【アニメ】バビロン 最終話「終」【第12話/感想/ネタバレ】
「善とは━━━━続くことだ」
いよいよ最終回。ここにきて、これまで漢字2文字だったサブタイの法則性が崩れた。何故、最後の最後で……(´・ω・`)
斎開化によって仕組まれた自殺志願者の女性の、アレックス大統領による説得。原作にはいた通訳のおじさんの存在を消しちゃったから、どうするのかと思ったら、ここで正崎のお目付け役的ポジションとして行動していたサミュエルが名乗り出る。成程、上手くはめ込んできましたね。
見事、女性の自殺を思い止まらせることが出来、ハッピーエンドかと思われた矢先、曲世が牙を剥いてくる。
サミット会場次々と自殺者が出る中で、階段を嬉しそうに駆け上がっていくアレックスという絵面から放たれる絶望感が凄い。
原作では、この後飛び降りることになるわけだが、ここで原作と異なる展開に。衆人環視の中でアメリカ大統領が自殺する、という最悪の展開を回避するため正崎はアレックスを撃つ。
そして姿を現す曲世。正崎と曲世は対峙する。善とは何か、悪とは何か。OP曲が流れ、死んでいった人達のカットが入るという最終回らしい演出が入ったものの、明確な決着はつかないままEDへ。
ED後、田舎のバス停で降りる正崎の息子、明日馬の姿が。傍らにいる女性はお母さんかと思いきや、曲世であった……というところで終幕。
うわぁ、クッソいやらしい幕引きですやんか……。
お母さんはテレビ中継で夫が大統領を射殺する瞬間を目撃したと思われるが、一体どうなったんだろう。既に曲世に殺されてしまったんだろうか。
正崎はあれか、大統領殺害の罪で捕縛されて身動きがとれないってところかしら。原作の続きとどこまで整合性をとっていることなのか判らんが……。
総評
ってなわけで悪いこととは何だろう、な講談社タイガ原作『バビロン』全12話でした。まぁ、よくこの内容をほぼほぼ原作準拠で作って放送出来たよな……。
映像的な派手さが無いシーンも見せ方が工夫されていて楽しめました。何といっても曲世役のゆきのさつきさんのいやらしさよなぁ。
第2章と第3章の間に時間を置いたのは制作スケジュールの都合なんだろうか。あそこで離れていった視聴者が多そうな気がするのだが。
ということで続きが気になるので野﨑さん、早く原作を書いてくだしあ。
燃:C 萌:A 笑:C 総:A+
エピソードリンク
・第11話「開幕」
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