【映画感想】劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング
「ノーコンティニューでゲームを創るぜ!」
概要
公開時期自体は例年通りなんだが、久し振りにテレビシリーズの終了時期が8月いっぱいになったことで特別な意味が生まれた。そう、真の最終回先行公開である。
このテの展開は『龍騎』の時にあったよな。あの時は結局パラレルワールドだったが、今年はパラレルでも夢オチでもないと事前に明言されている。
脚本は勿論、高橋さん。
導入
新種のゲーム病に感染し、次々と昏倒していく人々。その裏には暗躍する忍者プレイヤーの姿が……。
病院にも現れた忍者プレイヤーとの戦い。ちょっと生身で戦ってからの変身はワクワクしたよな。
ポッピーの変身は久し振りに見た気がするな。もっと活躍しても良いのよ。
仮想の運動会
おいおい、ニコに体操着を着せてランドセルを背負わせるのは絵面的に相当な背徳感があってアウトでしょ……。
最初に運動会と聞いたときには、おいおい大丈夫かよ……と思ったもんだが、普段のキャラが上手く崩れていて面白かった。ピッツァ切除手術じゃねーよw
新社長
幻夢コーポレーションを新たに率いるのは誰あろう、あの作さんであった。まぁ、他に視聴者が知っている範囲で適任がいないんだけどもw
作さんとしてはとんでもない大抜擢だよなぁ。
後ろに「ボーズオブテラー」のポスターがでかでかと飾ってあるの笑うでしょ。あそこに飾ってあるってことは発売決定したってことなのかな。
ジョニー・マキシマ
外資系ゲーム会社マキナ・ビジョンの社長。ボスとしての風格はBATSUGUN。ハッキング等も平然とやってのけるその手腕は、これまでもあくどいことを色々とやってきてそうだよな。
「葱」は「忍」と勘違いしてたのかw
よく理解らなかったのが、最初からバグスターだったみたいなことが言われていたけど、バグスターが幻夢を利用してゲムデウスの力を手に入れたってことだったのかしらん。
南雲影成/仮面ライダー風魔
ハリケーンニンジャガシャットで変身するマキナ・ビジョンのライダー。ガシャットの名前が完全に『忍風戦隊ハリケンジャー』じゃねーかw
南雲さんのスタイル、全身黒ずくめで皮手袋とか絶妙に厨二心をくすぐりよる。
彼の持つドライバーとガシャットは幻夢コーポレーションをハッキングして設計データを盗んで作ったとのこと。
どうやってマキナ・ビジョンにドライバーが渡るのかと思っていたが、普通にハッキング出来ちゃうのかよw
いや、正宗がいなくなったからこそハッキング出来たのかもしれんが。
南雲を病院へ連れて行くためバイク形態へ変身するレーザー。今でもバイクに変身出来たのか……。プロトガシャットじゃないものを使ってるのかな。
仮面ライダーエグゼイドクリエイターゲーマー
黎斗が開発したマイティクリエイターVRXガシャットで、永夢が変身した姿。VR空間での変身が可能という特別なガシャットであるためか、アクションゲーマーからのレベルアップではなくタドルレガシーと同じくレベル1をすっ飛ばした変身となっている。
腰のマント?が付いたことで特別感が出ていますね。戦い方は武器や足場を描き出して、それを使って攻撃するというもの。演出のセンスが問われる能力ですわ……。
遂にゲーム製作側となるガシャットの登場か……と思ったが、よく考えたらこれはツクール系ゲームのガシャットということなのね。
テレビシリーズとの関係
公式がやたら関係が判っても言わないで!みたいに煽っていた割には特に眼を剥くようなポイントは無かったような……。
普通にテレシリーズの最終回から直結しそうなんですが……。
黎斗が衛生省に拘束されていて残りライフ2なのも特に違和感が無い。今のテンションでテレビシリーズが進行したら、まぁそうなるだろうなという感じ。
映画の中で1回ゲームオーバーになって残りライフ1になったが、その先にこれといってピンチや大活躍があるわけでも何でもなかったぜ!やったー!
