MF文庫J

神明解ろーどぐらす 3 (MF文庫J)
著:比嘉 智康 イラスト:すばち

「千歳キララは池田十勝のことをちょびっと好きなのではない、これはちょびっとではなく、超だと思われます」

約3ヶ月3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は2巻までメインヒロインのキララで来ておいて、ここで何でたんまりやねん。それなら、普通に1巻ごとにヒロイン変えていったら良かったのに。

さて、今回も十勝の下校に対する異常なまでの執着心というか変態性というかが光ります。光りまくってます。特に現国の教科書3分冊戦法には吹いた。
ユニフォームってのも素敵にイカレていて面白かった。
比嘉さんの発想凄いなw

で、このままLOVE増量しつつ、展開していくのかと思いきや、ここでキララが探してた友人、留萌が姿を現す。最初は軽いノリだったのに、急激にハードな展開に落ちていくのは前作『ギャルゴ!!!!!』と同じだな。
ってことはハッピーエンドを期待しても良いんだね?

ってなわけで、次は2011年1月。表紙と粗筋を見た感じでは、完結っぽいです。

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:A

角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 VII (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「今度交流会みたいな感じで、お互いの王宮のメイドを取っ替えませんか」
「そのまま帰ってこなくなりそうなのでお断りします」
「ではエーデルワイスをあげるのでフォル子さんを下さい」
「お断りします」
「じゃあフォル子さんを下さい」
「だめです」
「それならエーデルワイスを捨てます」
「どうぞ」

約7ヶ月1週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。『レイセン』1巻からは4ヶ月振り。
表紙は『お・り・が・み』の頃から登場しているクーガーとマリーチ。

さあ、ネタじゃなくて、ガチで第1部完結編です。
紋章集めも後僅か。神殿教団を訪れたマヒロ達を待ち受けていたのは聖戦だった。

何とかハッタリで窮地を切り抜けたかと思いきや、新教皇クラウディスに追いつかれ、大ピンチ。
更に、最低最悪の視姦魔人が復活して大騒ぎ。

それでもまぁ、何とか収まるところに収まったかと思えば、最後の最後で、さらなる急展開。
常に側に居てくれたお付きは、自分を支えてくれた人生の先輩は、友情を育んだ友は、全て帝国の人間だった。父王は死に、万策は尽きたかに思われた。
だが、それでもなおマヒロは笑う。“皇族”という最高のカードが手に入った、と。

えげつない展開だけでも鳥肌なのに、この状況でなお笑えるマヒロに戦慄した。
方々で面白かったと絶賛されてたいので、ハードル上がってたんだけど、それをものともしない圧倒的な第1部最終巻でした。

で、すぐ後書きでボケるっていう。シリアスにし過ぎて恥ずかしいの?w
次は2010年10月に『レイセン File2:アタックフォース』、2011年1月にこっちの8巻です。どっちも、もう出てるよ!

燃:A 萌:B- 笑:A- 総:S-

シリーズリンク
ミスマルカ興国物語Ⅵ(2010/01)
ミスマルカ興国物語Ⅷ(2011/01)

世界観リンク
レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女(2010/02)
レイセン File2:アタックフォース(2010/10)

アニメ,GA文庫

「心を開けば、必ずしも服を脱ぐ必要は無くなる」

ガチでワンダースワンが出て来たんだけど、大丈夫なの?もう売ってないから良いんだろうか。
ンペイ最高じゃねーよw

燃:C 萌:B 笑:B+ 総:A-

這いよる!ニャルアニ1&2パーフェクトボックス 特別限定版
這いよる!ニャルアニ1&2パーフェクトボックス 特別限定版

MF文庫J

黒のストライカ (MF文庫J)
著:十文字 青 イラスト:硯

「今が夜じゃないなんて、誰が決めた?」
「今が夜かどうかは、ぼくが決める。このぼくが!━━夜よ来たれ(ダーミネイト)……!」

約2ヶ月2週間半の積み。『いつも心に剣を』を5巻で完結させた十文字さんが6ヶ月振りにMF文庫Jに再登場。
前作はかっちりしたファンタジーって感じだったけど、今度は最近MFが大好きな美少女らだけのバトルアクションです。しかし、そこに十文字さんの持ち味がちゃんと入った仕上がりとなっている。
読んでいて、ああ、十文字さんの文章やわ、と思わせる箇所多数。

夜魔(ゴーダン)の最後の生き残り、椋郎(むくろう)は人間として平穏に生きていくことを望むが、周囲がそれを許さない。
非常になりきれない彼は一癖も二癖もある美少女に囲まれていて……というお話。

口絵を見ただけだと、ただのハーレムものにしか見えません。しかし、そこは十文字さん。普通のヒロインなんぞ出てくるわけがない。
変態の蔵島はエロ可愛かったが。

ストーリーはまだまだ始まったばかり、という印象。1巻と銘打ってないのに、思いっきり次巻へ続いている。

というわけで、『黒のストライカ』1巻でした。十文字さんの作品の中では読み易い方かな。十文字青さん入門の1冊としてもオススメかも。
次は2011年1月。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
黒のストライカ <2>(2011/01)

