仮面ライダー×仮面ライダーダブル&ディケイド MOVIE大戦2010

「俺は」
「俺達は」
「通りすがりの」
「二人で一人の」
「「仮面ライダーだ!!」」

ネタバレ注意!!正直、長過ぎてネタバレ部分だけ反転させるのが面倒臭過ぎる!ワード換算で八ページって、どんだけ書くねん俺!どう見てもまとめるスキルゼロです。本当に有り難う御座居ました。

経緯

例年、ライダーの映画は観たいなと思いつつ、DVDが出るまで待ってたんですが、『ディケイド』は完結編、『ダブル』はがっつり本編に絡んでくるということで、観に行こうと思い立ったのが十三日の就寝直前、二十六時半くらい。で、翌日の十時過ぎには映画館に居たという。

観るまで

公開三日目だったので、もっと早く行かないと席取れないかなと思っていたら、楽勝でした。
中に入れるようになった途端、モギリのところに凄ぇ列ができるから、うぉ、むっちゃ人居るやんけ!!と思ったら、全員『ONE PIECE』目当てで吹いた。ライダーの方に向かってるの俺だけでした。後から人来て、席半分くらいは埋まったけどさ。

客は幼稚園以下のちびっこと大きいお友達という構成。来場特典を要らないからと、大きいお友達がちびっこにあげている光景はハートフルと言わざるを得ない。

上映前の鷹の爪団によるマナー講座とかショートアニメとかが、やたら面白い件。吉田君のメス熊への喰い付きが面白過ぎたw

概要

タイトルは聞いてびっくり、「かめんらいだーかめんらいだーだぶるあんどでぃけいど」と読むらしい。「かめんらいだーだぶるあんどでぃけいど」だと思ってたぜ……。

冬の陣ということで、『ディケイド』完結編と『ダブル』エピソード0と二つの物語が交錯する『MOVIE大戦2010』という三本立て。

仮面ライダーディケイド完結編

まずは『ディケイド』から。いつも通りのテレビシリーズみたいに、「バーバン!これまでの仮面ライダーディケイドは!」から始まって、何だか安心した俺が居る。

テレビ版最終回から、少しだけ時間が経ち、士は夏みかん達の前から姿を消した。
士はフェイスが凶暴になったディケイド激情態となり、ライダーを倒しまくっていた。この激情態は他のライダーにカメンライドしなくてもアタックライドを使用可能な上、主役級以外のライダーのアタックライドも使用可能。カイザのサイドバッシャーとかG4の武器とか使ってました。

最初はVSスカイライダー&カブト。インビジブルで消えたままファイナルアタックライドで突っ込んでくるとか鬼畜過ぎるw
カブトの角が折れて、地面に転がってるシーンのゾクゾク感は異常。

倒したライダーはカードになっていたので、殺すというよりは封印していると考えた方が良いのかな。
士が眺めるカードの束の中には仮面ライダースカルのブランクカードが。僅かではあるが、『ダブル』の世界との繋がりが見えているのは面白いな。

士の傍には電波人間タックルに改造された少女ユリコが居た。この人の存在意義が全然理解らんかった。実は既に死んでいる存在とか言って、蜂女との戦いに勝利した後、消えるあたりが意味不明過ぎる。
パンフレットのインタビューでは『ダブル』に男性ゲストを出したから、『ディケイド』には女性ゲストって、もうちょっと何とかならんかったのか……。デス・ドーパントの影響でどうにかなっていたんだったら全く問題無いんだけど……。

VS龍騎&ブレイドでは、ブレイドをファイナルフォームライドでブレイドブレードにして、龍騎を真っ二つ。元に戻ったブレイドはディメンションキックで撃破。容赦無さ過ぎでえげつねぇ。

最後のライダーとなったユウスケは黒のアルティメットクウガで戦いを挑む。何で自らの意思でFFR出来んだよ……。設定ガン無視もいいとこじゃねぇか……(´・ω・`)
自分の生命と引き変えにディケイドを倒そうとするクウガだったが、敢え無く撃沈。

