【ラノベ】ゲーマーズ!12 ゲーマーズと青春コンティニュー【12巻/本編最終巻/感想】

ゲーマーズ!12 ゲーマーズと青春コンティニュー (ファンタジア文庫)

著:葵 せきな イラスト:仙人掌

「別に絆なんて繋いでくれなくても、僕は変わらずゲームが大好きですし。逆にゲームに対するスタンスの違いなんかまるで関係なく、僕は皆のことが大好きですよ」

2019年10月の新刊。約1週間半の積み。8ヶ月振りの新刊。本編進行は実に1年振り。そんなに間が空いてたのか。
確かこの本、3ヶ月くらい延期したんじゃなかったか。執筆か挿絵か、どっちに問題があったのだろうか……。

表紙は最終巻らしく天道さん。なんちゃってメインヒロインと言われながらも最終的には大勝利ですわ。

さて、前巻でそれぞれの想いに決着を見たゲーマーズ。今回は後日談というには、まだまだ本編の延長戦といった感じのノリで続く彼らの日常が語られていく。

あれ、俺が主要キャラの中で好きな順にヒロインを並べたら、天道さんって一番下に来るな……。心春の方が断然良いまである。アルェー?
大丈夫?景太との関係、ちゃんと続いていく?

最後は運命の地シュピール王国に集まれるゲーマーズと関係者の方々。三角君、最早懐かしいな……。彼の主人公気質、もうちょっと掘り下げられるかと思ったけどな……。

真音さんが苦手な従妹、どう見てもくりむ会長なんだけど、そこまで思わせ振りに存在を匂わせるのは一体何なのか。
何だろうな、『生徒会の一存』未読の読者からすると、めちゃめちゃもやもやする見せ方だと思うんだけど……。

最後はラブコメとしてきっちり終わらせてくれた感じ。流石に最後まですれ違っちゃ話にならないもんなw

総評

そんなわけですれ違い錯綜系ラブコメ、ファンタジア文庫『ゲーマーズ!』本編12冊、『DLC』2冊の計14冊、これにて完結。
文庫だけだと足掛け4年7ヶ月。

葵さんの持ち味であるテンポの良い掛け合いに、ラブコメとゲーマー談義を混ぜ合わせた緩めのストーリー、でもたまにちょっとシリアス、みたいな独特の持ち味が魅力のシリーズでしたね。

個人的には景太には千秋とくっついてほしかったと思わないではないが……。
まだ文庫未収録のドラマガ掲載短編とかあったような気がするんだけれども、後書きでは特に『DLC』の話はしてないんだよな……。

燃:B 萌:A 笑:A+ 総:A+

シリーズリンク
ゲーマーズ!11 ゲーマーズと初恋マルチエンド(2018/10)
ゲーマーズ! DLC 2巻(2019/02)
ゲーマーズ! DLC 3巻(2020/03)

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葵 せきな
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