【映画感想】仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー
「少し太った?」
概要
昨年の『平成ジェネレーションズ』が超豪華キャストだったので、流石にこれは超えられないだろう……と思っていたら、もっと豪華になって『FINAL』をやるという。
というか2作目にして『FINAL』とは……。
キャストがキャストだけに朝一の回でもそれなりに人がいた印象。
スタッフ
上堀内監督は映画初監督ってことでOKなのかな。最近めきめきと存在感を強めている印象がある。
脚本は当然のように高橋さんと武藤さんである。こんなん絶対間違いないやつやんけ。
時系列
『ビルド』は14話と15話の間の出来事とパンフレットに明記されている。映画である程度、14話がどういう落とし所になるかが判るな。
レジェンドは当然本編後なんだが、『フォーゼ』だけは『MOVIE大戦アルティメイタム』の直前となっている。その後だとフォーゼドライバー消失しちゃってるからな……。
導入
エグゼイドの成分を採取するビルドの姿を夢に見た戦兎。そんな彼の手にはエグゼイドフルボトルが握られていた。
いきなりがっつり『エグゼイド』夏映画から繋げてきたな。
戦兎はボトルを握っていたから自分の記憶には無い戦いを夢に見たんだと言っていたけど、どう考えても中身が葛城巧だからだろ……。今回の映画のラストでは龍我もその可能性に気付いた模様。
『エグゼイド』に客演していたビルドは葛城が変身していたと考えて、ほぼほぼ良さそう。
エグゼイドボトルを浄化したところ、ドクターフルボトルとゲームフルボトルに変化。これを使用することでビルドはエグゼイドフォームへ変身。ドライバー以外は完全にエグゼイドの姿そのまんま。
変身エフェクトで一瞬、ドクターとゲームのハーフボディが映っていたっぽい。ちゃんと見たかったらガンバライジングをやれってことか。
何だよボトルの神様って。ロマンスの神様かよw
2つの世界
『ビルド』の設定を初めて見たときに、他作品と絡めるのが凄まじく面倒そうだと感じたけど、しっかりパラレルワールド設定にしてくるとはな……。
今回の映画開始時点までは時間の進み方が異なっており、ビルド世界では2年が経過した間にエグゼイド世界では僅か1週間しか進んでいない。
マスター
渋い出で立ちなのに、何処かおちゃらけた感じ。そのくせ、影も感じさせるとか抱かれたい感強過ぎでしょ……。
ネビュラバグスターの出現に戸惑う戦兎達にアドバイスするために登場。14話で戦兎達の前から姿を消すことが予想される。
マスターはプレゼントとしてフェニックスフルボトルとロボットフルボトルを置いていった。
仮面ライダービルドフェニックスロボフォーム
不死身の兵器。劇場先行登場枠。鳳凰の尾みたいなヒラヒラが背中にいっぱい付いてましたね。アクション時にからまって動きづらそうに見えなくもないw
ビルドガシャット
『エグゼイド』最終回で黎斗が作っていたアレ。こいつを使うことにより封じられた変身能力を取り戻すことが可能。
ただしゲーマドライバーのスロットを1つ使うことになるのでレベル2でしか戦えない。ビルドガシャットの力でレベル3にはなってるのかもしれないが……。
最初はビルドガシャットの力を独占するつもりだった黎斗だが、御成の説得により変心。御成と黎斗の絡み、実質ただのコントで面白過ぎるでしょwwwwww
1時間くらい見てたいwwwwwwwww
ちなみに本物の神である紘汰との絡みはお互いの火傷を恐れて、初めから想定しなかったとのこと。
コラなんかも作られていたし、是非絡んでほしかったが……。
この映画で『トリロジー』に繋がる黎斗の心境の変化があったらしいが、そんなに悪い方向に振れたようには見えないな……。
このガシャットが出て来るまでは変身せずにガシャコンウェポンを振り回していた飛彩達だったが、やっぱり生身アクションは坂本監督に分があるかな。
最上魁星/カイザー
かつて東都先端物質科学研究所で平行世界について研究していた男。あの葛城が助手を務めていたという。
カイザー(レフトカイザー)とカイザーリバース(ライトカイザー)が合体してバイカイザーに。実質、仮面ライダーみたいなデザインだよな。ストレートに格好良い。
ビルドとカラーリングやデザインに共通点が多いのは結局、最上と葛城が一時とはいえ同じ研究をやっていたからなのか。
最上が変身に使っていたアイテムはトランスチームガンのリカラーかな?セットしていたのはフルボトルではなく、ギアエンジンとギアリモコンとかいう小物アイテム?
火野映士/仮面ライダーオーズ&アンク
俺が一番好きなライダーだけに、この登場は嬉しい。しかもぽっと出じゃなくて、ちゃんとしっかり背景を押さえた上での登場だからなぁ……。
どうやら渡部さんが脚本を監修した模様。成程なぁ。だから『OOO』本編をリスペクトしたシーンが散見されたのか。
・空を落下しながら手を伸ばす映士
・アンクの声でタジャドル
・アンクのメダルが砂山の上に落ちる
等々。懐かしいシーンの数々。
アンクが復活する理由も納得出来るものになっている。
あっ、予算があるときしか出て来れないガタキリバさんじゃないですかー!
他のライダーが最強フォームにチェンジする中、オーズはタジャドルのまま決着。電王の最強フォームがクライマックスフォームに変わったみたいに、こちらもタジャドルを最強フォーム扱いとするつもりなのか。
スペックよりもアンクと一緒に戦っているっていうシチュエーションが強い。
これはCSMも馬鹿売れしますわ……。
如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ
『MOVIE大戦アルティメイタム』で描かれた5年後の世界。それが現実で5年経過した今、再び描かれるというのは色んな偶然が重なった奇跡だよなぁ。
アストロスイッチもいくつか使ってましたね。ジャイアントフットとチェーンアレイとか、これまたえらいマニアックなものを……w
復活したホロスコープスは、スコーピオン、ヴァルゴ、レオ、キャンサーの4体。何故リブラはハブられたのか……。
葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武
鎧武は去年、ライブラリ出演だった雪辱を晴らす形か。
きっちり神の姿でのカットも。当時とは髪型が異なっていて、大人っぽくなったかな。
彼だけはビルド世界に現れていたけど、平行世界にもアクセス出来るってことなのかしらね。
神としてオイタが過ぎる奴は見過ごせないって感じでしたね。
変身ポーズの時の「ウルァ!」っていう掛け声をしっかりやってくれて嬉しい。カチドキアームズと極アームズに変身。
やっぱカチドキのフラッグアクションいかすぜ。
天空寺タケル/仮面ライダーゴースト
ノベライズの後日談編の直前くらいかな?図らずも3年連続で登場か。他の撮影の都合か、タケルは黒髪になっている。これはこれで良いんじゃないか?派手派手しい上着の色と良いバランスになってると思う。
ゴーストチェンジはニュートン魂のみ登場。後はグレイトフル魂とムゲン魂。ゴーストはムサシ、ノブナガ、グリムを召喚。ああ、ゴースト、スペクター、ネクロムから1体ずつ召喚してたのか。
脇役達
ストーリー構成の都合上、『ビルド』サイドでは戦兎と万丈以外のメンバーが割を食った感じか。
幻徳は一応出番はあるが、ごくごく僅か。内海に至っては当然出番無し。
そんな中、龍我が仮面ライダーとしてどうあるべきかを先輩達の生き様を見て成長していく様がしっかり描写されている。
お祭り映画でありながら、しっかり本編にも影響を及ぼしているシナリオ、ほんと凄いわ。
『エグゼイド』サイドは人数が多いこともあって、やはり出番が少ない人が多い。貴利矢さんだけ変身完了するまで後ろ向いてるのかっけぇ……。「思ったより高ーい!」は笑うw
パラドの永夢に対する反応がいちいちホモホモしくて困る。
財団X
またも暗躍する奴等。しかし今回も暗躍にとどまり、表にその姿を現すことは無かった。最上のスポンサーという立場か。
上堀内監督は劇中で主題歌を流すタイプじゃないし、基本的に東映は昨年との差別化を意識するから去年の主題歌ラッシュがあったなら今年は無いだろうなーと思っていたけど、やっぱりありませんでしたね。
各レジェンドライダーの活躍シーンでは当時のBGMが使用されていた。
レジェンド集結
折角揃ったのに決め台詞がバラバラなの草。で、そのまま揃えずにバイクで走り出すのも面白い。
メチャンコ手間のかかってそうなバイクアクション。うーん、個人的にはギミックをふんだんに使ったバトルが好きだからなぁ。バイクアクションはあんまり刺さらない……。
カメライダービルドラビットタンクスパークリングフォーム
テレビシリーズより1日だけ早く登場。ただし時系列的には先行ではないというややこしい状況。
時系列をテレビシリーズでのパワーアップより後に設定出来たのは良かったな。先行登場する理由付けをしなくても済むしね。
