【ラノベ】羽月莉音の帝国 9巻【感想/ネタバレ】
著:至道 流星 イラスト:二ノ膳
「つまらない生き方はしたくない。現実にしっかり目を向け続けていたい。今の俺は、世界の姿を知ってるし、戦う力も持っている。莉音が何と言おうと、俺は命が尽きるその瞬間まで戦うぞ」
2011年10月の新刊。約10年8ヶ月2週間半の積み。隔月刊行。
表紙は遂に皇帝となった恒太と側に侍る莉音。恒太、尊大な振る舞いが似合い過ぎる……。
さて、革命部を誘う世界の頂点に立つ人々。しかし莉音達はこれをつっぱねて、いよいよ建国へと進んでいく。新たな国家の誕生を人々が素直に受け入れる筈もなく……。
世界中から賞賛されていた恒太はあっという間に掌を返されて大罪人に。世界規模でバッシングされてるのに全くビクともしない恒太のメンタルよ。
どんな政治形態も永続しないという話、世知辛いですわ……。
革命直前、家族に別れを告げる巳継達。両親と二度と会えないかもしれないと知りながら、それを告げるのは一体どんな気持ちなんだろうか……。ここまでくるとさっぱり感情移入は出来ないよな……。
ってか巳継や恒太は世間的に顔を知られているわけで、その家族って人質にとられたりせんのだろうか。
世界中を敵に回して後に引けないところまで辿り着いた革命部。ローザ達は静観しているのか裏で動いているのか。このまま何も起こらずに革命部のひとり勝ちとはなるまい。かといって建国なんてやっぱり無理でしたというオチがつくとも思えないので、どうなるか。
後書きによると全12巻構成だったものを世界情勢に合わせて10巻構成に変更したとのこと。売上が芳しくなくて短縮というなら理解るが、これまた特異な理由ですね。
というわけで次は2012年2月に10巻。
燃:B 萌:A 笑:B- 総:A
シリーズリンク
・羽月莉音の帝国 8巻(2011/08)
・羽月莉音の帝国 10巻(2012/02)
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