文庫版 聖戦のレギオス1 眠りなき墓標群

聖戦のレギオス1 眠りなき墓標群(グレイブ) (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「なるようになるということよ。なにもしなくてもね。でも、自分がなにかわかったときにまでなにもしなければ、あなたはただ流されるだけで終わるでしょうね」

2011年9月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。『鋼殻のレギオス18 クライング・オータム』からは連続刊行。
サブタイの「墓標群」は「グレイブ」と読みます。
Style-F版の刊行から2年半、案の定こっちも文庫化が開始です。表紙イラストはピンナップとして再録されている上に、深遊さんの挿絵が描き下ろしで追加。
オリジナルのときは巻数表記がローマ数字だったが、文庫版になって何故かアラビア数字に。

表紙はニルフィリアさんの生足!ニルフィリアさんの生足!

2回読んでも、やっぱりよく理解らない。何でディックが時間超えられるとかいう設定にしたんだろう。
普段の俺なら、時間を超えて歴史の様々なポイントで関わってくるキャラとか大好物だと思うんだけど、どうにも、このシリーズでは好きになれんのだよな。
あれか、時間移動がどうにも唐突だから駄目なのか。

いや、最早深遊さんのイラスト目当てでしかないので、問題無いんだが。

巻末に書き下ろし『ナイト=メア=ウォーカーズ01』を収録。リンテンスが天剣授受者になった経緯が語られる。天剣がメインの話は普通に面白いんだよなぁ。
こうしてみると、前世譚より天剣揃い踏みの外伝長編とか出した方が良かったんじゃないかと思う。

いやしかし、人体に侵入した汚染獣を人体を傷つけずに滅殺するとか鋼糸チート過ぎワロリンチョ
「01」ってことは毎巻書き下ろしがあるってことか。別に天剣縛りってわけじゃないのかな。

ロストエピソードもリンテンス。ようじょリーリンを抱えてるリンテンスさん微笑ましいw

次は2011年11月に文庫版『聖戦のレギオス2 限りなき幻像群』、12月に本編19巻『イニシエーション・ログ』、1月に『聖戦のレギオス3 終わりなき夜光群』。
刊行ラッシュ過ぎるだろ……。完全にオワコンになる前に、ガッと出しときたい気持ちは理解るが……。

燃:B+ 萌:A- 笑:C 総:B+

オリジナルリンク
聖戦のレギオスⅠ 眠りなき墓標群(2009/03)

シリーズリンク
文庫版 レジェンド・オブ・レギオスⅢ レギオス顕現(2010/08)
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム(2011/08)
文庫版 聖戦のレギオス2 限りなき幻像群(2011/11)