【映画】劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer【感想】

「平成ライダーキ━━━━ック!!」

おのれ白倉P!!

概要

2019/07/26公開。何故か金曜日が初日となっていて、仕事休んでいこうと思ったら既に飲み会に参加するって言ってしまった後でショック死した。まぁ、午前休取るという手もないではなかったが……。

サプライズがあることは事前に匂わされていたので、映画を観るまでネットに繋がないようにするのが大変でした。油断すると、すぐ無意識にTwitterを開こうとしてしまう……(´;ω;`)

脚本は冬映画に続き、今回も下山さん。その作業量は膨大だったということで、テレビシリーズがあまり担当出来なかったのもやむなしか。

本作は『ジオウ』の真の最終回であり、また平成ライダー20年分の最終回でもあるという触れ込みで、期待値をガンガンのジャンジャンに上げまくってくる。

導入

ソウゴの夢でいきなりゼロワン誕生が祝われている。周囲にいた人々ってエキストラだよね?よくゼロワン公式発表まで大々的に流出しなかったな……。発表前に聞こえてきていたのは個人的な撮影目撃情報くらいだったよな……。

時系列はテレビシリーズ最終回の後ということで良いのかな。ソウゴ達がいつも通り過ぎて全然判らないw

ドライブの継承

詩島剛/仮面ライダーマッハとデータとなったクリム・スタインベルトからドライブの歴史を守ってほしいと依頼されたソウゴ達はその鍵を握る時代へと。
奇しくもその時代は織田信長が活躍していた時代だった。魔王と呼ばれる歴史上の偉人とのコンタクトにハシャぐソウゴだったが……。

信長に暖をとるためマフラーを燃やされるウォズで草生えるw

詩島剛/仮面ライダーマッハ

きっちり変身と決めセリフも見せてくれて有り難い。未来から来た敵と戦ったことがあるって、しれっと言っていたけど、ものすんげー話だよなw

パンフで『ドライブ』はスピンオフが多いから、その辺とも矛盾することはしたくないと言っていて感謝しかない。

ジョウゲン/仮面ライダーザモナス

『アマゾンズ』モチーフのライダー。演じるのは『獣電戦隊キョウリュウジャー』でイアン・ヨークランド/キョウリュウブラックを演じた斉藤秀翼さん。何で『リュウソウジャー』じゃなくてこっちなんだよw
そういうおかしさを意識したキャスティングなのかな。全然イアンの面影が無いw

『アマゾンズ』モチーフと言いながら、その色合いは赤と青が半分ずつくらいの割合。アマゾンオメガ要素何処行った……まさか悠が登場するのでは……と噂されていたが、特に関係無かったでござる。ズコー

カゲン/仮面ライダーゾンジス

こちらはネオライダー三部作モチーフ。演じるのはパパイヤ鈴木さん。だから『キョウリュウジャー』のレジェンドを連れてくるなwwwww
コメディ担当かと思いきや、至極真面目なキャラであった。

歴史の管理者クォーツァー

今回の敵。美しくない平成をリセットしてやり直すために動き出した強大な敵。てっきり人類を管理する上位存在的なものだと思っていたんだけど、その言動を見ると、どうも超越的な力を手にした人間達が自分の思い通りに歴史を捻じ曲げているだけのように思える。
ウォズファッションのイケメン達がぞろぞろ並んでる絵面、格好良い。

世界観も設定もバラバラな平成ライダーをジオウに収斂させるために、ソウゴが幼い頃から暗躍していたそうで。
バラバラなのは東映さんが昨年と絶対差別化するマンだからじゃないですかー!

クォーツァーのライダー達がナンバリングにカウントされていない平成作品のライダーのウォッチを持っているのは既に彼等から力を奪ったということなのか。そこはもうちょい触れても良かったんじゃないかと思うが、まぁ尺がキツいですよね……。
カッシーンとダイマジーン、久し振りに見た気がする……。

常盤SOUGO/仮面ライダーバールクス

クォーツァーのリーダー。公開まで名前が伏せられていたので何かあるだろうとは予想されていたが、彼が本当のジオウらしい。
名前をアルファベットで書くとイキったパリピにしか見えなくて辛い。

平成ライダーの力を集める上で、ソウゴのような人当たりの良い若者を代役として立てておく方が都合が良かったとのこと。
つまりオーマジオウの正体もソウゴではなくSOUGOということなのか。

クォーツァーのライダー達がジクウドライバーで変身しているということは、そもそもジクウドライバーとウォッチの技術はクォーツァーのものだったってことなのかな。
いやしかしウォズは結局、どこの時間軸の人間なのか、何でレジスタンス活動をやっていたことがあるのかとか、ソウゴがジクウドライバーの使い方を知っていた理由とか謎なところはまだいっぱいあるな……。

スウォルツはクォーツァーの存在に全く気付いていないんだろうか……。

ウォズの裏切り

彼もまたクォーツァーの一員だった。冷酷にソウゴを切り捨てるシーンが辛い。
パンフで逢魔降臨暦を持っていないと手持ち無沙汰になると言っていて草。まぁ、本の方が本体みたいなもんだもんな……。

この事態に今まで飄々とした態度を殆ど崩さなかったソウゴが声を荒げることに。これまでの戦いを全て引っ繰り返されたんだもんなー。

ソウゴの腕時計、妙に目につくな……と思ったら、どうもコラボアイテムらしい。20万近くするとパンフに書いてあってヒエッ

仮面ライダージオウオーマフォーム

オーマジオウの力を得たジオウはオーマジオウライドウォッチを入手。その姿はオーマジオウを彷彿させるデザインでありながら、グランドジオウに近いカラーリングとなっている。
最低最悪の魔王の存在を認識した上で最高最善の魔王を目指したソウゴの到達点ということか。

いやしかし全部乗せのグランドジオウにこれといった活躍の場面が無く、その上位フォームが出ちゃうとは……。
今回の映画でグランドジオウがやったのって、やたらめったらレジェンドを召喚してバールクスにボコボコにされただけなのでは……。

オーマジオウの言葉で目覚めたソウゴだけど、あのオーマジオウって中身はSOUGOなんじゃないの?何でソウゴを助けるような事を?長く時代を支配する中で考え方が変節したってことなのかな。

平成を駆け抜けた者達

平成のライダーはテレビシリーズだけではない。ということで、まさかのレジェンド、木梨猛/仮面ノリダーの出演である。レジェンド……かな?
ちょいちょいふざけているけど、お前が偽者だと突きつけて傷心のソウゴに助言する役割はピッタリとも言えるw
冬映画の佐藤健さんから『いぬやしき』繋がりとか言われていて草。確かにそうだわw

それから仮面ライダーG、仮面戦隊ゴライダー、仮面ライダーブレン、仮面ライダー斬月カチドキアームズが登場。
この後、ウォズが芳醇って言っていたが、絶対Gを意識したセリフでしょw
ゴライダーは以前に撮影目撃情報があったから予想出来た筈だけど、全く思い浮かばなかった。

ブレンはクレジットに出てた?アーカイブ音声だったのかな。記念すべき作品で意気揚々と毒手を使うなw

そして、まさかのコミカライズ版クウガ参戦である。漫画のカットがそのまま現実世界へ現れて敵を攻撃するというシュールギャグみたいな展開に。
この一連の展開、もう完全に子供置いてけぼりでしょ……。

あれ、『THE FIRST』と『THE NEXT』は?何か権利関係に引っ掛かるとかだろうか。
それにつけてもサプライズ要素を絶対に予想させないという執念を感じるw

決着

Jの力で巨大化したバールクスにみんなでライダーキック。『ディケイド』の夏映画でもJの巨大化が有効活用されていたけど、意図的に被せたのかしら。

巨大バールクスがかざした盾がキックで打ち抜かれ、平成という文字が刻まれる。このキックの時に各ライダーが自分のタイトルロゴに。
バールクスは平成をスクリーンに大きく掲げなら散るという、完全にギャグにしか見えないクライマックスである。
しかし、それをクッソ真面目にやっているので一周回って感動の大作のような気がしてくる不思議。

さよなら

歴史が変わり、消滅するゲイツとツクヨミ。ウォズもバールクスの攻撃で生命を散らした。
と思ったら、復活。それはどこの本にも書いていないじゃねーよ、意味が理解らんわw

ED

おっと夏映画のEDとしてはかなり好きですよ。テレビシリーズのこれまでを振り返る映像もグッド。
歌詞を調べたら、めちゃくちゃ平成ライダーの締めにピッタリで涙出て来た。

仮面ライダーゼロワン

まさか冒頭のお祝いシーンのみの出番かとDOKIDOKIしていたら、ちゃんとED後に登場。生き残ったゾンジスをフルボッコ。随分と軽いノリである。

いきなりフライングファルコンプログライズキーで仮面ライダーゼロワンフライングファルコンへフォームチェンジ。ライジングホッパーの装甲がスライド、展開して、そこにファルコンの装甲が装着される感じ。ホッパーのマスクが開いた時に見えた内部構造が随分とメカメカしくて驚いた。アップで見たらちょっと怖いんじゃなかろうか。

変身は解除しなかったが、高橋君のアフレコ、ほぼほぼ完璧では?
ファルコンキーは来週発売か。

パンフ

田崎監督達へのインタビューで『MOVIE大戦2010』のディケイドとWがバイクで爆発の中をジャンプするシーン、5cmくらいしか浮いていないとか言っていて吹いた。今、アマプラで確認してきたが、とても5cmには見えない……w

まとめ

まさに平成ライダー最終回という謳い文句に相応しい総決算映画であった。最初から最後まで白倉Pに踊らされっぱなし。

ただ、どうしても戦隊との併映の都合上、尺がキツかったよね……。前半のドライブ継承や信長との出会いは別のところでやって、平成の終わりという部分に絞ったらもっと濃厚なものになったかもしれん。
ウォズの裏切りからの復帰もバタバタと片付いた印象だったし。どうせならクォーツァーのライダー達の力の源の話をしてほしかったぜ。

折角の映画なのでアーマータイムを色々見せてほしかったのだが、一切使用せず。
結局、あれだけ匂わせておいて竹内君が出なかったのは残念だったな……。冬映画のフィリップみたいに出てもらう想定で台本は組んでいたけど叶わなかったってことなのかなー。
じゃあ、少し前にTwitterで竹内君が高岩さん達と写真を撮っていたのは何だったの……。テレビシリーズに出演ワンチャンあるのか……?

次の映画は

冬に「令和ザ・ファーストジェネレーション」だそうで。正式タイトルかは判らんが……。新シリーズ始動と謳っていたので、暫くはジェネレーションという単語を使っていく形になるのかね。

平成と令和は決して交わってはならないとかいう煽り、多分中身はまだ全然決まってないんだろうなw

燃:A+ 萌:B+ 笑:A 総:S

同時上映リンク
騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!

音楽リンク
P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~(2019/08)

本編リンク
仮面ライダージオウ EP44「2019:アクアのよびごえ」

映画リンク
劇場版 仮面ライダービルド Be The One(2018/08)
仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(2018/12)
仮面ライダー 令和ザ・ファースト・ジェネレーション(2019/12)

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映画,特撮

Posted by お亀納豆