次に立ち塞がるのはキバーラに力を借りて仮面ライダーキバーラに変身した夏みかん。確か『ディケイド』放送開始直後に夏みかんがキバーラで変身するってネタバレがあったよな。まさか当たっていたとはなぁ。
よく理解らんのが、キバットみたいにガブってやってるわけじゃないんだよな。ファンガイア以外がキバット族の力で変身したら生命を削られる筈なんだが、そういった描写は一切無し。あ、そうか、噛みついてないから、魔皇力が注入されてないんだなと納得しようとしたら、パンフレットに魔皇力を注入って書いてあったorz
じゃあ、そもそもキバーラがキバット族ってのが偽装なんじゃないのかとも思うんだけど、キバーラの変身エフェクトはキバに近かったしなぁ。ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ、モヤモヤするぅぅぅうううううう!!
だから、設定の整合性をですね……。まぁ、何がしかがキバット族の姿を借りてるだけなのかもしれんけど。
そもそも、何でこのタイミングでキバーラが夏みかんに力を貸すのかって話ですよ。鳴滝様とか言ってたから、命令されたのかなぁ。
パンフレットには夏みかんだけがディケイドを止められるというのはキバーラに変身出来るかららしいって書いてあったけど、それもイマイチよく理解らん。
結局、夏みかんは一体何なんだよ。

自らキバーラに倒されるディケイド。ディケイドがライダーを破壊し、自分の力とした上で倒されることにより、世界の再生が達成されるという解釈で良いのか全然理解らんが、とにかくディケイドが死んだことにより、リ・イマジの世界が復活。死者まで蘇るというやり過ぎ復活っぷり。

一方、栄次郎爺ちゃんは屋台に飲みに来ていた。「琉ちゃんは来てないのか」って、ただの台詞かと思ってたら、『ダブル』でお友達の正体が明かされる構成。こういうギミックを入れてくるところは凄く良いんだけどなぁ。
で、屋台のおっさんが鳴滝という、これまた意味不明展開。イカとビールを出された爺ちゃんはスーパー死神博士として、鳴滝はゾル大佐として、大ショッカーの残党を集めて、スーパーショッカーを組織する。
もう、鳴滝は何がしたいんだよ……。自ら大ショッカーを再編することで、ディケイドに対抗しようとしたのかなぁ。
死神博士はネオ生命体なる存在を造り出す。

で、夏みかん達の記憶から再構成されて、士が復活。連続性とかを無視して、シーン毎に観ると凄ぇ良いものになってるんだけに、このgdgdっぷりが惜しい。
ワタルとアスムはかなりしっかり出て来てるけど、他のリ・イマジライダーもちょろっとだけ登場。タクミだけは大人の事情で出番無し。何か『ディケイド』出演直後からブログの更新が止まったりしてるとか何とか。

スーパーショッカーとの激突。鳴滝の「おのれディケイド!」は最早ギャグにしか聞こえないw
リ・イマジライダー総登場で大決戦。電王だけ、よく喋ること喋ることw
ディケイドがコンプリートフォームにチェンジすると、一斉にリ・イマジライダーもファイナルフォームにチェンジ。これは格好良かった。
電王はライナーじゃなくて、超クライマックスの方なのね。
キバーラが笑いのツボを押していて吹いた。

ネオ生命体が造り出した究極生命体ドラスを倒して終了かと思いきや、スーパークライス要塞が復活。更に、そこからマンモスメカとかいう馬鹿デカいメカが出て来て、うわああああ、ドカーン!→ガシャーン!→『ダブル』開始という。

これ、三部構成って知らんと観たら、びっくりするぞw

仮面ライダーダブル ビギンズナイト

風都イレギュラーズと共に、探偵事務所をクリスマス仕様に飾り付ける翔太郎達。そこへ依頼人が現れる。睦月安紗美と名乗った女性は、姉の恵里香と共に姉妹デュオとして活躍していた歌手だった。
依頼内容は海難事故で亡くなった姉を探してほしいというもの。というのも恵里香の遺体は見つかっていない上に、つい最近姉を見かけたと安紗美は主張する。
ウォッチャマン達が風都イレギュラーズっていうなんて、初めて知ったよ。

時系列としてはクリスマス間近だから、『Fの残光』の後になるのかな。

調査を開始した翔太郎と亜樹子の前にデス・ドーパントが現れる。応戦するダブルだが、そこにおやっさんが登場。仮面ライダースカルへと変身する。
戦うのを躊躇う翔太郎とおやっさんは死んだと割り切るフィリップ。ここで、亜樹子におやっさんが既に死んでいるということがバレてしまう。
更にダブルは敗北と踏んだり蹴ったり。

