神明解ろーどぐらす <5>

神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J)
著:比嘉 智康 イラスト:すばち

「真の下校道とは、松葉杖でも寄り道することにあり!」

約1ヶ月1週間の積み。何と隔月刊行です。表紙には留萌も含めたメインキャラクターが全員登場し、十勝さんのハーレムがパネぇことになってます。

「帰宅」と書いて「カンケツ」と読んだり、粗筋が壮大だったりと煽り方が無茶苦茶で吹くw

さて、最終巻。十勝さんの男前っぷりの急上昇が留まるところを知らない。下校バカは相変わらずだったけど、大切な女の子を守ろうと必死で戦う姿がアツいよね。

一方、倒すべき敵、東神楽の狂気が怖い。下手なバトルものの敵よりも怖い。まぁ、穏やかな日常の中に突如として現れたから、余計に怖いのかもしれない。

十勝さんのモテっぷりがえらいことになり、案の定、気持ちの良いハッピーエンドでした。最後にタイトルの意味が判ったのも良い。
いやしかし、開始当初はまさかこんな着地点になるとは夢にも思わなかったな……。

最後の見開き絵は何故口絵のものを使い回したし。

総評

ってなわけで、下校に生命を賭けるMF文庫J『神明解ろーどぐらす』全5巻でした。足掛け1年1ヶ月か。

下校に焦点を絞った発想が面白かった。最初は単なる日常ものかと思っていのに、3巻終盤からの変貌っぷりには目を見張るものがあった。
もう一度言うが、十勝さんパネぇ!

次のシリーズがあからさまなファンタジーとかバトルものにならない限りは買うわ。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
神明解ろーどぐらす <4>(2011/01)

著者リンク
泳ぎません。(2011/09)

MF文庫J

Posted by お亀納豆