【ラノベ】ぼくたちのリメイク7 ものをつくるということ【7巻/感想】
著:木緒 なち イラスト:えれっと
「コンテンツだけじゃない。メディアを考えろ。そして作れ」
2019年12月の新刊。約1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は9ヶ月振り。
表紙はシノアキ単身。アニメ化発表に合わせての構図なんだろうか。
さて、学祭。コスプレ喫茶の準備で大忙しとなる恭也達。しかし、それは前哨戦に過ぎない。本当の山場は学祭の最後、製作課題動画の上映会が控えていて……。
口絵のナナコの髪飾り、ポップコーンが付いているように見えるの俺だけだろうか……。
今回はこれまでの印象と打って変わって、様々なキャラからの視点を描いていく感じ。今までって、ほぼほぼ恭也の目線だけじゃなかったっけ。
あれかな、アニメ化が決まって打ち切りの危険が無くなったから各キャラを掘り下げる方針にしたのかしらん。
恭也VS九路田の戦い。静かにアツいやりとりが続く。お互いに敬意は持っているが別に好きじゃないっていう関係性、何だかストイックで格好良い。ライバルとの距離感ってのはこれくらいの方が良いのかな。
ニコニコの画面を模したページ演出は見開きでやった方が効果的だったんじゃないかと思うんだけれども、コストやページ数調整の都合で出来なかったんだろうか。
一方、河瀬川さんのこの作品の看板ヒロインとしての覚醒がどんどん進んでいる。やべぇ、周囲から崇められてテンパっている河瀬川さん、めっちゃ可愛えぇぞ……。
今回の課題を通して、それぞれの道を定めつつある未来のプラチナ世代。その反面、彼等の背中を押した恭也は取り残されしまって……。
ラストで恭也は「自分自身のリメイク」と言っているけど、タイトルは「ぼくたち」という複数形なんだよなぁ。最終的には皆で前に進むという形に落ち着くのかもな。
燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・ぼくたちのリメイク6 アップロード日:9月1日(2019/03)
・ぼくたちのリメイク Ver.β(2019/08)
・ぼくたちのリメイク Ver.β 2巻(2020/06)
・ぼくたちのリメイク8 橋場恭也(2020/11)
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