で、回想シーン入ります。とある人物の依頼でミュージアムから、地球のあらゆる知識をその身に内包した運命の子を救い出してほしいという依頼を受けたおやっさんは翔太郎を連れて、ミュージアムのビルに乗り込む。
このとき、おやっさんはダブルドライバーと六種のメモリの入ったケースを持っていた。これは依頼主から渡されたのだろうか。

侵入者の迎撃に現れたマスカレイド・ドーパントを倒すために、おやっさんはロストドライバーでスカルに変身する。<スカル>のメモリのロゴがとても格好良い件。
おやっさんは何処でロストドライバーを手に入れたのかという話。依頼主から貰ったのかもしれないけど、そうすると、おやっさんと依頼主は以前から知り合いだったということになる。仕事でメモリの力を使わないのがポリシーってことは、ある程度の期間、メモリを所持していたってことだろうし。

冴子はロストドライバーを見て驚いていた。やはりミュージアムから流出したものなんだろうか。

一方、翔太郎は動くなと言われていたにも関わらず、運命の子らしき人物を発見し、ふらふらと付いていってしまう。この人物こそが後にフィリップと名付けられることになる少年だが、彼はメモリの製造に携わっていた。
てっきり実験動物みたいな扱いを受けているもんだとばかり思ってたんだが。

翔太郎がおやっさんから預かっていたケースからダブルドライバーを発見したフィリップは大変興奮する。彼はダブルドライバーの設計思想を知らなかったから、流出したガイアドライバーの技術を用いて、ミュージアム外部の人間が造ったってことなのかな。
依頼主は園咲母ではないかと言われているが果たして……?確かに、琉兵衛の奥さんについては一切言及されてないな。

翔太郎ともみ合っている内に転送装置に入ってしまい、フィリップはガイアタワーへと転送されてしまう。
おやっさんと共にタワーへと向かう翔太郎。フィリップの保護には成功するも、おやっさんは凶弾に倒れる。
ここでいよいよダブル誕生。サイクロンジョーカーでちょっと戦うと、足場が崩れて落下。意識を失っていたフィリップの身体はファングメモリのライブモードが助けてくれた。あんなにちっこいのに凄いな。

一度変身を解除して、フィリップがメモリ形態になった〈ファング〉をドライバーにセットすると、翔太郎の意識がフィリップの身体に入り、ファングジョーカーへと変身。
もしかして、先にメモリをセットした人間が気絶することになるのか?
ミュージアムの知らないダブルドライバーで〈ファング〉が使えるということは、ダブルドライバーはあらゆるメモリに対応してるのか?それともガイアドライバー専用メモリのみ使えるんだろうか。
ファングだけ姿が大きく変わるのは元々ダブル用に開発されたメモリじゃないからだろうか。
テレビシリーズで、いずれ尻彦さんあたりにダブルのメモリを奪われて、変身されたりしないかなぁ。

ファングジョーカーはファングを身体から発現させる度に音声が鳴るようで小気味良いな。殆どお披露目程度で戦闘は終了。
普段、ファングジョーカーを使わないのは単にフィリップが外に出て来ないからか?

フィリップの名前はおやっさんが命名したことが判明。道理で日本人顔なのに、そんな名前なわけだ。

ビギンズナイトを思い出し、改めて自分達が何故ダブルとして戦うのかを考える翔太郎とフィリップ。
検索で闇と静寂の会という親睦会の主催者、ロベルトが怪しいということに。
早速殴り込みを掛けるが、再びおやっさんと対峙。啖呵を切って、スカルをぶん殴ってからの変身は素敵な熱血展開。

デス・ドーパントはおやっさんがダブルのウィークポイントだと理解していた。彼がそれを知ったのがどこからか、というのが結構ポイントな気がする。メモリを売ったのは琉兵衛なのは確定だけど、やっぱりこの人、全部知ってるんじゃないかなぁ。ダブルを泳がせているのもダブルドライバーのデータが集まってから回収すれば良いとか考えてそうだ。ダブルを挑発することを条件にメモリを売ったとかかなぁ。
そうそう、尻彦さんの回想シーンでは仲良く酒を飲む栄次郎と琉兵衛の姿が。

