鋼殻のレギオス18 クライング・オータム

鋼殻のレギオス18 クライング・オータム (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「行きなさい」
「あなたがそれを必要だと思った。それなら必要なのです。誰になにを言われようと、後から振り返って間違っていたとしても、あなたはそれを必要と感じた、それこそがいまここにある唯一の真理です」
「はい」
「わたしたちが最強だと、証明するのです」
「はい!」

2011年8月の新刊。約4週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
今回から最初に簡単な世界観説明が。『鋼殻のレギオス』『レジェンド・オブ・レギオス』『聖戦のレギオス』の関係がざくっと説明されている。
やっぱり判り難いって意見があったのだろうか……。

さて、謎の答えを求めて、崩壊した白炎都市メルニスクへと向かったレイフォンとフェリ。
まさか、ここで恋愛的なものが進行するのかと思いきや、別にそんなことはなかったんだぜ。

ヴァティ・レンの退場で、メイシェンに再び出番のチャンス!しかし、今回の展開で出番激減にとどめを刺したような気がするw

そして、半ばやっつけ展開とはいえ、遂に12人の天剣授受者が揃った。一度で良いから、女王を中心に全員集合イラストが見たいと思っているのは俺だけではない筈だ。

後書きでは、またまたエドとエーリが登場。この2人の出番はもっとあっても良いのよ。

この巻からスタートした天剣ロストエピソード・キャンペーン。その実態は表がドラマガに掲載された深遊さんの描き下ろしイラスト、裏面が雨木さんの書き下ろしショートショートになっている。

ショートショートの内容はドラマガのピンナップエピソードの内容を知ったレイフォンのコメントというもの。
え、もしかしてドラマガのピンナップ連載は文庫未収録のまま終わるのん?

今回はアルシェイラ&サヴァリス、デルボネ&ティグリスの2種……と思ったら、片方しか入ってなかったって人も結構居るみたい。
つーか、2枚入ってるなら、どっかにそう書いとけよ……。
公式サイトにはデルボネバージョンがレア扱いで紹介されてる。また、うろ憶えなんだけど、デルボネバージョンは表紙と総扉の間に挟まっていた気がする。これは機械で挟んだ場合には挟まらない場所だと思うので、別で店頭へ送られてきたものを店員さんが挟みこんでるって可能性もありそうだ。
2枚の紙質が違うのは、その辺の事情が関係してるのか。

次は2011年9月に文庫版『聖戦のレギオス1 眠りなき墓標群』、11月に『聖戦のレギオスⅡ 限りなき幻像群』、12月にこっちの19巻。
『聖戦』は書き下ろしがあるらしいが……。

燃:A 萌:A 笑:C 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス17 サマー・ナイト・レイヴ(2011/03)
鋼殻のレギオス19 イニシエーション・ログ(2011/12)

感想リンク
文庫版 聖戦のレギオス1 眠りなき墓標群(2011/09)