【ラノベ感想】超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 4巻
「やるからには禍根は残すなよ?」
「骨も残すかよ」
2016年10月の新刊。約5日の積み。4ヶ月振りの新刊。『落第騎士』を挟まずに連続できたか。
表紙は勝人とルー。忍と葵よりも先に出るとは……。内容的には相応しい人選ではあるんだが、ちょっと意外。
さて、エルム共和国の樹立を宣言した超人高校生達。次なる動きはエルムの大きな柱となる独自通貨の発行。勝人達は経済の安定のため、周辺国家との通商会議に臨むが……。
そろそろタイトルに反して、流石の超人高校生達も余裕ではなくなってきた様子。4人の元帥の内の1人であるネウロもまた地球とは異なる異世界出身が明らかになり、司達の優位性が薄れてきたな。
また、この世界の住人の中にも驚異的な戦闘能力を持つ者が現れ始めて、結構綱渡り感が増してきた。
超人高校生達はいずれ元の世界に帰らなければならない身だから、いつまでも自分達が事を主導する立場ではいられないというのが絶妙に緊張感を出しているんだよな。
適度な緊張感と超人高校生達の采配による逆転劇が気持ち良い。その上で不穏な気配を漂わせるのも忘れない。良いバランスですわ……。
今回、才能の片鱗を見せたルー。暫くはまだ目が離せないって話だったけど、彼女が爆弾になる展開が待っているんだろうか。
そして物語は新たな舞台、ヤマト皇国へと。素敵な黒髪ヒロインクルー?
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 3巻(2016/06)
・超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 5巻(2017/06)
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