戦う司書と絶望の魔王
著:山形 石雄 イラスト:前嶋 重機
「武装司書も、神溺教団も、君も、誰も僕を止められないのか。僕は、最大限に譲歩しているんだぞ。誰でもいい、僕を止めてみろと言ってるんだ」
「本当に誰も、僕を止められないのか。本当に僕は、こうするしかないんだろうか」
スーパーダッシュ文庫2009年7月の新刊。ハドむ氏が部室に置いていたのを借りてきました。本当はアニメが終わる前に最終巻とセットで読むつもりだったんだけど、予想外の事態が発生。
先日、風邪をひいたんだが、研究室の帰りに医者に寄ろうと思ったら、待ち時間に読む本持ってくるの忘れちまったぜファック!ってなって、急遽部室に寄って借りることに。結局、待ち時間無しに等しくて1ページも読まなかったんだが。
さあ、いよいよ終盤戦。前巻読んだの2年前の11月だぜ……。
絶望的なまでの力を持つルルタ=クーザンクーナ。彼が神にも等しき存在になった経緯と彼を取り巻く思惑が語られる。
何がびっくりするって、ルルタの仮想臓腑の中にはこれまで劇中で死んでいった人々の本が吸収されているので、まさかの人達が再登場ですよ。シャーロットなんて、直前にアニメ視てたから、すぐ誰か判ったけど、そうでなかったらモヤモヤするところだったぜ……。
で、ハミュッツはルルタを殺すために造られた存在だったという事実。チャコリーって、てっきりハミュッツが持っているウサちゃんのぬいぐるみの名前だとばかり思ってた。
そして仮想臓腑内でルルタの前に現れたのは誰であろう、あの恋する爆弾コリオ=トニスであった。
うおぉぉおおおぉぉおおおおおおおおおおお、ここでコリオを出してくるか!これはテンション上がらざるを得ない。
というわけで、既に発売されている最終巻が早く読みたくなってきました。
後書きではとんでもなく分厚くなったって書いてるけど、約330ページが分厚いとかふざけてるの?w
燃:A+ 萌:C+ 笑:C 総:A+
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません