【ボーダー】十二国記 白銀の墟 玄の月 三巻【感想】

11月 12, 2019 by
Filed under: 新潮文庫 

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

誰かに、生き延びろ、と命じられている気がした。

2019年11月の新刊。約3日の積み。連続刊行で物語は一気にクライマックスへ。
表紙は李斎。泰麒と驍宗は別格として、次に主役級の存在といえば、この人か。何とか報われてほしいものであるが……。

さて、一向に進まない民の救済。ジーッとしててもドーにもならねぇと泰麒は大胆な行動に出る。
一方、李斎は少しずつ仲間達と合流しながら驍宗の元へと近づいていた……。

ひとまず亡くなっていた高貴な身分の人物というのが驍宗ではないと確定して、せふせふ。
怪傑ギリジンみたいに危ね!危ね!危ね!ってなる。ギブミー6万円!アーッ!

ぼちぼち阿選の内心が描写され始めたが、彼もまた迷いの中なのね。それを唆した奴がいる。妖魔の扱い方を教え、悪の道へと引きずり込んだ琅燦こそが真にぶっ飛ばすべき奴なのか。
阿選は結構周囲に流されているような……。

どうも琅燦は麒麟と王のシステムについてもっと知りたいと思っている様子。そのためには実物を使って実験してみるしかないと。
やっぱり長く生きているとクレイジーな事でもやらないと気が済まなくなってくるんだろうか……。

そもそも泰麒が阿選に対して頭を下げられたり、人を傷つけたり出来るのが、どこまで麒麟としてイレギュラーなことなのか判断出来ないのが困りもの。
黒麒だからか、蓬莱で過ごした時間が長いから、それとも角を失ったからか。

泰麒は慕っていた正頼とようやく再会出来たが、その姿は見るも無残なものに変わり果てていた。何て酷ぇことをしやがる……。

そして遂に明らかになる驍宗の生存。かつて救った人々の子供が、孫が巡り巡って助けてくれるとは……。
しかし折れた脚の骨を繋ぎ直すために自分で切開したとかエグ過ぎでしょ……。王って不老なだけで痛みなんかは普通に感じるんですよね……。

彼の生存はまだ読者にだけ明かされた形だが、良かった~。これで最悪の結末だけは避けられ……避けられるよな?クライマックスで死んだりしないよな?

泰麒の奮闘もあり、ようやく民への救済の道は開かれた。灯った光は潰えずに未来へ繋がるのか。泣いても笑っても後1冊だぞ。
次は同時発売の4巻、2020年に短編集。

燃:A 萌:C 笑:C 総:A+

シリーズリンク
十二国記 白銀の墟 玄の月 二巻(2019/10)
十二国記 白銀の墟 玄の月 四巻(2019/11)

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小野 不由美
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