【ラノベ】本嫌いの俺が、図書室の魔女に恋をした １巻【感想／ネタバレ】
著：青季 ふゆ（あおき） イラスト：sune
「書店では、本に囲まれているので平気なだけです。幾千数多の本たちが私に勇気をくれて、他人と目を合わせて言葉を交わせるという奇跡を起こしてくれるんです」
PASH!文庫2023年７月刊行物。約１週間半の積み。カクヨム掲載作品が書籍化。『このラノ2024』で紹介されていて気になったので購入。
主婦と生活社のPASH!文庫を読むのは初めて。PASH!って何か見たことある名前だなと思ったら、女性向けアニメを中心に扱う雑誌なのか。
その割に本作はどちらかというと男性向けのような気もする。
青季さんはそこそこ色んなレーベルで本を出している方っぽい？
陽キャグループに無理して所属している主人公、清水奏太（そうた）。ある日、目立たなクラスメイトの文月葵（ふづき・あおい）が話したことをきっかけに苦手な本を読むことになって……。
読書を通して自分自身の在り方を見詰め直して、ヒロインと近付いていく……という何の捻りも無いまっすぐな構成なんだけど、それが良い……。甘々という感じではなく、これぞ青春といった雰囲気。
陽キャグループ内で立ち回るのめっちゃしんどいな……。ボス猿のご機嫌伺いとか苦行でしかないでしょ……。
そんな中、奏太の元カノの美琴が良い女で辛い。まだきっと奏太のこと好きでしょこの人……せつな……(´；ω；`)
ちょっと引っ掛かったのがタイトルの「魔女」というフレーズ。文月のイメージとは全然マッチしなくない？クールビューティという雰囲気のキャラでもないしなぁ。タイトルの雰囲気優先って感じかなぁ。
後書きによると２巻の刊行は未定。Web連載もこの本収録分までしかないのに１巻と銘打ってるのか。どういう理屈なんだろう。
ってか恋人関係にまでなったのに２巻出たとして一体何をやるんだ……。
燃：Ｃ 萌：Ａ 笑：B+ 総：A+
イラストリンク
・可愛ければ変態でも好きになってくれますか？（ＭＦ文庫Ｊ、2017/01）
・お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか（ファンタジア文庫、2018/01）
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