アクセル・ワールド08 -運命の連星-

アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:HIMA

「ああん、ういういったら相変わらず可愛いんだからっ!このままポケットに入れて持って帰っていいかしらっ!それともマスコットにしてダッシュボードに飾ろうかなっ!」

2011年6月の新刊。約2ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『ソードアート・オンライン』7巻からは2ヶ月振りということで、隔月刊行第15弾。
サブタイがアツいから困る。

さて、タクムを救うべく、《七の神器》の1つ、《ザ・ディスティニー》を着装しようとするハルユキ。
完全着装には至らなかったが、悪の心意から抜け出そうとするタクムの心意気、更にはチユリの協力もあり、遂にその心は闇の呪縛から解き放たれる。
下手したら、タクムの解放だけで1冊使うんじゃないかと思っていただけに、若干拍子抜けした感がある。とはいえ、これ以上引っ張られてもという気もするし、適切なタイミングかな。

明らかに外伝短編『遠い日の水音』に言及している場面がいくつかある。こりゃ近い内に水の《エレメンツ》が登場するか……?

で、帝城救出作戦です。《トリリード・テトラオキサイド》の協力を得たハルユキは第2段階の心意技に目覚め、見事、帝城から《アーダー・メイデン》を救出する。
結局、リードの正体は判らず仕舞いだったけど、一体何者なんだろうな。色々気になる発言をしてるんだけど、正体が判明する頃まで憶えていられる自身が無いぜ(ぉ

今回、《ブラック・ロータス》が《星光連流撃(スターバーストストリーム)》という技を使用している。
これもまた、『ソードアート・オンライン』のキリトさんの技なわけで、だから2人の間にはどういう関係があるんだよ!?

そして次は《アッシュ・ローラー》と一緒に心意技の特訓だぜ!と意気込んでいたハルユキを待ち受けていたのは《ISSキット》の闇がもたらした残酷な現実だった。
奇蹟の大勝利から、予想外な絶望のドン底へ。
って、また続くんかい!!5巻から数えると、もうシリーズの半分が《災禍の鎧》編なんですけど……。

恐れていた最悪の事態、《クロム・ディザスター》の再来。最早、白銀の翼が加速世界の空を舞うことはないのか。
誰もが絶望しかけたそのとき、あの王が立ち上がる。次巻、『アクセル・ワールド09 -七千年の祈り-』は2011年10月発売予定。巻末には初冬って書いてあるが。
これが勝利の鍵だ!「《グリーン・グランデ》
本当に災禍の鎧編終わるんだろうな……。

その前に8月に『ソードアート・オンライン008 アーリー・アンド・レイト』が出ます。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
アクセル・ワールド07 -災禍の鎧-(2011/02)
アクセル・ワールド09 -七千年の祈り-(2011/10)

著者リンク
ソードアート・オンライン007 マザーズ・ロザリオ(2011/04)
ソードアート・オンライン008 アーリー・アンド・レイト(2011/08)

電撃文庫

Posted by お亀納豆