コミカライズリンク
黒のストライカ <1>(2012/04)

著者リンク
いつも心に剣を①(MF文庫J、2009/02)
ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)

イラストリンク
朽ちた神への聖謡譚(2013/04)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「馬鹿。お前が死んだら、寂しいだろうが」

ティーアの家で穏やかな時間を過ごすライナだったが、そんな彼の元にルークが現れたことで、事態は一気にシリアス展開へ。そこへ更にフェリスまでやって来る。
それは良かったのだが、ガスタークのリルが現れてからが、案の定絶望展開まっしぐらですよ、もう。
どうせ、殺されるって分かってたよ。

そして、出ちゃう重要ワード、「すべての式を解く者」。どう考えても、収拾つく気配がありません。本当に有り難う御座居ました。

燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A+

なんとなく伝説の勇者の伝説 (角川コミックス ドラゴンJr. 139-1)
なんとなく伝説の勇者の伝説 (角川コミックス ドラゴンJr. 139-1)

スーパーダッシュ文庫

ドラゴンクライシス! 3 愛しのオオカミ少女 (ドラゴンクライシス! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:城崎 火也 イラスト:亜方 逸樹

「わかってる。僕に与えられた力は大きい。だから、僕はそれに大事な人を守るために使う!そして、僕に助けを求める人のために使う!この武器(スラッシュ・ブレス)に見合う、遺物使い(ブレイカー)になる!」

中古。何故かナンバリングが無い不思議。で、薄ッ!本編が200ページに満たない。

さて、今回は世界遺物保護協会(ソサエティ)のパーティーで遺物専門の泥棒の美少女“オッド・アイ”と出会うことに。
また、ヒロイン増えんのかよ……。もうちょっと既存ヒロインのキャラを掘り下げてからですね……。
美咲に至っては今回出番無しという。

アイとの出会いと通じて、竜司は遺物使いとして、自分がどうしていくかを決意する。そういう意味では重要なエピソードなんだろうけど、なら、なおのこと、新参ヒロイン相手じゃなくて、ローズとの物語の中で決意してほしかったという気もする。

後書きによると、次巻でもまたヒロイン増えるそうで。どないなっとんねん。華やかなのは良いけど、キャラを使い捨てていくのは勿体無いなぁ。

取り敢えず、中古で買ったのはここまでなんだけど、続きをどうするか……。
新刊で買ってたら、5巻まで様子見コース程度の面白さではあるが……。まぁ、アニメ次第かなぁ。

燃:B+ 萌:A- 笑:C 総:B+

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア 14.さまよい恋する欠片の断章 (角川スニーカー文庫)
著:十文字 青 イラスト:BUNBUN

「お前たちのおかげで、俺は何もかも手に入れた。俺にとっての世界ってものが何なのか、ようやくわかったんだ。俺は何一つ捨てるつもりはない。だから、俺を信じろ」
「うん」
「守らんとな」
「守ってみせるさ。何があろうと、な」

約5ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はマリアのみ。マリアが表紙に単身で登場するのって7巻以来か。

さて、今回は新章突入ではなく、最終章突入前の間章のような趣。サブタイ通り、恋のエピソード盛り沢山で、あちこちが極限愛です。
400ページと、そこそこに分厚いが、ショートショートが多いので、さくさく読めます。

また、恋の話だけでなく、ようやく、ようやくトマトクンという謎の存在誕生の秘密が語られ始めました。長かった……。それでも依然、僕達が今生きている現代との繋がりは謎のまま。

口絵にもなっているパジャマパーティーは注目すべきシーンですが、そもそもユリカとサフィニアってマリアの性別知ってんのか?
まさか中性です、なんてオチじゃないだろうな……。

それにしても、きゅーの可愛さ半端無い。一家に1匹欲しいです。

そしてサンランド無統治王国から遠く離れた地で動き出す事態。次巻からは長い終章が幕を開けるそうな。
つーわけで、極限愛だらけの14巻でした。

次は2011年1月、第15巻『愛も憎しみも絶望も』。この前出ました。
『ばけてろ』はどうなったんだ。1年くらい新刊出てないけど。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
薔薇のマリア 13.罪と悪よ悲しみに沈め(2010/04)
薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も(2011/01)

アニメ,電撃文庫

「悪ィが、ここから先は一方通行だ!!」

残骸編後編。サブタイは「ムーブポイント」と読みます。

さて、怪我した身体に鞭打って、再び結標と対峙する黒子。今度こそはと思ったものの、後一歩というところで敵わず、逃走を許してしまう。
ビルの倒壊に巻き込まれそうになった彼女を助けたのは上条さんと美琴だった。
崩壊する瓦礫から瓦礫へ跳び移って、黒子を助けに来るとか、上条さんの身体能力がチート気味です。

