【ラノベ】銃皇無尽のファフニールEX インフィニティ・ワールド【最終巻/感想/ネタバレ】
著:ツカサ イラスト:梱枝 りこ
「そうだ━━〝トイレを我慢している物部くん〟にしよう!」
2018年4月の新刊。約2年5ヶ月1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙はイリスと深月か。ということはこのシリーズはダブルヒロイン制だったということなんかな。ツカサさんとしては深月はもう1人の主人公という位置付けだったみたいだけど。
おいおい、随分えっちな口絵じゃないの……。
さて、本編完結後に刊行される本当の最終巻は各種媒体に掲載された特典小説の総まとめ+書き下ろしの後日談となっている。
まさか各ショップ用の特典として書き下ろされたSSをがっつり収録するとは……。
アニメ円盤の特典小説を文庫化するという手法はよく見掛けるが、特典SSまでまとめた作品はなかなかないんじゃないの。知らんけど。
そのSSはブリュンヒルデ教室の日常を切り取ったものが多く、ストレスフリーで読むことが出来る。
本編はいつも大体何かしらのストレスが掛かっている状態だから、こういうテンションは新鮮ですねぇ。悠、本人が不在のところで玩具にされ過ぎでは……。
円盤特典は深月がミッドガルにやって来て、悠と再会するまでを描いた過去編。彼女がしっかり者に成長していく過程が描かれている。愛の力なんやなぁ……(しみじみ)
書き下ろしは本編でも話題に出ていたクリスマスパーティーのお話。結婚の儀式という名のバトルロワイヤルは茶番感が凄いのだが、そんな中、しれっとアンゴルモアが7体存在する〝大罪種〟の内の1体に過ぎないと判明。どこで風呂敷を広げとんねんw
もしかしてツカサさんの外の作品で出て来てたりするんかな。
総評
そんなわけでアンリミテッド学園バトルアクション、講談社ラノベ文庫『銃皇無尽のファフニール』全16巻、これにて完結。足掛け4年9ヶ月。
タイトルとイラスト買いで入ってズルズルと読み続けてしまったが、ドラゴン周りの設定はきちっと作り込んであって面白かったですね。それだけに梱枝さんがドラゴンを描いてくれなかったのが残念。
もうちょい男性キャラがいても良かったのになぁ。男が少なかったからこそ、ロキ少佐の存在感が輝いたのかもしれんけど。
個人的にはなぁなぁのハーレムエンドよりもきちっと誰か1人をヒロインとして選んでほしかったかなぁと思わないでもない。どう考えても深月一択なんだよなぁ。
この後は『アズール・レーン』のノベライズや新作『アークエネミー・スクールライフ』を同時進行している様子。
燃:B+ 萌:A+ 笑:A 総:A
シリーズリンク
・銃皇無尽のファフニールⅩⅤ アンリミテッド・シャイン(2017/11)
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