アニメ,ソフトカバー

「私、マネージャーやってきて良かった」

いよいよ最終回。甲子園出場を賭けた最後の戦い、程久保高に奇蹟が起こる。OPが挿入曲として使用されて、テンション上がります。
祐之助のヒットと、みなみの回想が重なりながら展開するシーンが胸熱。

言葉にならないみなみの前に、夕紀の幻が現れる。ここは賛否両論なんじゃねぇかなぁ。個人的には好きだが。
ちなみに夕紀の格好は麦わら帽子+体操着上+ジャージ下となっている。下半身はジャージだったか。

勝利確定後は一足早くEDを流して、みなみと夕紀の思い出のシーンに。何か急に百合アニメっぽくなって驚いたわ。

エピローグが丁寧だったのが好印象。基本的に原作通りだけど、映像と音楽が付くと、変わるもんだなぁ。
みなみが麦わらを被っていることにも注目したい。髪を下ろしているのは単に麦わらを被るためなのか、それとも夕紀の髪型にしているのか。

いやぁ、何だかんだで良い最終回だった。

総評

ってなわけで、ビジネス書風味の小説を原作とした『もしドラ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』全10話でした。

原作を上手く膨らませたなぁという印象。映像が付いたことにより判り易くなった部分もあると思う。

ギャグはやるならやるで、もうちょっとはっちゃけても良かった気もするけど。結局、スカッとまろやかスイカミルクって何だったんだよw

あと、4人のマネージャーがそれぞれに可愛くて満足したのは俺だけではない筈だ。みなみとハナエがイチオシです。
LOVE寄せがしっかりあれば、もっと良かったんだがなぁ。

これからはコミカライズや実写映画なんかが控えているけど、広がり過ぎていて手を出すとキリが無さそうなのでやめておきます。

燃:A+ 萌:A 笑:C 総:A+

第9話「みなみは大切なものをなくした」

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

アニメ,ソフトカバー

「今、必要なのは記録員ではなくマネージャーです。野球部を甲子園に連れていくための思いを一番持ったマネージャーが必要なんです」

まさか文乃がこんなアツい台詞を吐くとは……。

さて、第9回。みなみは夕紀が1年前に余命3ヶ月と宣告されたにも関わらず、これまで必死に生きていたことを聞かされる。
みなみ達の呼び掛けも空しく、夕紀は遂に息を引き取る。アニメでは生存展開に改変されてないかなぁと思ったけど、無理だったか……。
まぁ、サブタイ見た時点で判ってたんだけど。

ショックを受けたみなみは野球部の前で野球嫌いを公言し、逃げ出してしまう。
意外にも、それを追い掛けてきたのは文乃。無言で後ろから迫って、タックル仕掛けるって怖ぇよw

夕紀を失ったことショックも相俟って、決勝で苦戦する程高ナイン。だが、そこへみなみが駆け付ける。最大級の声援で。

ところで、みなみのイメージの中で、一緒に野球部を応援している夕紀もまた、体操着の着方が他の3人のマネージャーと違うんだな。彼女はジャージの上を着ていない。下はどうなってるか判らんが。

燃:A- 萌:A 笑:C 総:A

第8話「みなみはマネジメントのあるべき姿を考えた」
最終話「みなみは高校野球に感動した」

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (アニメコミック)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (アニメコミック)

アニメ,ソフトカバー

「スカッとまろやか、夏の味だもん!」

以前から、劇中でまめぐが歌う挿入曲が使われいて、その曲は浅野のお気に入りという位置付けだが、今回はアーティスト、玉川茉莉が声だけ登場。
更に、挿入歌が勝利の鍵となった。

社会貢献が実を結び、協力な応援が駆け付ける。でも、朽木(くつき)の盗塁時の歩数カウントで相手ピッチャーにプレッシャーを与えるのってモラル的にアリなの?