このフォームに関する感想は明日の本編で書くか。
エンディング
それぞれの居場所へと帰るライダー達。御成が大天空寺に再び迎え入れられるシーン、無駄に感動してしまって辛いw
ここで主題歌メドレー。事前にEDの情報が無かったから、あるとしたらここだろうとは思っていたが。
映像は各作品のテレビシリーズカット抜き出し。っべー、懐かしみに溢れてやがるぜ……。
エピローグ
ビルドとクローズが気が付けないほどのスピードでフェニックスとロボのボトルを奪い去っていった仮面ライダーグリス。どうやら北都のライダーの模様。2本のボトル自体も北都のものなんだとか。
まさか各都に20本ずつ存在するんじゃないだろうな……。
カタログバレを見たときはてっきり内海が変身者だと思ったんだが、喋り方からすると、どうもそうではない模様。あれ、じゃあ内海の見せ場って今後あるの……?
頭部デザインがムゲン魂みたい。変身アイテムはビルドドライバーではない。
パンフレットと来場者特典
高岩さんのインタビューが載ってるのって珍しくない?
特典のガンバライジングカードには何故か映画と関係無いスマホウルフフォームのカードが。
「高性能の情報端末を操りながら、鋭い牙と爪で敵を狩る」って説明、安全圏からあらゆるものを叩くツイッタラーみたいで辛い。
まとめ
そういうわけで2年連続で怒濤のクオリティをぶち込んできた『平成ジェネレーションズFINAL』でした。
個人的にはテレビシリーズや他の映画としっかり連動したシナリオっていうのが非常にポイント高い。
これは2年連続で大森Pが担当しているからこそなせる技なのか。
惜しいのはフォームチェンジが少なかったことかなー。
次の映画は
「映画化決定」の文字と共に流れ出すBGM。あれっ、これ『アマゾンズ』じゃね……?ということで2018年春に完結編公開決定です。うせやろ……。
近々発表がありそうなことはキャスト達が匂わせていたけど、まさか春映画とは……。いや、これとは別に例年通りの春映画がある可能性もあるんだけど。
完全新作なんだろうか。前半は総集編って可能性もあるのかしら。
龍我は出演するんだろうか……。『ビルド』本編の撮影で忙しいってのもあるけど、それ以前に龍我として形成したイメージがブレてしまうから出せないとかありそう。
流石に年齢指定入れてくるよな……。そこで日和ったら意味無いだろうし……。となると春映画の興行収入としては減ってしまうことが容易に想像出来るが……?
あっそうか、もしかして戦隊のVS映画枠を春にずらしてバランスをとろうとしているのかも。
まぁ、今は取り敢えず2月から始まる『エグゼイド トリロジー』ですね。T・ジョイ京都で宣伝が流れたってことは上映してくれるってことだよね?
そういえば昨年末に2017年は超スーパーヒーローイヤーだ!って言っていたのはただのネタだったのだろうか……。
来年はやはり平成ライダー20作記念で財団Xとの決着が描かれるのか。これ以上、どうやってスケールをデカくするんだって話だけどな……。
燃:S 萌:A- 笑:A+ 総:S
本編リンク
・仮面ライダーエグゼイド 最終話「終わりなきGAME」
・仮面ライダービルド 第13話「ベールを脱ぐのは誰?」
シリーズリンク
・仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー(2016/12)
・仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(2018/12)
・仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022/03)
映画リンク
・劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング(2017/08)
・仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判(2018/05)
・劇場版 仮面ライダービルド Be The One(2018/08)
Vシネマリンク
・仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ(2018/02)
関連書籍リンク
・仮面ライダーエグゼイド公式完全読本(2017/12)
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