こうして彼は屋上を燃やすことにした
「そうだなあ、ひとつ、心を手に入れるためのヒントを挙げるとすれば……」
「君は西の悪い魔女をやっつけなきゃならないね」
約1週間の積み。第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作。特に買うつもりなかったんだけど、5月の新刊2冊で特製ブックカバーが必ず貰えると聞いて、『RIGHT×LIGHT』12巻ともう1冊を適当にチョイスした結果がこれ。
イラストは電撃文庫『狼と香辛料』、角川スニーカー文庫『イチゴ色禁句』『イマジン秘蹟』、MF文庫J『ビター・マイ・スウィート』シリーズ、GA文庫『花守』『悠久のアンダンテ -荒野とナツメの物語-』、スマッシュ文庫『ウチのメイドは不定形』、ガンガンノベルズ『Sky* きみの生きるせかい』等でお馴染み、文倉十さん。
さて、彼氏にフラれた少女、加奈は学校の屋上で不思議な少年少女達と出会う。『オズの魔法使い』のキャラ名を名乗る彼等は、それぞれ復讐という思いを抱えていて……というお話。
若干、奇抜なタイトルだけど、至極真っ当な青春小説だと思う。一般書籍にあっても違和感が無い。それくらい真っ当。
不思議要素も萌え要素もほぼ皆無。文倉さんのイラストに無条件で萌えるとなると話は別ですが。
悪くないんだけど、良い!と言う程に良いわけでもないというか。これ1冊で終わるんだったら良いけど、続刊が出ても買おうとは思わないレベル。
最後の盛り上がりが弱いかなあという気がするんだよな。
燃:C 萌:B- 笑:C 総:B+
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