ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。

ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。 (一迅社文庫)

著:朱門 優 イラスト:鍋島 テツヒロ

「輪ちゃんってすっごくダメな子ねっ!」
「まさか妹とだなんてっ!ああもう駄目っ!これだめっ!最高っ!!」
「━━カヤちゃん!もっともっとやっちゃいなさい!」

約3ヶ月1週間半の積み。実に1年11ヶ月振りの新刊。あれで完結していなかった……だと……?
大人の事情なのか、折り込みチラシでは新シリーズ扱いされています。

正直、内容なんぞ殆ど憶えてないからモチベーションだだ下がりだったわけですが、まぁ一応ということで押さえておいたんです。

ただ、構想自体は1巻執筆時からあったっぽい。
主軸はラブコメではなく、ハートフルストーリーといった感じなのだが、一気に義理の姉と妹が登場して、エピローグではベッタベタなラブコメ展開に。

がっつりラブコメしちゃうと埋没しそうだから、この作品独特の雰囲気を伸ばす方向にした方が良いと思うんだが。空気感と言うか。

今回ははっきりと謎を残したまま終わったので、まだ続きそうです。どうせなら季節を1巡して終われば良いと思う。

巻末にはラフイラストが掲載されてます。

燃:C+ 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

イラストリンク
黒鎖姫のフローリカ(ファンタジア文庫、2012/11)

一迅社文庫

Posted by お亀納豆