MF文庫J,コミカライズ

僕は友達が少ない はがない日和 (アライブコミックス)
漫画:bomi/木瓜 庵(きうり・あん) 原作:平坂 読 キャラクター原案:ブリキ

「新年早々肉に会うとは、この上なくついてないな。大体それは何だ?おせち仕様の叉焼のつもりか?」

2013年3月の新刊。
コミックアライブで連載されたスピンオフコミック第2弾。第1弾は『ショボーン!』らしい。

作画のbomiさんはMF文庫J『アストロノト!』とか『渚フォルテッシモ』後期のイラスト描いてた人か。
木瓜さんはググっても全然出て来ないな。

内容は、ショートコミック+4コマで、隣人部の日常を描く、というもの。本編の時系列はガン無視で季節のイベントもぽんぽんやっている上に、原作では接点の無い人達が接触したりしている。

え、こういうのってスピンオフっていうのか……?俺の思うスピンオフのイメージって、脇役を主人公にした話とか、イフストーリーとかだと思うんだが……。
まぁ、これもイフっちゃーイフなんだけど。

お茶濁しのコミカライズのお手本みたいな内容でなぁ。これで、作画が良かったから問題無かったんだけど、別にどうということもないレベルで。

流石に、このテのコミカライズはやらないと思うけど、作画担当を変えられたら、取り敢えずは買ってみるしかないのが辛いところか。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B

原作リンク
僕は友達が少ない(2009/08)

コミカライズリンク
僕は友達が少ない <1>(2010/07)
僕は友達が少ない+ <1>(2011/10)
僕は友達が少ない ショボーン!(2012/08)
僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック(2011/10)

MF文庫J

僕は友達が少ない ゆにばーす2 (MF文庫J)
著:平坂 読/アサウラ/あさの ハジメ/岩波 零/白鳥 士郎/鏡 貴也
イラスト:みやま 零/トモセ シュンサク/狐印/榎宮 祐/柴乃 櫂人/菊池 政治/皆村 春樹/切符

「ちなみに匂いというのは、その対象物から空気中に放たれた微量な物質が鼻の奥にある〝粘膜〟に〝溶け込む〟ことで感じることが出来る……つまり、わかるな?そうだ!!互いの匂いを感じ合うというのはもはや中出しセックスに他ならない!!」

他なるわwwwwww

2013年2月の新刊。約1ヶ月3週間半の積み。1年3ヶ月振りの新刊。
豪華作家が集合するアンソロジーの第2弾が登場。今回もやはり口絵はゲストイラスト、各短編は著者とコンビを組んでシリーズを展開している絵師さんが1枚ずつイラストを描いている。

『鳥と豚』

スーパダッシュ文庫『ベン・トー』のアサウラさんと柴乃櫂人さん。
のっけからアクセルベタ踏みの人でワロタ
ヒロインが出て来やしねぇw

でも、散々言われてる小鷹はリア充って指摘を真っ向からやってくれたのは良かった。当然のように、やり過ぎてるけどw
そのくせ、ちゃっかり自分の持ち味も入れてくるから侮れない。

『俺たちにはまだちょっとレベルが高い』

同レーベル『まよチキ!』の、あさのさんと菊池さん。
トップバッターが酷過ぎて、物凄く薄味な気がする。まぁ、『まよチキ!』もこんな感じだったか。

『理科のせいで俺の様子がおかしい』

同レーベル『そんな遊びはいけません!』の岩波さんと皆村さん。え、ここだけアニメ化作家のターンじゃないのは何でなんだ……。ネームバリューがあるわけでもないしなぁ。うーん。

