GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅣ〈上〉

境界線上のホライゾン4〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)

「ええ、点蔵様、今日は起きたときから、その……」
「点蔵様、━━おちんこでてましたので」
「そっちいっちゃったかあ━━!!」

2011年9月の新刊。約3週間半の積み。1年振りの新刊。1年振りと言っても、このシリーズ、1つのエピソードで普通の文庫7、8冊くらいあるからなぁw
買ったときは他にも優先消化しないといけないものがあるから、後回しで良いかと思ったんだけど、『』読んだらテンション上がっちゃって、早く続き読みたいお!ってなっちゃいました。10/8までに読まないといけない本が5、6冊くらいあるんですけど……。

今回も3分冊構成だけど、『Ⅲ〈上〉』が740ページだったのに対し、今巻は670ページしかない。もうこれくらいだと薄く感じるなw
片手で持てる内はいけるいける!

表紙は新キャラ、仙台伊達教導院の副長、伊達・成実。キャラ紹介には「しげざね」って書いてあるんだけど、本文では「なるみ」とルビが振ってあるという。
どっちで読むのが良いのだろうか。
何にしても、綺麗な表紙です。

これまでの上巻の表紙を飾っているキャラは全てアリアダスト教導院所属となっているが、この人も今回のエピソードの最後で転校してくるのだろうか。

キャラ紹介は新キャラ伊達・政宗と伊達・成実(なるみ)ということで、最早アリアダストの面々が紹介してもらえることはないのではなかろうか……。
世界観説明では、ユニコーンに続いて、ガルーダの絵面が酷いなw

今回も、これまでの粗筋は2ページにぶち込まれていました。「エロ不注意」とか「噛みコクり」とか書かなくて良いだろw
キャラ紹介が3ページあるのって、前からだったっけ?

この世界の季節がどうなってるのか全然判らんが、今回から夏服です。
さて、今回のエピソードは奥州列強、伊達、最上、上越露西亜(スヴィエート・ルーシ)との協働を目指す武蔵。
その裏で、他国の思惑も動いていて……というお話。

メインとなるメンバーはウルキアガ、二代あたりは確定として、後は義康、アデーレ、あたりか。
で、成実の登場によって、

満を持して姉キャラ担当の

出番で御座る!!

御座るっていうと、点蔵か二代みたいだが。
成実のキャラ紹介見たときから期待してたんですよ。

三国に派遣する外交官を誰にするかという至極真面目な話をしていたかと思いきや、おちんこでてたの話に急カーブする笑いのセンスが相変わらずだわ。
割断世界ホンダリアも二度ネタなのにジワジワくるし。

今回はいつも以上にイラスト方面が充実してる気がするなぁ。
アサマチのおっぱいとネイトのお尻とか実にけしからん、大変けしからん。
ペタ子こと義康は想像以上に、ぺったんこでござった。

あと、政宗が美少女過ぎて吹いた。御市様とかタマ子も可愛くて、ああもう僕はどうしたら良いのかと!
タマ子は一家に1人欲しい。

修学旅行なんてワードが飛び出してるんだけど、この状況で修学旅行なんぞ行けんのか。というか、そもそも、この世界観で修学旅行とかあんのか。

ストーリーに関しては難解過ぎてコメントが大変難しい。
いやしかし、このシリーズって訳理解らんけど面白いと思わせる力みたいなのがあるよな。

『終わクロ』のときは3巻だけが3分冊構成だったけど、今シリーズは今後3分冊がデフォルトになりそうな気配だなw
次は2011年10月に『Ⅳ〈中〉』、12月に『Ⅳ〈下〉』です。
『〈中〉』の表紙はアリアダストの2年生、大久保忠隣(ただちか)/長安だけど、この人、『〈上〉』では殆ど存在感無いんだけど、この後、劇的に活躍するのだろうか……。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-

シリーズリンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅢ〈下〉(2010/09)
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅣ〈中〉(2011/10)

電撃文庫

Posted by お亀納豆