【ラノベ】《このラブコメがすごい!!》堂々の三位!【感想】
著:飛田 雲之(とびた・くもゆき) イラスト:かやはら
「楽しいさ。この世で一番金を生むのは人脈だよ。その人脈作りをするっていうんだからな」
ガガガ文庫2018年5月刊行物。約1週間半の積み。第12回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作品。
このライトノベルがすごい!2019の紹介記事を見て気になったので買ってきました。
主人公の姫宮新(あらた)はラノベ系まとめサイトの管理人で、高校生でありながら父親を凌ぐ年収を稼いでいた。ある日、片思い中のクラスメイトの京月陽文(きょうつき・ひふみ)がサイトで取り上げようとしている話題の作家だと知ることになり……。
主人公やヒロインが作家という作品は近年、沢山刊行されたが、まとめサイトの管理人が主人公とはたまげたなぁ。
そういった視点で語られるマーケティング論が面白い。むしろマーケティング論だけで1冊出してほしいまである。
長年ラノベ業界を追っていると成程なと唸らされるシーンが多々あるんだよな。
で、そのクセ、最終的にはちょっと苦味のある青春小説になるんだから困っちゃう。サブヒロイン的な女の子も数名配置されているが、あまりラブコメという雰囲気ではないよなぁ。イラストもストレートな萌え系という感じではないし。
これは是非続きを読みたいが綺麗に終わっているし、刊行時期から考えて、今の時点で続刊情報が無いとなると望み薄かなぁ……。
後書きが無いのは何故なのか。
燃:A- 萌:A- 笑:A- 総:A+
イラストリンク
・明日の罪人と無人島の教室(電撃文庫、2022/06)
小学館ライトノベル大賞ガガガ賞リンク
・夏へのトンネル、さよならの出口(第13回、2019/07)
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小学館 (2018-05-18)
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