【ラノベ】チアーズ! 6巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち
「いつか勝負しよう。そして、また組もうよ。強くなったあたしたちで━━世界中をチアしちゃおう!」
2020年6月の新刊。約3日の積み。8ヶ月振りの新刊。『緋弾のアリア』ⅩⅩⅩⅢ巻と同時発売。
表紙はきららと阿実ということで主要メンバーは全員表紙に出れた形か。全然ラストっぽい表紙ではないけども。
絵師後書きに載ってるラフって表紙構図の没案だと思うんだけど、そっちの方が動きがあって良さそうに見えるのは俺だけ?
口絵の舞桜は何だかガイナ立ちみたいなポーズに。
さて、チア全日本カップへと臨むチアーズ。並み居る強豪校からのプレッシャーを受けながらも優勝を目指すが……。
突然の出場停止処分、演技中の大怪我と次々と襲い掛かる逆境にやめたげてよぉ!ってなる。こんな過酷な状況でも笑顔を失くしちゃいけないのかよ、チアリーダーって……。どんな鋼のメンタルやねん……。
それでも諦めないチームの気持ちが優勝を呼び込む。千愛はお姉ちゃんと再会出来たし、それどころかコーチの脚まで快方に向かうだなんてウルトラハッピーエンドじゃないですかー!
ちょっと都合が良過ぎるようにも思うけど、うるせぇ!みんなが笑顔になれるならそれが一番やろがい!
まさかこの時代になって『フィギュ@メイト』なんて文字列を目にすることになるとは……。懐かし過ぎて全身弾け飛んだわ。
総評
そんな具合でラノベとしては相当珍しいチアリーダー達の成長物語、МF文庫J『チアーズ!』全6巻、これにて完結。足掛け2年9ヶ月。
チアリーダーの過酷さ、ひたむきさを教えてくれる良作なスポ根ものでしたね。感情へ訴えかけるのが上手いんだよなぁ。
個人的なベストシーンとしては皆の前から去ろうとするコーチを引き留めるシーン一択ですね。あそこなぁ、ほんとなぁ。
てっきり打ち切りで巻きが入ったんだと思っていたが、後書きによると想定通りの終了らしい。そうなってくると、ちょっとトントン拍子に話が進み過ぎのようにも思うが……。
一方、『アリア』は書いても書いても終わりが見えないとのこと。うせやろ……。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・チアーズ! 5巻(2019/10)
著者リンク
・緋弾のアリアⅩⅩⅩⅢ 花冠の帰還兵(2020/06)
・緋弾のアリアⅩⅩⅩⅣ 早天の嚮導艦(2020/12)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません