【映画感想】仮面ライダー THE NEXT

「俺は戦わなければならない。ショッカーと━━」

2007年10月公開。
前作から２年、本郷猛と一文字隼人は再びショッカーの陰謀に立ち向かうことになる。そこには３人目のライダーの姿が見え隠れして……。

風見志郎／Ｖ３役の加藤和樹さんは『カブト』でアルティメットメイクアップしていた
人ですね。懐かしい……。
『響鬼』のもっちーや劇場版『剣』の天音ちゃんも出てたのか。

監督は交代しているもののスタッフはほぼほぼ前作と共通。ライダー映画としては初のPG12指定作品なんだとか。

学校の先生に就職した本郷は当たり障りのない生活を送っていた。しかし、生来の気性故か生徒達には舐められっぱなしで……。童貞コールはマジでやめろｗ

風見のワインが若かったから機嫌が悪いとか、いかにも井上脚本が言わせそうな台詞である。
下手にホラー要素なんて入れないで逆にもっと井上節全開のシナリオにした方がまとまったかもしれない。

アクションシーンは本当に凄い。炎の中からバイクで飛び出してくるシーンとか命懸けなんじゃないの……。

今回もショッカーは壊滅させないのか。壊滅させちゃったら続編作れなくなっちゃうものね。
一文字の身体の問題は特に進展もなく先送りにするのかよｗ

ＥＤ後にまさかのメロニキ登場である。と思ったら、成仏していなかったチハルの犠牲になるという。えっ、何でそんな後味の悪い終わり方にしたのん？
しかもメロニキがやってるの仮面ライダーのパチンコなんだよなぁ。いやいや、ここで急にそんなメタなことされても……。

そんなわけで第１弾の消化不良感を払拭するどころから、路線変更した上に更にもやっとさせるという斜め上の続編だった『NEXT』でした。この後、続編が製作されていないということはやはり……。

怪奇ホラーテイストを入れるというコンセプト自体は良いと思うんだけど、それを続編でやるというのが引っ掛かる。
それにアクションが相当凄いのだが、すぐに場面展開してしまうのでどうにもノリきれない。『仮面ライダー１号』を観たときも同じこと思ったな……。

燃：Ａ　萌：C+　笑：Ｃ　総：A-

シリーズリンク
・仮面ライダー THE FIRST（2005/11）