【ラノベ】ヒマワリ:unUtopial World 8巻【最終巻/感想/ネタバレ】
「私が生きることが無駄かどうかは、生きている私が決めます」
2019年9月の新刊。約1年8ヶ月3週間半の積み。9ヶ月振りの新刊。
表紙はヒマワリの花束を抱えた笑顔のヒマワリ。いかにも最終巻って構図で好き。1巻から面陳で飾りたいですねぇ。
さて、僅かな時間を取り戻したヒマワリ。世界の完全支配に向けて動き出したゼネフを阻止するため動き出すが……。
マッケンリー、絶対死んだでしょ……って思ったけど、生きてんじゃんw
心臓を抜き取られたんじゃなかったのか。
ヒマワリは中盤こそミサキとコンビを組んでいたけど、最終的にはヒデオとダブル主人公のような様相となりましたね。
生き返って早々やることがセメントで怖ぇよ。タイムリミットがあるから死ぬ前よりもセメント度合が増してるのか……。
ウィル子の力でゼネフを抑え込むことには成功したが、完全に消滅させたというわけではない。
ウィル子に取り込まれたヒマワリは遥かなる未来で勇者として目覚める……ということで物語は『ミスマルカ』と合流する。
やっぱり新しい歴史が『ミスマルカ』と繋がるのか。『ヒマワリ』というタイトルとしてもきっちり終わってるし、次のシリーズへの期待感も抱かせる気持ち良い終わり方じゃないすか。
総評
そんなわけで一見地味なJKが世界を変えるスニーカー文庫『ヒマワリ:unUtopial World』全8巻でした。足掛け3年7ヶ月。他のシリーズと同時進行というわけでもないから、かなりゆったりした歩みだったのか。
1巻の表紙が地味な眼鏡っ娘だったから、ちょっと作風違うのかなと思ったけど、全然そんなことなかったですね?売れ線?何それ?と言わんばかりのセメント対応というか。
マニャ子さんのイラストで大分アクを抜かれている筈なのだが……。
後書きに本シリーズ展開中に結構な勢いで読者が離れていったとか書かれていてヤベーな。それでも8巻も続けられたことが凄いのか、林さんが卑下してるだけで編集部としては許せるだけの数字が出ているのか……。
スニーカーでの新作の準備自体はしているようだけど、近々星海社FICTIONSから『秘密結社デスクロイツ』という本が先に出る模様。粗筋を見たところ世界観の繋がりは無さそうだからスルーかね……。
燃:A- 萌:A- 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・ヒマワリ:unUtopial World 7巻(2018/12)
著者リンク
・メルヘンザッパーデストロイヤー 英雄になり損ねた男、最底辺スラム街で掃除する(2023/04)
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