で、またもやプッシュされるスイカミルク。何やねんw

そしてクローズアップされる星出の因縁。この辺は次回の肝なのかな。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

幻冬舎文庫

阪急電車 (幻冬舎文庫)
著:有川 浩 表紙イラスト:徒花 スクモ

「付き合いはじめたきっかけだから。思い出すたび胸キュンだから、もうちょっと大事に取っておきたい謎だなあって」

わぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ。

幻冬舎文庫とか初めて買ったわ。
もっと寝かせておくつもりだったんですが、映画観に行った妹が、とっと読めや、このビチグソが!と急かすので、しゃーなしで優先消化。
よく見たら、前にも妹に急かされて読んだ本あったな。

買ったのは2011年の年明け。ちなうんですちなうんです!新年の勢いで買っただけで、映画化決まったから買ったわけじゃないんです!
「映画化!」とか書いてある帯が付いてる本を買うなんて超恥ずかしい!

本来なら、ハードカバーで出た時点で読んで、文庫落ちしたときにもっかい読むってのが理想的なスタイルなんだが、なかなか一般って手を出し難いんだよなぁ。
まぁ、キリがないってのもあるんだが。

表紙イラストは電撃ハードカバー『図書館戦争』シリーズでお馴染みの徒花さん。文庫落ちする前から徒花さんの表紙イラストなのか……?

もしかして俺の地元ネタなんじゃね?と思ったけど、俺がたまに利用するのは京都本線で物語の舞台は今津線だったワナ。おのれディケイド!
まぁ、京都本線だったからって、インドア派なんで、あ、ここ知ってる!とかなりませんけどね!

というわけで、今津線の各駅で繰り広げられる群像劇を描いた連作短編集。読む までは恋愛ものだと思ってたんだけど、それ以外もあって、おばちゃんの話!そういうのもあるのか。と油断したところをLOVE寄せの波状攻撃で殺されそう になるという。く、緩急をつけて攻めてくるとは……。有川さん、やるじゃない。

260ページ程度というと、MF文庫Jのデフォルトの厚さなんだけど、それにしてはかなりのキャラ数だと思う。もうちょっと深く、それぞれの人物のエピソードを読みたかったという思いもあり。

回想シーンがあっちゃこっちゃの時系列に跳ぶので、油断すると時間軸が判らなくなります。俺の理解力が足りないだけですねそうですね。

時江おばあちゃん格好良過ぎ惚れる。加えて、この本の中で一番可愛いのも時江おばあちゃん。異論は認める。
美帆ちゃんも可愛いんだけど、ちょっとあざとさが先に立つと言うか。まぁ、チョイスした台詞、美帆ちゃんのなんですけどね。

連作短編集のため瞬間最大風速は低いけど、読後感の良さはBATSUGUN。

映画は観に行くべきなのか。調べたら、近くで上映してるのTOHOシネマズ二条だけなのか。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

著者リンク
レインツリーの国 World of delight(新潮社ハードカバー、2006/09)
文庫版 空の中(角川文庫、2008/06)
三匹のおっさん(文藝春秋ハードカバー、2009/03)
シアター!(メディアワークス文庫、2009/12)
文庫版 フリーター、家を買う。(幻冬舎文庫、2012/08)
文庫版 植物図鑑(幻冬舎文庫、2013/01)
新潮文庫版 キケン(新潮文庫、2013/06)
新潮文庫版 ヒア・カムズ・ザ・サン(新潮文庫、2013/09)
文庫版 ストーリー・セラー(幻冬舎文庫、2015/12)
文庫版 空飛ぶ広報室(幻冬舎文庫、2016/04)
文庫版 旅猫リポート(講談社文庫、2017/02)
文庫版 キャロリング(幻冬舎文庫、2017/12)
文庫版 明日の子供たち(幻冬舎文庫、2018/04)
文庫版 アンマーとぼくら(講談社文庫、2020/08)
文庫版 イマジン?(幻冬舎文庫、2022/08)
文庫版 みとりねこ(講談社文庫、2024/04)

