【ラノベ】ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.3 青い日向で咲いた白の花【3巻/最終巻/感想/ネタバレ】

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著:葉月 文 イラスト:DSマイル

目の前の現実を、しっかり顔をあげて、その腐った目を見開いて見てみろよ。これがハッピーエンドなのか?違うだろ、そうじゃないだろ。泣いてるじゃないか。なあ、おい。
世界で一番大切にしなくちゃいけない人(どくしゃ)が、今、目の前で泣いているじゃないか。

2021年10月の新刊。約3日の積み。4ヶ月振りの新刊。

表紙で茉莉くんと向かい合うのは新たな恋敵か……と思いきや、コスプレした茉莉くんであった。ふぅ……ビビらせやがって……白タイツが眩しいぜ。

さて、夏休み。海に夏祭りにピクニック。夏を遊び倒せ!と言わんばかりのイベントが目白押し。
そんな折、双夜編集から茉莉くんにイベントでのコスプレ依頼が舞い込んできて……。

中盤過ぎまでは殆ど遊んでしかいねぇな……。仕事しろ。くそっ、水着姿の美少女や美女に囲まれてホヅミ先生め……仕事しろ。
妻と娘が好き過ぎて、すぐに殺意を放ってくる東ほんとすき。

このまま大きなトラブルも無く、無事イベント開催……とは問屋が卸さないよねぇ。
ここから逆転の一手を打つために関係者の総力を結集して突き進む展開が予想外にアツい。ホヅミ先生のモノローグの単語のチョイスがちょっと気障ったらしくて心地良いよね。

みんなの頑張りの結果、茉莉くんのコスプレは凄まじくバズるわ、ホヅミ先生の本は発売前重版をかますわと大躍進。
おーっと、ちょっと一気に上手く行き過ぎじゃないか……?と思っていたら……。

後書き、随分と回りくどく書いてるけど、打ち切り完結だな?葉月さんとしては続刊を諦め切ってはいないようだけども……。
終わるにしてはちょっとパンチが弱い幕引きになっちゃったかなぁ。途中、ポンコツルートに脱線しかけてたし。

総評

そんな具合ですっかり業界の定番となった社会人とJKのラブコメ作家風味、電撃文庫『ホヅミ先生と茉莉くんと。』全3巻でした。足掛け8ヶ月の短命であった。

ジャケ買いしたシリーズではあったが、読み心地の良いラブコメとして楽しめましたね。あぁ~、JKに身の回りのお世話してほしいんじゃ~(大の字)
半面、作家ものとしての要素は薄かったかなぁ。作家ものの側面は大分理想論が並んでいた印象でしたね。

続きが出たら買うけれども、まぁこの流れでは出ないやろ……。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.2 コミカライズはポンコツ日和(2021/06)

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ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.3 青い日向で咲いた白の花 (電撃文庫)

電撃文庫

Posted by お亀納豆