【ラノベ感想】豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい【1巻】
著:合田 拍子(あいだ・りずむ) イラスト:nauribon
「……スロウ様。気付いてないと思いますけど、鼻息荒くて本物のオークみたいに見えますよ?」
ファンタジア文庫2017年2月の新刊。約1日の積み。第1回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作品。
このコンテストはカクヨムに投稿した作品を登録することで応募となるコンテストらしい。
ドラマガの特集を読んだら、ちょっと気になってしまったので購入。
nauribonさんは『鳩子さんとラブコメ』でファンタジア文庫登場済か。
ある日、自分が「シューヤ・マリオネット」というアニメの脇役スロウとして転生していることに気付いた主人公。スロウとしての人生の記憶と、この世界をアニメとして認識している知識を合わせて、大切な従者の少女シャーロットを守ることに……。
豚公爵と蔑まれ、どうしようもない野郎であるスロウが好きな女の子のために努力する、みたいな紹介がされていて、おっ、転生とは言ってもチートじゃないのか。なら面白そうかなーと思って、手に取ったら、やっぱりチートなんじゃねーかw
まぁ、それは良いとしてもイマイチ、スロウがシャーロットを好きである理由がピンとこないんだよなー。
イラストはかなり可愛いと思うんだけど、シャーロットってヒロインの魅力が上手く伝わってこないというか……。繰り返し言うが、イラストは可愛い。
スロウのデザインも絶妙なバランスになっており、豚公爵といってもそんなに嫌悪感の湧くようなデザインではない。ここから痩せていくって話だけど。
口絵ではちょっと格好良いまである。
後は構成の問題かなぁ。基本、スロウの一人称なんだけど、中途半端に他のキャラ視点の三人称になるから混乱してしまう。
うーん、これから益々きな臭い展開になっていきそうだけど……。個人的にはシャーロットといちゃいちゃしてくれれば、それで良いのだが……。
やはりなろうの流れを汲むと、成り上がり要素は必要ということか。
2巻は2017年4月発売予定。イラストに免じて、もう1冊だけ買ってみるか。
燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A-
イラストリンク
・デキる神になりますん(ファミ通文庫、2012/03)
・やましいゲームの作り方(ガガガ文庫、2012/12)
・セントレイン戦記1 ~七戦姫と禁忌の魔剣士~(オーバーラップ文庫、2014/11)
・勇者が魔王を倒してくれない(GA文庫、2015/02)
第1回カクヨムWeb小説コンテストリンク
・愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?(ファミ通文庫、2017/03)
・始まりの魔法使い1 名前の時代(特別賞、ファンタジア文庫、2017/05)
豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫) | |
合田拍子 nauribon
KADOKAWA 2017-02-18 |
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