アニメ,ソフトカバー

「カスタードクリーム味にしてみたんだけど……駄目かな」

ここにきて、みなみが料理音痴だと判明するとはな……。良いキャラ付けだと思うけども。

さて、季節は巡り、4月。野球部は30人を越す入部希望者に嬉しい悲鳴をあげることに。しかし、設備面の問題もあり、全員を入部させるわけにはいかない。そこで、面接を取り行うことに……というお話。

レギュラー決定シーンでは、プレーに集中するためにキャプテンを降りた星出に代わり、二階がキャプテンに就任。このサプライズ就任に二階は嬉し泣き。はいはい貰い泣き貰い泣き。

回想シーンで、祐之助がハナエにケツを蹴っ飛ばされていて吹いた。だから、こいつ等どういう関係なんだってばよ。幼馴染みなんだろうか。

一方、夕紀の態度が少し引っ掛かる第6話でした。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(1) (ジャンプコミックスデラックス)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(1) (ジャンプコミックスデラックス)

ポプラ文庫ピュアフル

コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル)
著:村山 早紀 イラスト:早川 司寿乃(しずの)

「ここはね、なんでも売ってる不思議なコンビニなんだよ。このコンビニにくる人は、なにか大切な探しものがある人なんだ。大事なものを探していて、それを心の底からほしいと思っている人だけが、この、たそがれ堂にたどり着くのさ」

ポプラ文庫ピュアフル。妹とオカンが薦めているようは気配がしたので読んでみました。こういう機会でもないと、一般は読まんからなぁ。

元々はポプラ社から児童書として出たものが、ジャイブからピュアフル文庫へと文庫落ち。そこから更に発売元がポプラ社になり、ポプラ文庫ピュアフルとして新装版が刊行されたそうな。ややこしいな。
どうでも良いが、ピュアフルって単語が妙に恥ずかしいよな。初めて読んだわ。

帯に「体質によっては村山早紀にかぶれることもあります」って書いてありました。何、この注意書き、こわい。

村山さんは元々児童書畑の人なのね。

さて、たそがれ堂とは上述した台詞のように、大切な探し物がある人だけが辿りつける不思議なコンビニ。
人間に限らず、そこを訪れるもの達のエピソードを描いたハートフル連作短編集。
夕暮れ時しか開いていないのにコンビにとはこれ如何に。

にゃんこが人間化して飼い主に会いに行くのは何ともラノベチックでアレですなぁ。いや、多分俺がラノベ脳過ぎるだけだな。

コンビニの店員のイケメンは各エピソードの主人公とほんのちょっと絡むだけなんだけど、もうちょっと出番があっても良いと思うんだよなぁ。
何故か、俺の中でのイメージが電撃文庫『我が家のお稲荷さま。』の恵比寿になってしまう件。

物語の舞台は風早(かざはや)街という所なのだが、この街を舞台にした作品はこのシリーズ以外にもあり、著者曰く、それらの作品群をまとめて風早街サーガというらしい。何それ格好良い。
とは言え、他のサーガに手を出したくなるほどではないんだよなぁ。

燃:C 萌:B- 笑:C 総:B

アニメ,ソフトカバー

「名付けてノーバント・ノーボール作戦!」

大学生チームとの練習試合に臨む程高野球部。そこで監督は高校野球界に革命を起こすノーバント・ノーボール作戦の発動を命じる。

隠し味程度とは言え、夕紀と祐之助、みなみとジロちゃんにラブコメ要素を持ってきたのは好印象。
ただ、祐之助の背中を押した花江ェ……。結局、2人の関係は判らないままだな。

今更だけど、みなみ、文乃、花江でジャージの着方が差別化されてるのね。

今回で前半戦終了のためか、EDへの入り方が特殊な形式に。歌詞も2番に変更された模様。

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(1) (ジャンプコミックスデラックス)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(1) (ジャンプコミックスデラックス)

