【ラノベ感想】りゅうおうのおしごと! 5巻(小冊子付き限定版)
著:白鳥 士郎 イラスト:しらび 監修:西遊棋
「あの子と一緒に傷ついて、一緒に泣いて、それでも一緒に立ち上がって、一緒に歩いて行くことは……九頭竜先生にしかできません」
熱い。
2017年2月の新刊。約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。『のうりん』13巻からは4ヶ月振り。今回の限定版は特典が小冊子だったので買いました。
限定版の表紙はアローハ感溢れるものとなっている。通常版の表紙は総扉で拝めるってことかな。
ピンナップのJSパジャマパーティー的イラストは、本編とほぼほぼ無関係なのかよw
さて、今回は八一の初の防衛戦。挑戦者は最強の名人ということで極限まで追い詰められた竜王が至るのは絶望の敗北か、希望の飛翔か……。
名人に3連敗を喫してからのシリアス展開が胃にキてキツイ。棋士って、みんな、こんなプレッシャーと戦いながら将棋指してるのかよ……。それでも将棋を好きでいられる奴だけがやっていける世界ってことなんだろうなー。
一局一局の棋譜を憶えているって、どんな脳味噌してんだよ。
あいと姉弟子はまだ自分達が精神的に幼い部分もあって、沈み込む八一に上手く接することが出来ない中で、桂香さんの聖母っぷりよ。
桂香さん、素敵なので、もっとイラストに出て来てほしいですねぇ。
姉弟子はハワイではBATSUGUNのヒロイン力を発揮していたのに、攻め過ぎたか自爆しちゃったな。惜しい。
シリアス展開が終了した途端、凄い勢いでギャグに急カーブするの笑うしかない。4ページも使って横断幕再現すなw
八一はロリコンダメ、ゼッタイ。みたいなことを言いながら、あいと滅茶苦茶イチャついてますよね……。
そして名人との決戦。大切な人達みんなが近くで、遠くで八一の支えになってくれる。何だこれ、完全に最終巻の熱さじゃねーか。
しかも後書きで、いきなり「5巻で終わりにしようと思います」なんて言うから、マジで最終巻かと思ってビビったじゃねぇか。
どうやら1巻の初動は芳しくなかった模様。『のうりん』が売れていて、かつあれだけのプロモーションをやってもかよ……。まぁ、将棋っていう題材が足を引っ張ったんだとは思うが……。
小冊子の方は、白鳥さんのコメント付き主要キャラクターデザイン集、ゲストイラスト、さがら総さんによる短編小説といった構成。
さがらさんは、むらさきゆきやさんと共同で『駒ひびき』とかいう将棋漫画の原作をやってたので、それ繋がりなのかしら。
本編では、なかなか報われない銀子が報われてそうで、やっぱり報われてないじゃねーか!
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・りゅうおうのおしごと! 4巻(通常版)(2016/09)
・りゅうおうのおしごと! 6巻(通常版)(2017/07)
著者リンク
・のうりん 13巻(2016/10)
りゅうおうのおしごと! 5 小冊子付き限定版 (GA文庫) | |
白鳥 士郎 しらび
SBクリエイティブ 2017-02-14 |
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