【ラノベ】ラストラウンド・アーサーズ3 雪の少女とアーサー殺しの王【3巻/感想】

ラストラウンド・アーサーズ3 雪の少女とアーサー殺しの王 (ファンタジア文庫)

著:羊 太郎 イラスト:はいむら きよたか

「うるせえ!絶対に道を踏み間違えねえ人間なんか居てたまるか!だから、仲間が要るんだろうがッ!」

2019年4月の新刊。約1週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。『ロクでなし魔術講師』14巻からは連続刊行。これは最初は同時発売の予定だったんだろうかね。

さて、今回は円卓の騎士最強の一角、トリスタン卿を従える少年、片岡仁(ひとし)が現れる。しかし仁はとても継承戦を勝ち抜けそうな器には見えず。
その裏ではモルガンが暗躍していて……。

魔人化を無理して使い続けた所為で内なる存在を目覚めさせてしまった凜太朗。ただでさえ厄介な相手が来ているというのに内的要因でもピンチに。
ケイ卿がドン引きするレベルで空気なんだけど大丈夫……?今回は瑠奈が瀕死になって実体化すら解けていた模様。最早、サービス要因としてすら機能してないんだけど……。

敵はトリスタン卿と見せかけて、扱いはかなり雑。凜太朗が覚醒してからは物凄い勢いで噛ませと化してしまった。
王殺しの月読零華はまだ出番あるのかしらね。

マグロのカブト焼きが登場していたが、何?前回からグロ料理を出すノルマでも課してるの?
ドカポンは流石に懐かし過ぎるでしょ……。

羊さんって、うっちゃらかす、アーパー、しくさりやがるっていう他のラノベでは滅多に見かけない言葉遣いが好きですよね。どこで身に付けたんだろう。

今回は表紙、粗筋、ストーリーと全てから打ち切り完結臭がバキバキに漂っていて、DOKIDOKIしながら読み進めていたんだけど、どうやここまでは羊さんの想定内の展開の様子。ただアニメ化したら1クールのラストに持っていきやすそうな構成である。

凜太朗が主人公として覚醒する巻ということだと思うが、ここにきて急にそんな王道チックな展開にしてブレたりしない?大丈夫?

燃:A- 萌:B+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
ラストラウンド・アーサーズ2 聖女アーサーと赤の幼女騎士(2018/11)
ラストラウンド・アーサーズ4 最弱の騎士と最も優れた騎士(2019/08)

著者リンク
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 15巻(2019/08)
ロクでなし魔術講師と追想日誌 5巻(2019/10)

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羊太郎
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