アニメ,映画,角川文庫

「手前は豆富小僧ですから一丁前ですぅ」

概要

京極夏彦さん原作の妖怪小説が日本初の3D長編オリジナルアニメ映画として登場。
予告映像見ても、残念ながら全然面白そうに見えなかったんだけど、T・ジョイ京都で上映してるし折角だしなぁと思い、観て来ました。
一体どういう層に向けた作品なのか知らんまま行ったんだが、親子連れだらけだった。

公開1週目なのに、午前中に上映が終わる回が無い不思議。そういうもんなのか?

キャラ

まず第一に、豆富小僧可愛くなくね?あれ、可愛く見えるように作ってあるんだよね?
にしても、豆腐のフレキシブルさは異常。どんだけ頑丈なんだw

三毛姉さんがまさかの二足歩行……だと……?記号的な造形にしてあるんだろうけど、何だか色気よりも不気味さが先立ってるような……。

キャスティング

メインどころは大体、俳優さんなんだけど、その中に平野綾がさらっと混じっていて、ちょっとイラっとしてしまった。
あの人は、どういうポジションになりたいのだろうかと、関連スレのまとめを見る度に思う。

ストーリー

豆腐小僧双六道中』だけでなく、ジュブナイル版の『豆富小僧』の要素も含んだ上でのオリジナルストーリー。
細けぇこたぁ良いんだよ!という感じの内容。あと、最後はお涙頂戴っぽく。

ラストバトルがデジクロスVSデジクロスだと思ったのは俺だけで良い。

映像

3D映像は確かに奥行き感はあるんだけど、それ以上は特に……。3Dって、こんなもんなのかなぁ。『アバター』とかだったら、もっと凄いのだろうか……。
そもそも、これって2D上映は無いのかな?

挿入歌

タイアップなのか何なのか知らんが、挿入歌がちょいちょい使われてるんだけど、内容に合ってなくないか……?しかも、すぐ終わるし。
唯一、狸達の宴の挿入歌だけは良かったと思う。

主題歌は内容と合ってるかどうかはともかく、曲単体として個人的には好き。と思っていたら、何故途中でED曲切り替えたし!?

パンフレット

ストーリー紹介が原作を意識して双六になってるのが凝ってる。前半は子供向け、後半はスタッフインタビュー等大人向けの構成。

まとめ

うーむ、ハードル低めにしといたんだけど、それでも駄目だったか……。
これは地雷認定かなぁ。

燃:C 萌:C 笑:B- 総:B

アニメ,ソフトカバー

「今の野球部に必要なのは、ずばり!イノベーションなのよ!」

今回は二階がメイン。選手としての実力に限界を感じた彼はマネージャーへの転向を決意する。
その絡みで、キャプテン星出もちょっとクローズアップされた。彼の登板回はもう少し後だっけ。

マネージャーとなった二階は他の部との連携を強め、野球部の強化を図る。
家庭科部がカップケーキ作ってたけど、カップケーキと言えば、ラッキースプーンですね、分かります。

ところで、今回は自室で、みなみが髪を下ろしているカットが。初出だっけな。

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

アニメ,富士見ミステリー文庫,角川ビーンズ文庫,角川文庫

「確かにお前は馬鹿だな。だが、自由だ」

グレヴィール警部のドリルにたかる虫に吹いた。時間が無くて、砂糖水で固めたかららしいが、こうなることを予測出来なかったのか……。
平然としてるのは開き直ったのだろうか。

で、ヴィクトリカとアブリル、ご対面でござる。アブリルが一方的に、って感じだが……。

そう言や、現在刊行中のビーンズ文庫版って、ちゃんと富士ミス時代のカラー口絵も収録してるのね。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第13話「愚者は己の代弁者を指名する」
第15話「二匹の怪物は心をかよわせる」

GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)
GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)