【ラノベ】エロマンガ先生⑬ エロマンガフェスティバル【13巻/最終巻/感想/ネタバレ】

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著:伏見 つかさ イラスト:かんざき ひろ

「Eマンガ先生とお呼びしましょうか?」
「そんなテレビ欄みたいな省略の仕方はしらないっ!」

あれ、サブタイではっきりと「エロマンガ」って表記されて意味無かったんだよなァ……。
2022年8月の新刊。積んでない!どん!2年9ヶ月振りの新刊。『俺妹』17巻からは11ヶ月振り。間空け過ぎだろ……。

遂に最終巻です。帯はしっとりオシャレな雰囲気なんだけど、このタイトルやぞ。綺麗に終わらせたいのか茶化したいのかよく理解らんな……。

さて、正宗と紗霧、2人が生み出した作品のアニメの放映日が近付いていた。夢見た景色がすぐそこまで近付いてきていることに彼等は幸せを噛み締めて……。

うーん、最終巻としては大分あっさり風味で畳みましたね……。めちゃくちゃ真面目な進行だったというか。
もっとエロマンガフラッシュで窮地を切り拓くとか、そういう破天荒な展開を期待していたんだが……。オールスターでドッタンバッタンみたいな。

最後はちょっとの山場こそあったものの、2人は幸せに過ごしましたとさ。めでたしめでたし。いや、ほんとこんな感じなんですよ。

総評

そんなわけで伏見さんとかんざきさんの手による第2の妹もの『エロマンガ先生』全13巻、これにて完結。足掛け8年8ヶ月。

まず何と言っても刊行ペースの遅さよ。元からそんなに早くなかったものが、アニメが終わった辺りからもっと遅くなったような。他の仕事を優先せざるを得なかったんだろうけども、それにしても間空け過ぎですわ……。
ウルトラ大ヒットタイトルならまだしも、これだけ沈黙期間が長いと読者側の熱が冷めてまうで……。ってか間に『俺妹』の番外編ポンポン出してたやん。いや、掛かる労力が同じではないというのは理解出来るけどさ。

タイトルのぶっ飛び方の割に、内容がお行儀良くまとまり過ぎていたのかなぁと。終わってみれば、『俺妹』の方がはっちゃけてたと思うんですよねぇ。
ファンタジー過ぎてラノベ作家ものとも言い難いんだよな……。

あとヒロイン達に全然ハマらなかったというのも個人的に痛いポイント。俺の性癖に刺さらない方向にエキセントリックだったのか。ちょっとビジュアルが幼めだったのがマイナスだったかしらん。

こういう時って本編完結の後に何やかんやでおまけの1冊みたいなのが出るのが通例だけども、今のところ、それを感じさせるような記述は無いね。巻末の広告にも全13巻と明記されている。なので今回、総評を書いたわけですけども、どうだろうね。

燃:C+ 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
エロマンガ先生⑫ 山田エルフちゃん逆転勝利の巻(2019/11)

著者リンク
俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑰ 加奈子if(2021/09)
私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない(2024/01)

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エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル (電撃文庫)

電撃文庫

Posted by お亀納豆