“文学少女”と恋する挿話集 <4>
「心葉先輩!大発見です~~~~!ジョバンニとカムパネルラは、ホモだったんですよ━━!」
菜乃、てめぇwwwwwwwww
『卒業。』読んだときの俺の感動を返せ。
2010年12月の新刊。約8ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『挿話集』は8ヶ月振り。シリーズ通算15冊目。
表紙はポニテの頃の美羽。最初、誰かと思ったわ。
さて、『恋する挿話集』第4弾にしてラスト。3巻で終わりかと思ってたら、もう1冊残ってたワナ。
今回もFBonline掲載の短編と書き下ろし、更に特典や無料配布物に書き下ろされた短編も収録。
流石にDVD特典まで収録というのは贅沢か。でも、数年後に書き下ろしも加えて、もう1冊くらい出そうな気もする。
ファミ通文庫でアニメDVDの特典小説が後々収録された前例ってあるのかな。
口絵にはFBonline掲載時のカラーイラストを収録。全部収録している……と思う。
『“文学少女”見習いの、発見。』
FBonline掲載。
『卒業。』読んだときに、あんなこと書いたら、のっけから登場したでござる。直前の遠子先輩のモノローグ台無し過ぎるw
『“文学少女”と物思ふ公達(ノーブル)』
FBonline掲載。何だかんだで心葉は遠子先輩のこと大好きだろw
『“文学少女”と幸福な子供(チャイルド)』
FBonline掲載。心葉がまだトラウマを強く残している高校1年の頃の話。普通に本編でやっていてもおかしくない話だよな。遠子先輩に癒される話だし。
『“文学少女”と騒がしい恋人たち(ラヴァーズ)』
FBonline掲載。遠子先輩はロマンチックなオチを期待していたのに、ライトミステリなオチだったでござるの巻。
主人公が暴走している間に事件が解決しちゃうって、京極夏彦さんの『今昔続百鬼』を思い出すな。
『不機嫌な私(ガール)と檸檬の君(ボーイ)』
FBonline掲載。心葉の妹、舞花がまさかの主役。本編では、ようじょというイメージしかなかったが、心葉が作家として稼いでいる頃には中学生になってるんだよな。
《それぞれの想い》
書き下ろし。美羽、芥川君、琴吹さん、姫倉先輩のその後が語られる。
美羽さんが琴吹さんを超えるツンデレに成長し、芥川君とイチャラブだった件。くっ、心葉にした仕打ちを考えると許せるものではないのだが、可愛いじゃねぇか……。
姫倉先輩の人生に関しては野村さんの中で、かなりの設定量がありそうだな。
まとめ
いつも通りの短編、趣向を変えた短編とバラエティに富んだ短編集でした。どこまでもスピンオフを作っていけそうだな……。
次は2011年4月に最終巻『半熟作家と“文学少女”な編集者』、5月に新シリーズ『“葵” ヒカルが地球にいたころ……①』、8月に『“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……②』。
巻末には『編集者』と『ヒカル』の告知が載っています。後者はまだ新作ってだけの告知だが。
あれ、もしかして最後って心葉の出番無い……とか……?
燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・“文学少女”と恋する挿話集 <3>(2010/04)
・“文学少女”見習いの、卒業。(2010/08)
・半熟作家と“文学少女”な編集者(2011/04)
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