ここでデス・ドーパントの正体が明らかに。ロベルトの買ったメモリは〈デス〉ではなく、〈ダミー〉。だから、メモリを刺すときに音声が無かったのね。
ダミー・ドーパントの本来の姿は随分としょぼい。と言うかマネー・ドーパントのスーツの改造に見える。
こいつの能力はあらゆるものを限りなく本物に近くコピー出来る、といったところか。
おやっさんのコピーのときはロストドライバーとメモリもコピーだったってことか。メモリの二重使用は出来なそうだし。

ここで、〈ダミー〉のポテンシャルに目を付けた冴子、尻彦さん、若菜が登場。あれ、若菜、ノリノリでメモリ使ってね?ここは若菜の代わりにミックで良かった思うけど。
それとも『Fの残光』で若菜は再びメモリを手にするんだろうか。

やべぇ、三人の幹部出てきやがった!と思ったら、あっさりメタルブランディングで薙ぎ払ってた。尺があれば、ここでファングジョーカー出せた気がするけども。

ダミーはタイヤに擬態して、逃走。それを追うダブルってところで続く。

MOVIE大戦2010

二つの物語が合流する三本目。東映のロゴが出るところから画面が二分割になっているのが面白い。
で、分割線が取っ払われて合流。って、何でダブルはハードボイルダーで風都を走ってだけなのに、いつの間にかディケイドと合流すんだよ!!いつの間に世界を渡ったんだ……。
『ディケイド』があまりにgdgdなので、パラレルワールドと思いこもうとしたらしたで、ディケイドとダブルは面識があるという。一応、『オールライダー対大ショッカー』と繋がってるのか……。

オールライダーFFRとかハードマンモシャーとか、もう真面目に設定考察すんのが阿呆らしくなってくるハチャメチャバトル。ただ、映像的には半端無くクオリティが高いので、どうでもよくなってきましたw
綺麗に整列してのFFRには吹いた。

最後はネオ生命体がダミーと融合して、誕生したアルティメットDとの戦い。トリプルエクストリームでとどめ。
ディケイドのFFRでダブルがサイクロンサイクロンとジョーカージョーカーに分離。ジョーカージョーカーは遠目に見ると、デルタに見えるな。
って、ロベルト神父、メモリブレイクどころか死んでるよね……。

クライス要塞の崩壊に巻き込まれそうになっていた死神博士の首からは、<シニガミハカセ>のメモリが抜け出てきた。何……だと……?栄次郎爺ちゃんはメモリの力で人格変わってただけだったんだ……。そんなんありか。

最後には、別の世界のおやっさんが翔太郎に、帽子が似合っていると言ってくれる展開が。はいはい涙腺崩壊涙腺崩壊。
亜樹子との絡みはあんまり無かったけど、薄々おやっさんがもう死んでるって感づいてたのかな。

『ディケイド』の方は、俺達の旅はまだまだ続くぜ!エンドでした。

そしてEDの最後には<アクセル>のメモリを持つ青年が登場して終了。これは嬉しいサプライズ。

まとめ

きっとそうだろうなとは思ってたが、案の定、『ディケイド』の方はこまけぇこたぁ良いんだよ!エンドだった。いや、全然細かくねぇよ!!( 0M0)<ヤハリソウイウコトカ!
つーか、『ディケイド』最終回で流れた劇場版の予告って半分くらいイメージ映像だったじゃんか!!そんなんありか!
『オールライダー対大ショッカー』の方も観たら、ちょっとはすっきりするのかなぁ。
映像面は無茶苦茶凄かったです。

『ダブル』の方は凄く面白かったんだが、今後映画を観ていない人が損をする造りになっていたのが引っかかったかな。まぁ、文句言わずに、観に行きゃ良いんだけどさ。

パンフのインタビューとか観てると、これで『ディケイド』が最後だと思うと、クランクアップで泣いたとか何とか書いてあるんだけど、本当にこれで『ディケイド』が終りとはとても思えねぇ。『電王』の前例もあることだし。

今後も映画で二作品以上のライダーが出てくるときは橋渡し役で出てきそう。若しくは、「仮面ライダーネクストディケイド」とか。
『ダブル』の方は放映中に二本目の映画やるそうです。このタイミングで言えるってことは来年の黄金週間あたりか。
三本は無理って発言もあったけど、じゃあ、来年は夏にやらんってことか?あ、『超・電王』かな。

やっぱり平成ライダーは設定未開示の時期に、ああでもないこうでもないと考えているのが一番楽しいな。

燃:S 萌:B 笑:B 総:S-

映画,特撮

Posted by お亀納豆