富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム (富士見ファンタジア文庫)

著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「ここは、そういう場所なのよ。人生と比較したら六年なんて一瞬のもの。でも六年って時間はやっぱり長いし、わたしたちはまだちゃんとしてないし、だからこそここの六年は大切だし、大切な時間にいい人に会えたら、それはやっぱり大切じゃない?」

約1ヶ月1週間の積み。7ヶ月振りの新刊。予定では3月だったらしいが、1ヶ月遅れて4月発売。
とは言え、『レジェンド』の文庫化が挟まってたりするから、どう記述していいのか分からなくなってきたぜ……。
表紙はツェルニに入学することになったクラリーベルがメイン。ここにきて、レイフォンにLOVEなキャラがまた増えますか。リーリンが恋のバトルロイヤルから退場したから、その代わりみたいなもんか?

さあ、第3部開始。リーリンとの決別から立ち直れないレイフォン。しかし、季節は巡り、出会いと別れのときが近づいてきていた。
何気にエドがレイフォンの男友達として登場している件。よく考えたら、レイフォンの同性の友人ってエドくらいなんじゃね?

学園都市特有の理由で、生活環境の変わる者も少なくない。それは一抹の寂しさを残すものでもある。丁度、この春に俺も生活環境変わったばっかりだから、共感してしまう。そんなええもんじゃないが。

そして、密かに、しかし確実に迫りつつあるツェルニの、世界の危機。未だ揃わぬ天剣。心の傷に苦しむレイフォン。個人的に動き出すカリアン。あまり明るい要素のないまま、次巻へ続きます。

次は『スプリング・バースト』。でもその前に、6月に『聖戦のレギオスⅢ 終わりなき夜光群(オーロラ)』と文庫版『レジェンド・オブ・レギオスⅡ イグナシス覚醒』が出ます。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

ライトノベル,雑記

何とはなしに榊一郎さんのブログを眺めていて知ったんだが、『ポリフォニカ』の『黒』シリーズでお馴染みの大迫さんが病気で亡くなったそうです。
そりゃ月刊『ポリフォニカ』も止まる筈だよ……。
あの気取った作風は決して好きとは言えなかったけど、それでも大迫さんは『ポリフォニカ』になくてはならない存在だったと思う。

今思えば、去年『』と『レオン』を一区切りさせたのは死期を悟っていたのだろうか。

いやしかしショック過ぎるわ……。謹んでご冥福をお祈り致します

アニメ,漫画

「目覚めた……ミサキが目覚めたわ……!」

冒頭ではメイド・ラテ、眼鏡っ娘DAY。また、店長が可愛いんだな、これが。俺、最近店長可愛いばっかり書いてる気がしてきた。実際書いてるんだが。

前半では雅ヶ丘学園の生徒を殴ってしまった男子生徒と共に、謝罪に赴くことになる美咲。言うべきことはきっぱりと言い切る会長が男前過ぎます。

後半では不自然な関西弁の雅ヶ丘学園生徒会長、五十嵐虎が登場。どんな高校生だよwと思わないでもない。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

会長はメイド様! 3 (花とゆめCOMICS)
会長はメイド様! 3 (花とゆめCOMICS)

HJ文庫,コミカライズ,角川スニーカー文庫,雑記,電撃文庫

今回は漫画は少なくて、

・とある魔術の禁書目録 <6>
とある魔術の禁書目録(インデックス) 6 (ガンガンコミックス)

のみを購入。

スニーカー文庫は毎月恒例の1日フライングで31日の月曜日に。そこから月曜補正で土曜発売。HJ文庫も出てました。特に買うもん無かったけど。ブツは、

・ミスマルカ興国物語Ⅶ
・ピーチガーデン 3.ラスト・コノテーション
ミスマルカ興国物語 VII (角川スニーカー文庫)
ピーチガーデン 3.ラスト・コノテーション (角川スニーカー文庫)

の計2冊。

ポンポン続きが出る『R-15』は今回、特に表紙の吸引力が強いです。
新シリーズ『MiX』の著者は『コードギアス』や『テイルズオブヴェスペリア』のノベライズでお馴染みの岩佐さん。ノベライズの人ってイメージしかなかったんだけど、昔はオリジナル書いてたのね。スルーしました。別に男の娘好きじゃないしなぁ。
R-15 裏切り者のさようなら (角川スニーカー文庫)
MiX! オトコの娘はじめました (角川スニーカー文庫)

来月の新刊ではザスニ100号記念として、アンソロジーが2冊同時発売。人気作家が短編を書き下ろすのかと思いきや、単純に文庫未収録作品を集めた本になるそうで。ゲ、ゲスい……。元から買うつもりだったから、構やしないんだけどさぁ。大丈夫なの、スニーカー?