内容は、いかにもMFといった具合のアレ。

『部長選挙』

GA文庫『のうりん』の白鳥さんと切符さん。
お得意のイラストを使った戦法で。ゴンさんワロタ

『伝説の小鳩の伝説』

ファンタジア文庫『いつか天魔の黒ウサギ』の鏡さんと榎宮さん。なのに、このタイトルw
まぁ、榎宮さんは元々MFで仕事してるからかもしれないけど。

ってか、オファーが来るまで、原作読んだことなかったらしいんだけど、何故オファー出したし……。
結局、毒にも薬にもならない内容でなぁ。掲載順が致命的過ぎる……。

『鍵』

ファンタジア文庫『生徒会の一存』とのコラボ短編。まだ1年経ってないのに収録するの早過ぎじゃね……?こういうのって、シリーズ本編完結後に出る最後の短編集とかに収録するもんなんじゃ……。

とはいえ、このハイクオリティの短編が収録されたのは素直に嬉しい。
本来、コラボ企画の趣旨は片方しか知らない読者を引き込むためだった筈なのに、どっちも知らないと全然面白くないマニアックな内容だからなぁ。
枯野の使い方が上手過ぎるわ……。

短編の後には『生徒会の一存』の著者、葵さんからのコメントが。
そういや、このコラボ企画、いつの間にか終わってたよな……。コラボゲームくらい出るのかと思ったが。

まとめ

というわけで、ハジケ過ぎてる人と、無難な内容の人で両極端になっているアンソロジーでした。
巻末には参加作家の作品の宣伝が。出版社関係無し。

燃:C 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
僕は友達が少ない ゆにばーす(2011/11)

MF文庫J,コミカライズ

ラノベ部 4巻 (ガムコミックスプラス)

原作:平坂 読 漫画:もずや 紫 キャラクター原案:よう太

たけしくんがプリンを食べてしまったので、よく熱したおなべでおしなべて殺しました。

2013年2月の新刊。
表紙は原作ではピンで表紙に登場出来なかった美咲。もう、吹き出しの中の台詞を見ただけで、うわぁあああぁああああああああぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ。
竹田ぁぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ!!漢や!あんさん、漢やで!!

今回も原作通りのネタをやりつつ、上手いことビジュアル面で補強している。
赤道斉と仮名史郎とか懐かし過ぎる……。ってか、最近、有沢まみずさん、新巻出してなくね?
SH@PPLE』も懐かし過ぎて、チ〇コもげ飛ぶレベル。

C^3 -シーキューブ-』の表紙が買うの恥ずかしいとか、おいおい、冗談はよし子ちゃんですよ。
ちゃんと帯でクリティカルな部分は隠れてるだろーが。棚刺しのときに帯を捨てる書店のことは知らん。ってか、帯が無くても普通に買えるって。何で、そこで諦めてんだよ!もっとアツくなれよ!

おい、今、『えむえむ!』とか出すなよ!悲しくなっちゃうだろうが!

元々、このシリーズがあったからこそ、『僕は友達が少ない』は生まれたわけだけど、コミカライズの中で、『はがない』の表紙構図のパロをやるのは面白い。

文香の天然っぷりは絵が付いたことで加速してる感があるよな。リレー小説の下りなんかは、原作で読んだときは、特に何とも思わなかったけど、漫画で読むと、声出して笑うレベル。

そんな良コミカライズですが、どうも時間で終わりそうな悪寒……。オリジナル展開で続刊した上、勢い余ってアニメ化しても良いのよ?

燃:C 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
ラノベ部 <3>(2012/08)
ラノベ部 <5>(2013/09)

MF文庫J,アニメ

「今すぐ脱げ!そしてスパッツに着替えろ!!」

MF文庫Jの人気ラブコメが満を持してアニメ化。制作はJ.C.STAFF。ラノベ原作ラブコメ+J.C.STAFFって、これ、間違い無いパターンのやつや!

