デート・ア・ライブ11 鳶一デビル

デート・ア・ライブ (11) 鳶一デビル (富士見ファンタジア文庫)
著:橘 公司 イラスト:つなこ

『どういうことって言われても……折紙といえば精力剤、精力剤といえば折紙みたいなところあるじゃないか』

士道、そんな認識だったのか、仮にもヒロインの1人だぞwwwww
2014年9月の新刊。約3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は半年振り。
表紙は勿論、反転体の折紙。十香の反転体が有無を言わさない雰囲気だったのに対し、こちらは穏やかな表情を浮かべている。

さて、狂三の力により過去へとやって来た士道。彼はそこで〈ファントム〉と対峙することに。
以前に語られていた〈ファントム〉とは、どうにも様子が違うようだが……?更に士道の前に現した仮の姿がゲームオリジナルヒロインの凜祢なんだけど、一体どういうことなのか……。

今回はその辺に迫っていく展開なのかと期待したんだけど、折紙の方を優先したため、お預けされてしまう。おいおい、気になるじゃねぇか……。

流石に10冊も読んでいると、最早折紙の士道に対する好意はあって当たり前みたいな感覚になってきてたんだけど、ちゃんと理由があったのね。
まさか、ここで回収されるとはな……。

前回、あんな絶望的な引き方をしたのに、何だか結局いつもの折紙に戻ってしまったような……。
歴史改変の影響でまともになった折紙を抑えつけて、オリジナルの変態性を発揮する折紙さんェ……。

終盤には7巻と同じくカラー見開き挿絵が。何、反転体が出たらカラー見開き挿絵やっても良いみたいなルールなのか?

結局、士道に封印された折紙は新たなステージへと至る形に。取り敢えずは歴史改変で良い方向に流れたみたいだけど、まだ他のところに影響が出ている可能性は捨てきれないよな……。

ところで思わぬ形で、狂三の痛々しい過去を知ってしまった士道。指摘されるとムキになる狂三可愛いw
次は2014年12月に『アンコール』3巻。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
デート・ア・ライブ10 鳶一エンジェル(2014/03)
デート・ア・ライブ アンコール <2>(2014/05)
デート・ア・ライブ アンコール <3>(通常版)(2014/12)
デート・ア・ライブ12 五河ディザスター(2015/06)