HJの方では『六畳間の侵略者!?』がアニメ化したいプロジェクトを始動。PVとかを作ったりするらしいよ。『バカテス』のアニメを作ったシルバーリンクがやるらしいし、どう考えてもアニメ化だよなぁ。
これでアニメ化しないとか可哀想過ぎるわw
六畳間の侵略者!?5 (HJ文庫 た 3-2-5)

HJ文庫,ファミ通文庫,雑記

今月は公式発売日である30日が日曜のため、繰り上がり29日に。そこからデフォルトの1日フライングで28日発売。ブツは、

・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc5
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc5 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 た 8-1-5)

と、以前から買おうと思って忘れていた、

・はぐれ勇者の鬼畜美学(HJ文庫)
はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ) (HJ文庫)

の計2冊購入。

新シリーズ『キバセン!』と『くあっどぴゅあ』はスルーしました。スルーしたというか、存在を忘れていたw
キバセン! (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 ゆ 2-6-1)
くあっどぴゅあ (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 き 4-2-1)

『バカテス』アニメ2期は2011年放送予定だそうで。『伝説の勇者の伝説』の後番との噂。

来月の新刊で気になる、というか買うのは、いよいよ登場『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! add on』。『シルバーブレット』は1冊に収まらなかったか。

アニメ,漫画

第62話「ウソ」
第63話「橋の下の社員達」
第64話「秘書」
第65話「ディープな関係」
第66話「初めての…」
第67話「一人」
第68話「青い鳥」
第69話「荒川一発芸予選前」

「母性には勝てませんな……」

高井ぃぃぃぃぃいいいいいいい!!!!

おま、高井切な過ぎるだろ!軽く涙腺やられたわ!

というわけで、高井と島崎襲撃の巻。タイトルコールの背景はいつも通りに戻りました。やはり基準が判らない……。

今回はみゆきちのドS台詞が印象的。聞いているとゾクゾクしてくるw
延々マリアに罵られるCDとかないかな(ぇ

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A+

荒川アンダーザブリッジ (3) (ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダーザブリッジ (3) (ヤングガンガンコミックス)

アニメ,電撃文庫

「その姿はまさに伝説の首無し騎士」

ナレーションは何故か葛原。今回出番一切無かったのに……。何でだろう。今後、ナレーションを担当出来るほど目立つ回が無いんだろうか。

さて、臨也の雰囲気がどんどん悪になっていってます。確かに、このエピソードではあからさまに悪役だしなぁ。これまでのエピソードでは掴みどころのない人物って感じもあったと思うけど、今回はなぁ。

ストーリー自体はテンション上がりません。セルティが罪歌を手にした杏里をバイクに乗せているカットは格好良かったが。

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:B+

デュラララ!!×3 (電撃文庫)
デュラララ!!×3 (電撃文庫)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

生徒会の一存 3 (ドラゴンコミックスエイジ と 1-1-3)

原作:葵 せきな 漫画:10mo キャラクター原案:狗神 煌

「そんなにメディアの統一が好きなら、やってやろうじゃない!変形よッ!」

アニメでは会長が「メディアの違いを理解せよ」と仰っていたなぁ。

さて、アニメが終わっても終わる気配が無くて喜ばしいコミカライズ第3弾です。表紙は当然深夏です。

今回も漫画オリジナルの要素を混ぜつつ、原作にあったエピソードを拾っている。クオリティ高いなぁ。
何と言っても、絵が付いていることにより、本編よりもヒロインの可愛さが数倍増しになっているのが良い。本編読んでても会長とかはあんまり可愛いと感じないんだけど、コミカライズ版の会長は大変可愛いです。

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

富士見ファンタジア文庫

生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

カッコイイよね、明鏡止水!
主な使い方としては、「桜野流剣術 最終奥義……『明鏡止水!』」という感じだよ。
意味?意味なんてどうでもいいんだよ!無粋だよ!必殺技名に意味を訊ねるなんて、無粋にも程があるよ!反省して!この文章読む度に反省して!
明るい鏡が、止まる水なんだよ!意味なんて分からないよ!でも、カッコイイからいいんだよ!世の中、そうやって出来てるんだよ!大抵の漫画やゲームの必殺技名に、そんなに意味なんかないよ!結局字面だよ!字面が世界を制すんだよ!

約2ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。『黙示録』は半年振り。実はこれでシリーズ10冊目です。
表紙はスク水姿の真冬ということでボルテージMAXにならざるを得ない。更に口絵では知弦さんまでがスク水で、正直この段階でお腹いっぱいです。ついでに性欲を持て余す(ぉ
帯には凄く大きく「取扱注意」と書いてあり、その下に「よい子はおウチで帯をはずして堪能しようね!」って書いてあるんだけど、もひとつ意味がよく理解らん。食い込みと生足を堪能しろということなのだろうか……。
会長のスク水は失敗例などであるものかッ!!

初回生産限定で生徒会百合薔薇占いしおりが付いてます。俺は知弦さん×会長でした。

今回も書き下ろし量が半端無い。2/3くらい書き下ろしな気がするぞ。また、ドラマガの付録下敷きの裏面に掲載されたショートショートも完全収録。

『二年B組の移動』

書き下ろし。ドラマガに掲載された修学旅行編の続き。いつも通りの2年B組ですw

『二年B組の変身』

修学旅行編完結編。やはり書き下ろし。ドラマガ掲載短編から膨らます形で書き下ろしが追加されるのは嬉しいパターン。
この短編はずっと巡のターン!!外伝ではちょいちょい持ち上げられるけど、本編での存在感……(´・ω・`)

『始まる生徒会』

遂に語られる、碧陽学園生徒会人気投票システム誕生秘話。これは特に面白かった。ネタの挟み具合が絶妙、かつシリアス要素も挟みつつ、綺麗にオチへ持っていく手腕は流石としか言いようがない。

しかし、人気投票システムなんて、そういうもんですとさくっと流す部分だと思ってたぜ。しっかり語るとはな……。

『忍ぶ生徒会』

真冬がスク水でござる。どうでも良いが、プールの授業直後なのに、何故しっかりリボンをしているのだろうか……。まぁ、リボン取ったら誰や判らんかもしれんがw

まとめ

非常に高い水準で安定しているシリーズという印象がまた一段と強くなりました。タイトルの法則性が曜日なんだと今更気付きましたが何か?
後書きでは次は5月に本編に言っているが、本当は6月に『生徒会の八方』です。

いやしかし電車の中で、この本読んでゲヒゲヒ笑ってる俺きめぇwwwwwwwww

燃:C 萌:A+ 笑:A+ 総:A+

ガガガ文庫

羽月莉音の帝国 2 (ガガガ文庫)

著:至道 流星 イラスト:ニノ膳

「たしかに、あなた方は法に反することもしている。沙織をさらったことも許さない。やってることも、言ってることもメチャクチャだ。それでも、あなた方は間違っていない」「だからこそ、あなた方が俺に落とし前をつけるように、いずれ俺もあなた方に落とし前を要求する。覚悟をしておくことだ。俺の腕一本は高くつく」

約1ヶ月1週間の積み。隔月刊行。表紙は莉音に続き、沙織。何気にネコミミ装備ですよ。

さて、速水半導体工業を買収し、軌道に乗る革命部。どんどん動く金の桁が膨らみ、現実感が無くなっていくぜ……。
一見、読んでいて気持ちの良いサクセスストーリーなだけと見せかけて、ちょいちょい経済的な知識を蓄えられるようになっている心憎い構成も健在。

今回はやや中編連作集風味。中盤の沙織奪還の下りは燃えた。巳継もそうだけど、恒太格好良いよ恒太。
でも、これで巳継が沙織振ったら、えらいことになりそうだぜ……。その辺はなぁなぁで終わらすんだろうけどさ。

そしてヤクザ相手でも何とかなっちゃった革命部の前に大手衣料チェーン、アクアスが立ち塞がるのであった。圧倒的な経験の差を見せつけてくるアクアス社長、立花の前にハッタリだけで社長業をやってきた巳継に勝ち目はあるのか?というところで続く。おい、そこで続くのかよ!

どうせなら、今巻は中編連作集にしといて、3巻を丸々アクアス買収編にすれば良かったと思うの。

構成に多少の違和感は残るものの、ストーリーは純粋に楽しめる、良い作品だと思います。
次は7月。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A+