著:藍上 陸 イラスト:鈴平 ひろ
「大変だ……」
「なに……どうしたのよっ」
「凄いことを発見してしまった……」
「――ワンコとウンコ、カタカナで書くとそっくりじゃないか……!」
小学生かwwwwwwwwwwwwwwww
いや、男は何歳になってもしょうもない下ネタが大好きな生物なんだ<何なんだ
約一日の積み。半年振りの新刊。表紙は新登場、最強のアキカン、コーラのコロア。
と言うわけで、クライマックス突入です。なのに、開始百ページくらいまでは延々カケルが下ネタの話をしているという。頭おかしいwwww
でも下ネタが無意識に漏れるというのは、気が緩むと、ついファ〇クって言っちゃう俺にとっては凄いタイムリーな話題でした。
で、見え始める男屋の過去。それと絡めて、木崎さんが男屋の秘書になった経緯も語られる。更に、酔った勢いで男屋に甘える木崎さんがやたら乙女な件。
アキカンエレクトを加速させるため、新ルールが設けられる一方で動き出す最強のアキカン。それだけでもシリアスなのに、なじみは父の仕事の都合で三ヶ月後にアメリカ行きを余儀なくされ、そのことをカケルに話せないでいた。
コロアと激突、エールが散る。エールが握りつぶされるシーンは擬音を使い過ぎで、ちょっと間抜けだったかな。
なじみは絶望し、その勢いで半ばヤンデレ化し、カケルに口づけを要求するのであった。あれ、この展開、『コードギアス』で見たことなくね?
そして姿を現すコロアのオーナー。それは男屋の娘、東風さんだった。何ぃいいいいいEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!??
一巻の箒で飛んでたの伏線かよ!!ジゴローと東風さんは完全に脇役だと思っていたが……。
この伏線の仕掛け方には唸らされたな。鳥肌たった。
今まで、シリアスになると面白くなくなるって散々書いてたけど、ここまでシリアス側に針が振れるとそれはそれで面白くなってきやがったぁぁああああああ!!
後書きでもクライマックスって言ってたけど、後一二冊で終わりかな。
燃:B+ 萌:A- 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・アキカン! 8缶めっ(2009/04)
・アキカン! 10缶めっ(2013/03)