“文学少女”見習いの、卒業。

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)
著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「大好きですっ!大好きです、心葉先輩!心葉先輩も、わたしのこと、好きになってください!」

2010年8月の新刊。約11ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。『“文学少女”見習いの、傷心。』からは8ヶ月振り。シリーズ通算14冊目。
よし、1年積みはギリ回避したぜ!<威張るな

さて、『見習い』編第3巻にして完結巻。今回は菜乃の親友の瞳にスポットが当たります。
菜乃は瞳を救おうと奔走する内、心葉が井上ミウであると知ってしまうことに。
今回はラストだからか、タイトルになっている短編は最後に回されています。

長編『“文学少女”見習いの、寂寞。』は前巻から続く形になっているが、読んだのが前過ぎて、続いていたかどうかも記憶が曖昧w

今回もビタースウィートというには結構重いお話ですよ。
とか思ってたら、表題作では琴吹さんも交えての、まさかのトライアングルラブコメだったでござる。
というか、がっちり振られたのに琴吹さんのタフネスパネェな。

最後は心葉が卒業して居なくなり、しんみりとした切なさMAXなオチかと思ってたんだけど、予想外に気持ちの良い切なさ、とでもいうべき幕引きだった。
遠子先輩との思い出を長編小説として書いたように、心葉は菜乃との思い出を短編小説として書き上げ、彼女にプレゼントしたのだ。

つーか、心葉、どんどんイケメンになってきてるな……。いや、菜乃視点で読んでるせいもあるのだろうけど。
ってなわけで、『見習い』編はこれにて終了。今後も菜乃に出番はあるのだろうか。

次は2010年12月に『“文学少女”と恋する挿話集』4巻、2011年4月に最終巻『半熟作家と“文学少女”な編集者』、5月に新シリーズ『“葵” ヒカルが地球にいたころ……①』、8月に『“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……②』。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
DVD付特装版 “文学少女”見習いの、傷心。(2009/12)
“文学少女”と恋する挿話集 <3>(2010/04)
“文学少女”と恋する挿話集 <4>(2010/12)

ファミ通文庫

Posted by お亀納豆