぞ。先が見えないからこそ、夢を見るのが楽しいのですよ、姫宮様」
2014年4月の新刊。2年10ヶ月2週間の積み。半年振りの新刊。通算41冊目。
命令形のタイトルじゃないということは?そうだね、短編集だね。短編集は4年近く出ていなかったのか……。
2005年から2006年にかけてBeansAに掲載された短編を収録しているので、久し振りに幼い昌浩が見られる。懐かしいな……。
書き下ろしとなる表題作『夢見ていられる頃を過ぎ』は、菅生の里で修行に明け暮れる昌浩の様子を描く。
寝ても覚めても修行修行アンド修行といった日々で、よく心が壊れないな……。まぁ、昌浩の場合は最高の陰陽師になるという最優先目標のために必要なステップだから耐えられるんだろうけど。
こんな生活、仕事でやったら即死ですわ。
お互いの立場上、一緒になることが許されないと悟ってしまう昌浩と彰子。2人にとっては、これは悲恋ではないのだろうけど、それでも辛いよなぁ。
何でや、ご都合主義でも何でも良いから、くっつけてやってくれよぉ……(´;ω;`)
次は2014年7月に『招きの音に乱れ飛べ』、10月に『こごりの囲にもの騒げ』、2015年3月に『留めの底にわだかまれ』、7月に『朽木のひずみに群れ集え』、11月に『かたしろの翅を繰り紡げ』、2016年7月に『そこに、あどなき祈りを』、8月に『いつか命の終わる日が』、11月に『境の岸辺に甦れ』。
燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-
シリーズリンク
・少年陰陽師 かなしき日々に咲き遺れ(2013/10)
・少年陰陽師 招きの音に乱れ飛べ(2014/07)
少年陰陽師夢見ていられる頃を過ぎ (角川ビーンズ文庫) | |
結城 光流 あさぎ 桜
KADOKAWA/角川書店 2014-03-29 |
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