【ラノベ】サディスティックムーン【感想/ネタバレ】

2月 14, 2020 by
Filed under: 電撃文庫 

サディスティックムーン (電撃文庫)

著:出口 きぬごし イラスト:そりむら ようじ

「思い上がるなよ、インポテンツ」

電撃文庫2014年11月の新刊。約5年2ヶ月4週間の積み。『恋する鬼門のプロトコル』が3巻でフェードアウトしてしまった出口さんが3年8ヶ月振りに復活。
確か出口さんのラブコメが面白かったから、また買ってみようか……と思った筈。

帯を外すとぱんつが拝めます。最近あんまりこういう手法見ないんじゃね……と思ったが、どうなんだろう。いや、そもそもこの本が出たの最近じゃないんですけどね。

過去の出来事から何事にもやる気を出せない主人公、久遠久(くおん・きゅう)。彼はある日、校内でも美少女として人気の高い、幸徳秋良(こうとく・あきら)から自分の式神になれと告げられて……。
前作がオカルト要素有の作風だったため、今回もそういう感じかと思いきや、久と秋良の関係性に陰陽師と式神という言葉を当て嵌めているだけであった。

じゃあ、素直にラブコメなんですかと言われたら全くの否である。秋良は復讐の代行を請け負うと言いながら、最終的には自分が気に喰わない相手を徹底的に潰そうと画策し、久は弱みを握られてその手伝いをさせられるという。これは一体どういうジャンルなんだ……。

秋良の口からは、まぁ下品な単語が飛び出す飛び出す。自主規制連打はそういうネタなのか、マジでNGで担当さんが消したのか、どっちなんだろうw
アナルセックスって人に付けるニックネームじゃないんだよなぁ。
復讐相手の膀胱に他人の尿を注入って、想像するだけで気分が悪くなる……。発想がキチってる。

そのくせ、久がいなかったら詰んでた……っていうシチュエーションがちょいちょいあるのが気に掛かる。えげつない作戦を思いつく一方で自分の安全にはあまり意識が行っていないのだろうか。

久の閉ざしていた心は秋良のハチャメチャに巻き込まれる内に少しずつ人間性を取り戻していく……のは良いんだけど、何で取り戻せたのかイマイチ理解らんような。
ただ、勃起不全が治った途端、周囲にいる女の子達の魅力に気付いてしまった久が微笑ましくて、ラストは何だか爽やかな仕上がりになっているから困る。

雰囲気は変わるかもしれないが、このままシリーズ化も出来そうだったのに続刊は出ていない。流石に人を選び過ぎる内容だったか……。

次は2017年1月に『ドリームハッカーズ コミュ障たちの現実チートピア』、2018年1月に『天華百剣 -乱- 』。この後は何も出していないようだが、断筆してしまったんでしょうか。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
恋する鬼門のプロトコル(2010/06)
恋する鬼門のプロトコル 3巻(2011/03)

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