ついつい建前を言ってしまう主人公、陽人と感情が顔に出過ぎてしまうヒロイン、月子。
2人は悩みの種を要らないと、笑わない猫像にお願いするが、猫像は必要以上に2人の願いを叶えてしまう。かくして、失われたものを取り戻すため、2人の協力関係が始まるのだった……というお話。

OPは、いかにもラブコメのOPといった感じだな。大まかなキャラクターは大体出て来てたかなぁ。
エミもちらっと出てるから3巻までは、やるつもりなのか。

キャラデザは予想以上に、カントクさんの絵に近い気がする。どこまで維持されるか判らんけども。

まずは陽人の人となりの説明から。陽人のキャストは梶さん。また、お前か!
ドン引きするモブの中に、既に副部長もしっかり登場しているのね。

それにつけても競泳水着のエロさよ。
加えて、やたら印象に残る月子ちゃんのおへそ。ペロペロ(^ω^)

今回は陽人が、もう1人のヒロイン小豆の犬になるところまで。
EDは本編が食い込んだため無し。

掴みはそこそこだと思うし、今後の加速次第では大勝利も夢じゃないぜ!

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第2話「妖精さんは怒らない」

原作リンク
変態王子と笑わない猫。(MF文庫J、2010/10)

MF文庫J,コミカライズ

僕は友達が少ない7 (アライブコミックス)
作画:いたち 原作:平坂 読 キャラクター原案:ブリキ

「……なーんでお前が理科なんだろうなぁ…。お前が理科じゃなければよかったのに……」

2012年12月の新刊。
表紙は一巡して、夜空に戻ってきましたね。今回はショートカットバージョン。
さて、遂に小鷹に自分がソラであることを告げた夜空。凄ぇ、いたちさんの作画パワーで、夜空が凄い可愛いぞ!

この人の絵って、露骨な萌え絵じゃないのに、何でこうも吸引力があるのか。
イメチェンした理科も、やたら可愛いんだよなぁ。

そして、まさかの『CONNECT』からのエピソードが。夜空が小鷹と再会したときの話の収録。
これ、雑誌掲載時は文庫より先出しだったんだな。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

シリーズリンク
僕は友達が少ない <6>(2012/08)
僕は友達が少ない <8>(2013/04)

MF文庫J

僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J)
著:平坂 読 イラスト:ブリキ

ステラは━━星奈と同じく星(stella)の名を持つ少女は予感する。
いつかきっと、彼女の光に匹敵するほどの闇を抱えた『誰か』が、彼女の前に現れるだろう。
その時こそ、彼女は本当に輝くのだろう。
そしてその時こそ、彼女は救われ━━彼女もまた、その『誰か』を救うだろう、と。

2012年12月の新刊。約3ヶ月1週間半の積み。半年振りの新刊。
延期に延期を重ねた末に、ようやく発売。

表紙は、幼い頃の小鳩と羽瀬川兄妹の母アイリさんの学生時代という劇中では有り得ない組み合わせ。

さて、宣言通り、小鷹以外の視点で綴られる『はがない』の世界。これまで判らなかった登場人物達の気持ちや、意外な繋がりが明らかになっていく。

小鳩の中二は遺伝だったり、肉とステラに血の繋がりがあったり。
夜空は意外と、子供に好かれるのね。

後書きでも言ってるけど、ガチで本編じゃねーか!!小鷹の視点じゃないからナンバリングから外したらしいけど、刊行順に読んでほしいんだったら、普通にナンバリング付けておいた方が良かったと思うけど……。

アニメ最終話で夜空が旅に出る展開は、こっちで描かれてたのか。
次は2013年2月に『ゆにばーす』2巻、3月には9巻の筈だったんだけど、また延期してるやん。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
僕は友達が少ない⑧(2012/06)
僕は友達が少ない⑨(2013/08)

MF文庫J,アニメ

「俺と友達になってくれ」

1期の最終回と同じく、アバン無し+謎のSE付きOPで最終回開始。
さて、唐突な肉の告白で部室に行き辛くなった小鷹は、成り行きで生徒会の手伝いをすることに。

で、ブチ切れた理科との激突。あれ、理科のメインヒロイン感が凄ぇw
ってか、最終回なのに夜空と肉の出番少ねぇ!幸村の方が出番あったぞ。

そして旅に出ると言い残して消えた夜空。どんな終わり方だwwwwwwww
いつものEDに合わせて、これまでの名シーンを振り返る。1枚絵自体は新規作画かな?
エンドカードはブリキさんと見せかけて、何も無し。アルェー?

