【ラノベ】俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 15巻【感想/ネタバレ】

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著:裕時 悠示 イラスト:るろお

とてつもない幸福感がこみ上げている。
いつも一方通行だった俺が、
ずっと独り相撲だった俺が、
誰かに、こんなにも、理解されるなんて!

きつい。

2020年9月の新刊。約2日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はここにきてまさかのカオル。それだけならまだしも完全に別ジャンルで学園ダークバトルファンタジーから来ました、みたいな絵面である。窓枠を越えてこちらへ来ようとしている構図も意味深だよねぇ。
劇中でのカオルの心情を表しているようで。君達がルールという枠を越えるなら僕も、ってか。

これ、全巻を平積み/面陳にして未読者の興味を惹きつけようぜ。まぁ今更そんな優遇した陳列をしてくれる店があるとは思えないけど……。
いやしかし、こういう不意打ち嫌いじゃないわ!

さて、近付く鋭太の推薦入試の日。この日のためにやれることは全てやった。推薦を勝ち取った時点で合格は確実。後は試験官の股関節でも外したりしない限りは順風満帆な筈だった……。

少しずつ漏れ出してくるカオルの本音が自演乙の面々に迫ってくる。今回はまだ具体的な動きは見えないけど、真涼の父親と接触したりととんでもない爆弾を放り込んできそうな気がする。

で、鋭太の受験なんですが。いやね、まだ中盤なのにどうにも調子良く話が進行するから、上手くいかないんかなという不安はあったんですよ……。
それがまぁ、本当にこんな結末ってあるかよ……。鋭太が何をしたっていうんや……。

当然、ハーレムのメンバーが黙っている筈もなく。しかしもたらされたのは決定的な亀裂。今まではどこか修羅場という言葉をハーレムもののネタとして面白おかしく演出していたような部分があったけど、ここにきて本当の修羅場がやって来た。

そして真の意味で鋭太の理解者となった真涼。正直、ここ数巻くらいのノリだとハーレム万歳!みたいなオチになるんじゃないかと思っていたが、これは分からなくなってきやがったでぇ……。
今回、最後の100ページくらい、凄いパワーで感情に訴えかけてくるやん……。震えが止まらんかった……きっつ……。

後書きの感じだと、カオルは当初は実は女の子でしたポジションの予定だったっぽいね。それが変更されて男性になったということみたい。どのタイミングでそうなったのか気になるところですね。
次は2020年10月に『レネシクル』7巻。

燃:A+ 萌:A- 笑:A- 総:S

シリーズリンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 14巻(2020/05)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16巻(2021/03)

著者リンク
踊る星降るレネシクル 7巻(2020/10)

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 15 (GA文庫)

GA文庫

Posted by お亀納豆