【ラノベ】特殊性癖教室へようこそ 3巻【最終巻/感想】
著:中西 鼎 イラスト:魔太郎
ファック=マゾアクメ三世(1566~1593 フランス)
2019年4月の新刊。約2ヶ月4週間の積み。半年振りの新刊。ピタッと止まったから打ち切られたのかと思ったぜ。いやまぁ、この巻で打ち切りなんだけれども。
ヒロインがお互いのスカートをめくり合っている構図がえっちだ……。
さて、特殊性癖教室で密室イ体となって発見された宵美。伊藤先生は犯人の捜索を始めるが、そんな中、恭野委員長の性癖が明らかとなり……。
密室イ体とかいうパワーワードが凄いw
家具性愛なんて性癖が存在するのか……。この作品の創作性癖でしょ?って思ってググったのにめっちゃヒットして画像とかがジャンジャン出て来るんだが……。こわい。
こういう人達って、自分の存在を認識されずに家具として使われるのが良いのか、はたまた人として家具扱いされるのが良いのか……。
エロい方向に向かいそうで向かわず、恭野との対決はむしろちょっと真面目なお話ですらあったように思う。
予想外に綺麗にまとまっていて、密室イ体とか言っていたのが、まるで嘘かのような結末である。
総評
そんなわけでもっと色々と掘り下げられた気がしないでもないスニーカー文庫『特殊性癖教室へようこそ』全3巻、これにて打ち切り完結でござる。
足掛け1年1ヶ月。
後書きのニュアンスからすると予定調和の完結というわけではなさそう。
ラストエピソードの案は最初からあって、そこにどれだけの冊数をかけて至るかという勝負だったのかな。
特殊性癖という着眼点は良かったと思うのだが、そこを大して掘り下げきれぬままに終わってしまった印象。もっと小刻みにマニアックな性癖を乱れ撃ちすれば良かったかもしれん。
完結しちゃったし、コミカライズはスルーで良いかな……。
コメディのセンスもあるし、中西さんには下手にエロとかを突っ込まずに素直にコメディを書いてみてほしいな。
燃:C 萌:A 笑:A 総:A
シリーズリンク
・特殊性癖教室へようこそ 2巻(2018/08)
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