いや、ゲムデウスの活動を抑制していたんだが、絵的に全く映えない役割だったんだよな……。
新檀黎斗から檀黎斗神に進化していたのは流石に草。
貴利矢がCRの白衣を羽織っている意味は説明されなかったけど、別に本編終了後にCRのメンバーとして正式に活動するようになったってだけではないんだろうか。
EDで最終回っぽい演出をやって誤魔化しにきてる感じ。ただ、大我とニコが半端なくイチャついてたのはオイシイ。虎のお医者さん可愛過ぎかよ……。
仮面ライダービルド
今年はED後に登場する方式。『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』の時もED後にトッキュウジャーのお披露目があったが、あの時は本編のエピローグという位置付けだったのに対し、今回は完全に別エピソードといった扱い。
謎のバグスター大量発生にダブルアクションゲーマーで立ち向かう永夢とパラド。そんな2人の前に現れたのはウサギと戦車という有り得ない組み合わせで戦う仮面ライダービルドだった。
台詞は沢山あるが変身前の姿は登場せず。エグゼイド達と軽く戦闘。フォームチェンジでゴリラモンドフォームに。
有り得ない組み合わせというポイントを散々アピールしていながら、2つ目のフォームにして超有り得る組み合わせが出て来るのは何なのかw
フォームチェンジのときにプラモのランナーみたいなエフェクトが出て来て合わさるのメカメカしくて格好良いな。
ビルドがエグゼイドの名前の由来を解説していたのが新鮮。まさかこんなタイミングで劇中でネーミングの由来が説明されるとは……。
自分でビルドの意味も喋っていたが、もしかして彼は色んな言葉の意味を解説するキャラになるんだろうか。
クレジットによると脚本監修が入っていた模様。
これはあれか、冬映画の導入になっているのか、はたまたテレビシリーズ最終回のコラ編への振りなのか。
まとめ
『プリキュアドリームスターズ!』に続いて、公式がハードルハイパー爆上げ案件でしたね。
クッソ高いハードルを設置していたら、その横を平然と歩いて通られた感じ。「えっ、これ超えないといけないんすか?」みたいな。
ここにきてゲストのドラマがメインになってしまったのが痛い。ゲストのキャスティング自体は良いものだったんだけど、これまでほぼほぼ主要キャラだけでストーリーを回してきた『エグゼイド』だけに何だかなぁ、と。
個人的にはOPを流してくれなかったのとフォームチェンジが少なかったのがマイナスポイントだな。
レベル3~5のゲーマーは一切登場せず。
全体的に雨が降ってるシーンが多かったよな。自然の雨でやむなく撮影したのかと思いきや、そうでもなさそう。
やはり最終章先行公開という謳い文句が良くなかった。それさえなければ、あーいつもの夏映画ね、で終われたと思うんだ。
CMで揃い踏み変身をやっていたのも期待値上げちゃったよなー。あれ、中盤の1シーンだったからな……。
テレビシリーズの中盤くらいまでは何人かは最終回を迎えられないキャラがいるんじゃないかと思っていたが、意外とみんな生き残ってるんだよな……。
そこまでハードな展開じゃないのかと、はたまた盛大などんでん返しが待ち受けているのか……。
次の映画は勿論、冬。12/9に『平成ジェネレーションズFINAL(仮)』。まだ2作目なのにファイナルで草。果たして前作の密度を超えることが出来るのだろうか……。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
同時上映リンク
・宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲
本編リンク
・仮面ライダーエグゼイド 第41話「Resetされたゲーム!」
映画リンク
・劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間(2016/08)
・仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦(2017/03)
・仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー(2017/12)
・劇場版 仮面ライダービルド Be The One(2018/08)
仮面ライダーエグゼイド DXマイティクリエイターVRXガシャット | |
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