総評

そんな具合で、キャラデザをブラッシュアップしての2期、MF文庫J原作『僕は友達が少ないNEXT』全12話でした。

パロディネタは減った気がするけど、キャラデザが原作絵に近付いたことで良くなった印象。
シリーズ構成に原作者の平坂さんが噛んだのもプラスだったか。

惜しむらくは、ここまでやるなら原作の完結に合わせて2期をやった方が良かったのでは……と。
物凄く中途半端なところで終わっちゃったしな。不完全燃焼過ぎる。まぁ、実は3期の企画があるのかもしれんけど。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第11話「迷えるチキンな俺」

MF文庫J,アニメ

「お前、もうずっと風邪ひいてろよ」

サブタイは、同レーベル『まよチキ!』の新人賞応募時タイトル「迷える執事とチキンな俺と」から。斜め上なところから取ってきたな……。

後一歩で隣人部の映画が完成というところで、無理をし過ぎて理科が倒れてしまい、上映会は中止になってしまう。
しかし、それがかえって隣人部の絆を深めることになるというアレ。ちょっとハートフルで困る。

後半では、生徒会役員の葵が隣人部に突撃してくる。夜空と肉が圧倒的なパワーで葵を追い詰める展開が燃えるよな!隣人部を守るために揺るぎない2人がかっけーな。
次回でラストだけど、どこで決着させるんだろーか。

エンドカードは、『風に舞う鎧姫』繋がりで片桐雛太さん。

燃:B 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第10話「残念王と笑えない話」
最終話「僕は友達が……」

MF文庫J,コミカライズ

魔弾の王と戦姫 3 (フラッパーコミックス)
作画:柳井 伸彦 原作:川口 士 キャラクター原案:よし☆ヲ

「忘れるな。主とは━━━領主はそのためにいる」

2013年3月の新刊。妙に刊行ペースが早いな。
原作2巻に突入ということで、表紙は新たな戦姫リュドミラ。凄い勢いでフラグが立っていくな。
にしても戦姫は戦場にけしからん格好で出過ぎだな!まぁ、兵の士気鼓舞的な意味合いが強いんだろうけども。

間に、ちょいちょいサービスカットを挟みつつもシリアス展開で。ティグルが周囲に認められていく展開は1巻だけだったようで、2巻以降、あまりそういう描写が無いなぁ。
その部分が好きだったんだが……。
これは、もう切りかなぁ。

燃:B 萌:A- 笑:C 総:B+

シリーズリンク
魔弾の王と戦姫 <2>(2013/01)

MF文庫J,コミカライズ

変態王子と笑わない猫。4 (アライブコミックス)
作画:お米軒 原作:さがら 総 キャラクター原案:カントク

(これじゃ月とすっぽんだ。いや、月子ちゃんとすっぽんぽんのぼくかな)

2013年3月の新刊。
主だったキャラは表紙に出たので、今回は陽人と月子がセットで登場。

さて、原作2巻突入。陽人達を翻弄する嵐がやって来る。
あれ、急に失速した感じが……。何でだろう、たまにある急激にモチベーション下がる現象に苛まれた。
ボケが弱かったからか……?

巻末には、アニメのアフレコレポートを収録。

うーむ、モチベーションが復活しなかったら、ここで切りかなぁ。
ところで、今やってるキャンペーンって、「ヘンティカンヘンタイ!キャンペーン」って言うんだなw

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B+

シリーズリンク
変態王子と笑わない猫。 <3>(2012/10)