著：織島 かのこ

「知ってますか？大好きなひとのために心をこめて作ったお菓子が、世界で一番美味しいんですよ」
「大好きなひとが、自分のために作ってくれたお菓子が……世界で一番美味しい」

甘━━━━━━━━い！！！！

甘過ぎるよ小沢さ～～～～～～ん！自分が好きな作品は世間でもヒットする筈に違いないと確信するくらい甘いよ～～～～～～!!

いよいよクライマックス。佐久間さんにお菓子を食べてもらう内に、自分が作ったお菓子で誰かを笑顔にする喜びに気付いていく胡桃。やがて、父の店を継ぎたいと思うようになっていって。
恋愛模様に加えて、夢へと進み始めていく胡桃の姿も描かれるようになってきてそこも良かったねぇ。

胡桃、あまりにも人たらし過ぎんか？年上の人達に馴染むと、ちょっとずつ敬語が崩れてくるの可愛いが過ぎる……。
そんな胡桃の仕事出来ないレベルがいまいちピンとこない。会社がブラック過ぎるのか、それともほんとに胡桃が仕事に関してはダメダメなのか……。

水羽主任と佐久間さんの担当の大和が親和性高いの笑っちゃったよな。そこ仲良くなっちゃうのかよｗ
クールビューティーな栞先輩も胡桃の転職を知って「さびしい」と泣いちゃうのが可愛過ぎて頭おかしくなりそう……(´；ω；`)

今回も胡桃と佐久間さんがまぁイチャつくこと。イチャイチャイチャイチャしやがって……。こいつ等、付き合ってないのにお互いの実家に相手を連れて行くとかバグり散らかし過ぎでしょ……。

はよ付き合えや！！！！

って思い過ぎて「はよ付き合えや」って言葉がゲシュタルト崩壊起こしそうｗ
絶妙にすれ違い続けたふたりもようやくお互いの気持ちを確認し合える段階に。やきもきさせやがって……。

勿論今回もお菓子が美味しそう過ぎて困る。胡桃のフィナンシェ食べてぇ……。
へ～カボチャの種ってナッツ扱いになるんだ……。

総評

そんなわけでWeb連載分も含めた『甘党男子はあまくない ～おとなりさんとのおかしな関係～』でした。いや～甘かった。あまあまのあま。
胡桃と佐久間さんの甘い距離感が絶妙でとても幸せな気持ちになりましたね。この作品に出会えて良かった。
胡桃だけじゃなくて佐久間さんも可愛いのは流石にズルいんだよなぁ。

脇役達もふたりの恋模様を彩ってくれて好きになっちゃう……。
続きが読みたいようなここで終わるのが美しいような、何とも複雑な心境である。

燃：Ａ　萌：Ｓ　笑：Ａ　総：Ｓ

シリーズリンク
・第２部「甘党男子の落とし方」

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甘党男子はあまくない ~おとなりさんとのおかしな関係~ (メディアワークス文庫)