上条さんや美琴とはぶつからずに済んだ結標だったが、連絡を取った上司は警備員に潰され、行く場所を失くしたところを一方通行に襲われ、フルボッコに。顔面いがむくらい殴られていて吹いたw
結標さんが可哀想になってきたぜ……。

いつもなら、最後に黒子のフラグが立って終了となるところだが、珍しくフラグは立たずじまい。まぁ、黒子はお姉さまにZOKKONだものな。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈8〉 (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈8〉 (電撃文庫)

電撃文庫

恋する鬼門のプロトコル (電撃文庫)
著:出口 きぬごし イラスト:をん

「葉介はんはたまものことを想うて、ウチのコト、黙ってはりました。そのことで葉介はんは、たまもに見返りを求めてはりまへん。何も知らんさかい、今後もたまもが葉介はんに感謝することもありまへん。無償の愛どす。ウチが一番嬉しいんは、そういう愛なんどす」
「葉介はん。ウチが嬉しかったんやから、それは愛どす。愛っちゅうもんは、相手が愛だって感じれば、愛なんどす」

約6ヶ月3週間半の積み。電撃文庫。電撃小説大賞受賞は逃したものの、担当さんの目にとまり、デビューした新人さん。
イラストはMF文庫J『黒姫のユズハ』『三流木萌花は名担当!』、HJ文庫『デウス・レプリカ』でお馴染みのをんさん。

正直、最終選考にさえ残っていない電撃の新人って、良いイメージ皆無なんだけど、ところがどっこい面白かったです。

最初は高校デビューを狙う少女たまもと幽霊が見える少年、葉介の視点が交互に描かれていくという構成。
中盤からは脇役の視点も多少混じってくるが、基本的には上述の2人の視点で物語は進行していくことになる。

中盤まではMFのような、ちょっと不思議要素ありのラブコメの風情なんだが、コンピュータ用語とオカルトが絡まり出したあたりから、ラブコメというにはシリアス、かと言って、じゃあ何なんだ、という展開に。学園サスペンスとでも言えば良いのか。

中盤までは登場人物のちょっと風変わりな青春っぷりに、中盤以降はたまもの中に眠る妖狐チーの甘えっぷりに、ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああってなります。

応募時は全文がブログ風の日記体だったらしいけど、だから本文中で当たり前のように芝を生やしてるのか?
また、途中で何箇所か横書きのウェブページをそのまま見せるという手法を採っている部分が。
読者をすんなり、この演出に馴染ませるために、敢えて通常の本文の中にネット上の文章っぽく芝を生やしているんだとすれば、大したもんだと思うが、考え過ぎだろうなぁ。

惜しむらくはサブヒロイン、ユリアのお父さんを殺しちゃったことかなぁ。死人が出ちゃったことで、ラブコメがやりづらくなったんじゃないかと思うわけだが。続刊でどんなテンションになってるかですね。

つーわけで、『恋する鬼門のプロトコル』でした。多少分厚いでの、とっつきづらかったんだけど、落とし所が分かんなかったこともあり、面白かったです。続刊にも期待。
新年早々良い新作が読めて嬉しいな。まぁ、出たの半年以上前だけどな!!
次は2010年10月、その次が2011年3月。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
恋する鬼門のプロトコル <2>(2010/10)

著者リンク
サディスティックムーン(2014/11)

イラストリンク
三流木萌花は名担当!(MF文庫J、2009/09)
落第騎士の英雄譚(GA文庫、2013/07)

 第16回電撃小説大賞リンク
ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(銀賞、2010/02)
[映]アムリタ(メディアワークス文庫賞、メディアワークス文庫、2009/12)
月光(最終選考、2010/09)
マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-(4次選考、メディアワークス文庫、2010/06)
ミネルヴァと智慧の樹 始原(4次選考、2010/07)
理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!(4次選考、2010/08)
官能小説を書く女の子はキライですか?(4次選考、2010/08)
ハロー、ジーニアス(4次選考、2010/10)
平安鬼姫草子 ~神ながら神さびせすと~(4次選考、2010/10)
彼女はつっこまれるのが好き!(2次選考、2010/07)

電撃小説大賞3次選考リンク
はい、こちら探偵部です(第14回、2010/10)

 

MF文庫J,アニメ

「ブタロウ、手……繋いだげるわ」

さて、学園祭編かつ美緒様登板回。非公式美緒様ファンクラブ、MFCが騒動を巻き起こす。騒動っていうほど、規模のごついもんじゃなかったが。
つーか、ノア絡みの騒動に比べたら、可愛いもんじゃないかw

学園祭に抱き枕を持参してやって来た店長は大切な恋人が行方不明になり、大慌て。「ルリルリ」って連呼するから、ああ『機動戦艦ナデシコ』のルリのパロディかと思っていたら、ガチ本物で吹いたw
そう言や、同じXEBEC制作だったな。それなら、『かのこん』とか『れでぃ×ばと!』を出せばいいものを……。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

えむえむっ!4 (MF文庫J)
えむえむっ!4 (MF文庫J)