ぼくのゆうしゃ <8>

ぼくのゆうしゃ (8) (ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:Nino

「信じろよ、トオル。俺達を。仲間を。大人を。お前が旅した━━この世界を」

2015年9月の新刊。約2ヶ月1週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。『ゲーマーズ!』2巻からは隔月刊行。
表紙から感じられる大団円感な。

さて、システムにトオルの願いは受理され、彼の存在は消滅した。残されたファルディオ達はある事情から新たな旅を始めるが……。

主人公不在で最終巻開始、途中で劇的に再登場って流れ、完全に『マテリアルゴースト』だったわ……。

これまでにトオル達が訪れた地域の人々も再登場して、最後の決着へ。まさかヴェリール村のゴムックスをもっかい持ってくるとは思わなかったぜ。
大ボリュームのページ数に相応しい怒涛の展開で、まさにクライマックス。

最後の最後でセシリアが正ヒロインアピールしたので、今度はセシリアが地球に来る話をやろう(提案)

総評

そんなわけで勇者の役目は女神様を起こしに行くことなファンタジア文庫『ぼくのゆうしゃ』全8巻でした。2年2ヶ月続いたのか。

出だしのノリが児童書臭かったので途中で打ち切られやしないかとヒヤヒヤしたけど、無事完結にまで辿り着けて良かった良かった。
無名な人がこんなの出したら、即打ち切りだろうからな……。

個人的にはもうちょっと中二臭い要素が強くても良かったと思うんだけど、これくらいマイルドなのがあっても良いかしら。

次は2015年11月に『ゲーマーズ!3 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム』。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ぼくのゆうしゃ <7>(2015/04)

著者リンク
ゲーマーズ!2 天道花憐と不意打ちハッピーエンド(2015/07)
ゲーマーズ!3 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム(2015/11)