【特撮】王様戦隊キングオージャー 第1話「我は王なり」【感想/ネタバレ】
「恐怖しろ!そして慄け!一切の情け容赦無く、一木一草ことごとく!貴様を打ち滅ぼす者の名は、ギラ!邪悪の王となる男!俺様が━━世界を支配する!!」
シリーズ第47作は王様と昆虫がモチーフ。威風堂々としたタイトルが格好良いが、冷静に考えたら同じ事を繰り返してるゴリ押し感のあるネーミングとも言える。
メインモチーフに昆虫を持ってくるのが47作目にして初というのは相当意外。仮面ライダーやメタルヒーローとの被りを避けていたらそうなったのかしら。
何がびっくりするってキングオージャーは戦隊の名前ではなくてロボの名前ということですよ。これは思い切ったな~。それだけロボ戦に力を入れていくという意思表明ですよね?ね!?
プロデューサーは大森さんと望月さん。
パイロットはカミホリさん。Twitterでめちゃくちゃハードルを上げてきてる
メインライターは特撮の経験値は少なそうな高野水登さん。『ゼロワン』繋がりで大森さんが招聘したのかしら。
OPカットで開始。
かつてチキューを脅かしたバグナラク。5人の英雄と昆虫型機械生命体シュゴッドが世界を救い、英雄達はそれぞれ国を建国し、王となった。
しかし2000年後、バグナラクは復活すると予言され、そしてその予言の年はいよいよ今年……。
始まりの王国シュゴッダム。国王はラクレス・ハスティー。本日はバグナラクに対抗するため5つの国の力を合わせる調印式が開催される予定。
ンコソパ、イシャバーナ、ゴッカン、トウフ、4つの国から王達がやって来る。ヤンマ・ガスト、ヒメノ・ラン、リタ・カニスカ、カグラギ・ディボウスキ。
個性の強過ぎる外見と各国の特色豊かな背景、デザインにマッチしたBGMと短いシーンながらそれぞれのキャラクターがしっかり描き出されているのが好き。
特にカグラギの衣装とトウフのBGMがいかにも和モチーフでアツい。
五大国の調印はつつがなく終わるかに見えたが、キングオージャーの操縦権をラクレスが握ることに不満を隠せないヤンマ。
何やら5体のシュゴッドの内、ゴッドクワガタのみ眠りから目覚めていないようで、電子制御で無理矢理動かしている状態なのか。
変身講座の方ではヤンマがオージャカリバーを開発したと言っており、メカニックを一手に引き受けている立場の模様。
テクノロジーの国ンコソパと言いながら、ヤンマが眼鏡を掛けた知性キャラではなくスラム街出身の元ヤンというのが面白い。
不穏な空気が満ちていく中、復活したバグナラクの侵攻が始まった。戦闘兵サナギムが大量にシュゴッダムへと侵入してくる。巨大化出来る個体もかなりの数いる模様。
率いるデズナラク8世とカメジムも少しだけ登場。このデズナラクが大ボスという認識で良いのかしら。
ヒメノ、リタ、カグラギはそれぞれオージャカリバーでカマキリオージャー(イエロー)、パピヨンオージャー(パープル)、ハチオージャー(ブラック)に変身。
ヤンマ=トンボオージャー(ブルー)は今回変身せず。ネーミングに色を入れないのは今後、自由度を持たせていくためなのかしら。
変身ポーズは省略されていたっぽい?
王鎧武装(おうがいぶそう)という変身ワード、なまら格好良いな……。それに剣型のアイテムで変身というのが何か心得ている感じがするよな。
いやしかしオージャカリバーの刀身、めっちゃ『仮面ライダーセイバー』の火炎剣烈火だな……。
既にもうひとつのアイテム、キングズウエポンも使っていたね。さらっと使い過ぎていて、あんまり目立ってなかったけど……w
そしてメンバーの中で唯一、王ではないギラ。シュゴッダムで暮らす、子供達に優しい好青年。
そんなギラはバグナラクの侵攻にも動じないラクレス王に直訴しに王城へ。一人称が「僕」だったり王相手に敬語だったりと、予想外に常識人だね。自称王様の頭おかしい奴かと思ってたわ……w
ギラのシーンに登場した兵士、高田さんやんけw
絶対爪痕残すマン、今年も大暴れするのかしら……。
最初から怪しい態度のラクレスだったが、バグナラク侵攻の混乱に乗じて五大国を掌握するのが狙いだったのね。本性現すのマッハじゃん。
これが正義の王なら自身が邪悪の王になると、ラクレスからオージャカリバーを奪ったギラ。彼はクワガタオージャー(レッド)へと変身。悪王を演じる時だけ人格が変わるということかしら。
同時にゴッドクワガタも眠りから目覚めた。
ゴッドトンボ、ゴッドカマキリ、ゴッドパピヨン、ゴッドハチ、ゴッドテントウ×2、ゴッドクモ×2、ゴッドアントの10体合体でキングオージャーに。
おお!OP曲と共に合体シークエンス!これは滾るッ!!凄い!カミホリさんが劇中で主題歌を使ってる!
拙者、合体バンク中にコクピット側からの描写がある演出大好き侍。合体工程もメカ感の強い見せ方でとても良かったね。
そのコクピットのデザインも相当凝ってるぞ……。メカメカしい装置を上半身に被ってダイレクトに動かすのか。
これ、小道具作るのも大変なら撮影の度に装着するのも大変そうだ……。大体戦隊ロボって何でそれで動くの?っていうフィーリング全開のコクピットであることが多いので、これは斬新である。
国が5つなのに合体しているシュゴッドが10体という不自然さは後々説明してくれるのかしらね。
既に玩具情報が公開されているローリングハンマーとスネイルガトリングもちらっと映ってましたね。
圧倒的な迫力の巨大戦に大満足ですわ。しっかり尺をとって見せてくれているのがとても嬉しい。
相手はダンゴムシモチーフのダンジーム。そこまで気を配ってる余裕が無かったが、大小のダンゴムシが密集しているというデザインなのか。え、キモ……。
EDの情報が無いってことは今年は通年通してED無しかな。ダンスが無いのは『ルパパト』以来か。
というわけで圧巻の第1話でした。『ゼンカイ』『ドンブラ』ときて、もう戦隊らしい戦隊には戻れないのだろうかという不安を払拭してくれた。
とにかく画作りがすんごいのよ。徹底的にファンタジー世界に存在する5つの国のディティールを積み上げている。
ただ、従来の形式に囚われる必要は無いと思う一方、押さえるべきところは押さえてほしいという思いもある。うーん、わがままだよね~。
実写とCGを巧みに組み合わせて表現しているとはいえ、予算もつのか……と心配になっちゃうよねぇ……と思っていたら、次回予告で早々に死ぬほど見たことある撮影場所に行っていて笑っちゃったw
ゴージャスな衣装も見所か。夏めっちゃ暑そうだけど大丈夫……?夏服仕様になったりするんかいな。
ABEMAとTVerでの当日見逃し配信がスタート。おっとこれはアツいじゃん。アマプラは水曜配信開始だからな……。
オーコメは継続しない方針?
燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:S-
エピソードリンク
・第2話「誰がための王」
配信リンク
・王様戦隊キングオージャー 制作発表会見
シリーズリンク
・暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン最終話「えんができたな」
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