【ラノベ】GENESISシリーズ境界線上のホライゾン NEXT BOX HDDD英国編〈中〉【感想／ネタバレ】

著：川上稔　イラスト：さとやす（TENKY）

「転移術式使って私の膀胱から二人の膀胱に水分移します？」

こわい。
2021年２月の新刊。約２週間半の積み。隔月刊行。

表紙はメアリ。上巻の表紙は寒色系で寒々しかったが、今回は緑系で温かみがありますねぇ。
ピンナップは一風変わってレギュラーメンバーの特殊装備解説。うん？これ、全部劇中に出て来たか……？装備解説なんてされるとちょっと『OBSTACLE OVERTURE』みがありますねぇ。

さて、引き続き英国の歴史を補正するため様々な角度から関わっていく武蔵勢。食の話題になると普段は影の薄い御広敷達も活躍出来るのが良いですね。ってか御広敷史上最も活躍しているのでは……。
この流れだといずれハッサンやネンジ、イトケンの活躍も有り得るのか……？

本編に登場する襲名者達は基本的には歴史の教科書に出て来る人物達ばかりだったが、アーサー王伝説の登場人物となると毛色が違ってきますよね。
しれっと遺伝詞って言葉が生まれてるんだけど、これって『都市シリーズ』で頻出してたハイパー重要ワードじゃん!!何かこう歴史的瞬間に立ち会った感がありますね……。

術式使って膀胱から水分云々ってネタじゃなくて、劇中の技術としてマジで出来るんだろうか。尻からうどん出せるくらいだから可能なんかな。体内の特定部位の特定成分だけを抽出するってことでしょ？一歩間違ったら取り返しのつかないことになりそうな気がするんだが……。臓物を転移させたりとかさぁ。

今回、何回か章扉の「配点」が「判定」になってるところがあるんだが、わざとなのか誤植なのか……。「判定」でも絶妙に通じるような気もするから誤植と断定出来ないｗ

次は2021年３月に下巻。

燃：A-　萌：Ａ　笑：Ａ　総：Ａ