ソードアート・オンライン008 アーリー・アンド・レイト

ソードアート・オンライン〈8〉アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

「「「シノンさん、マジかっけぇ━━━━━━!」」」

2011年8月の新刊。約2ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド08 -運命の連星-』からは2ヶ月振りということで、隔月刊行第16弾。
表紙はキリトさんと、まさかのヒースクリフ。いやいや、そこはアスナでいいだろ……。
近年のラノベとしては、ノベライズでもないのに男だけの表紙は相当貴重。やれるということは表紙の吸引力に頼らずとも売れるということでもあると思う。
総扉の《アルヴヘイム・オンライン》のアバター大集合のイラストが凄ぇ格好良いです。

さて、今回は様々な時系列のエピソードを描いた短編集。ものによって短編とは呼べない長さのエピソードもあるが。

『圏内事件』

アインクラッド時代のエピソード。既にアスナさん、デレデレやないか!というのはさておき、結構早回しだった1巻の展開を補完するような描写があるのが面白い。補完する意味合いを込めて書いたらしいけど。

『キャリバー』

《ALO》のエピソード。伝説級アイテム、エクスキャリバーをゲットするお話。
電撃文庫MAGAZINEの付録に掲載された『キャリバーSS版』を収録した上で、その後が語られるのかと思いきや、『SS版』から分岐する形でした。
ってことは『SS版』は文庫には未収録のまま終わるのかな……。

何故か、やたらシノンさんがヒロインプッシュな件。尻尾調教とかけしからん<やってません

『はじまりの日』

再びアインクラッド編。キリトさんが《SAO》がデスゲーム化した直後に何をしたかというお話。
ゲームのルール説明とか、クエストがどーのこーのとかに興味持てなかったら読んでも何一つ面白くないんじゃないかなーと思いつつ。

いや、俺はMMORPGには興味無いけど、こういうの読むのは好きですよ?不思議とやりたくはならないんだよな。普通のRPGなら、やりたいけども。

まとめ

後書きによると、後付け設定で書いているため、矛盾点がちらほらあるらしい。いや、全然気付かんかったけど……。
つーか、無理矢理でも何でもいいから、気付いんたらなら一応直せよ……と思う。

むしろ直さないんだったら、わざわざ後書きに書かなくて良いと思う。俺はそういうのを知ってしまったら若干とはいえ、萎えるタイプ。いくら話が面白くても。

次は2011年10月に『アクセル・ワールド09 -七千年の祈り-』、12月にこっちの9巻かと思いきや、何と12月には『アクセル・ワールド10 -Elements-』が発売決定。
ここにきて、遂に刊行ペースが変化するか……。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン007 マザーズ・ロザリオ(2011/04)
ソードアート・オンライン009 アリシゼーション・ビギニング(2012/02)

コミカライズリンク
ソードアート・オンライン -キャリバー-(2015/08)

著者リンク
アクセル・ワールド08 -運命の連星-(2011/06)
アクセル・ワールド09 -七千年の祈り-(2011/10)

 

電撃文庫

Posted by お亀納豆