ハートキャッチプリキュア! 最終話「みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!」

「喰らえ、この愛━━━━プリキュア・こぶしパァァアアアアアアンチっ!!」

最後の最後で、こぶしパンチやりやがったwwwwwwwwwww

アバン無しで最終回開始です。最弱最弱と言われ続けたブロッサムだからこそ、サブタイの最強という単語が胸に沁みる。

もう一度ハートキャッチ・オーケストラのところから。
案の定、オーケストラを破ったデューンは超巨大化。てっきりデザートデビルに近い姿になるんだとばかり思ってたら、ほぼそのままの姿で巨大化してました。肩に乗ってた謎生物が身体に巻きついてたな。

って言うか、サイズ半端ねぇwwwwwww
惑星並のスケールってどんなんだよ。
このとき、一度地上の人々のシーンに移るが、番君となみなみが抱き合っていて吹く。お前等、いつの間に……。

一度コッペ様の結界の中に避難するプリキュア達。あまりのサイズ差に絶望しかける彼女達だったが、マリンの一言でもう一度動き出す。こんなときでもあっけらかんとしてるマリンに救われる。

ゆりさんの年齢に言及する台詞があるけど、それって聞きようによってはババア認定みたいなもんだよな(ぇ

スーパーシルエットの羽根ってバンクではハート型で今一つなデザインだけど、今回実際にそれで飛んでるシーンを見ると、めちゃ格好良かった。V2ガンダムみたい(ぉ

そして起こるハートキャッチミラージュの奇跡。憎しみに支配されたデューンへと愛を届けるため、宇宙に咲く大輪の花ハートキャッチプリキュア・ムゲンシルエットが誕生する。その力、夢幻にして無限ってことか。
公式サイトで公開されてる次回予告30秒バージョンを見たから、登場は知ってたけど、てっきり、みんなのこころの花の力で進化するスーパーシルエットの上位フォームと思ってたら、4人のプリキュアが融合して巨大化するとかサプライズ過ぎるw
顔はブロッサム、格好はクイーン・オブ・ハートキャッチに近いか。ちなみに赤と青のオッドアイ。

放つはまさかのこぶしパンチ。おしりパンチ→スクリューパンチ→ぜんぶパンチ→おでこパンチ→からだパンチときて、遂に本命のこぶしパンチか。感慨深いが、見た瞬間思わず吹いたわ。
技のネーミングからして、ブロッサムが制御してるんだろうな。
ここでAパート終了。

Bパートはエピローグ。時は流れ、およそ半年後、季節は夏。つぼみの妹ふたばが生まれてました。まさか生まれるところまでいくとはな……。

いつきの家を訪れるつぼみとえりか。そこには組み手を行う兄妹の姿が。さつきさん、元気になってきてるんですね。
門下生の中にはクモジャキーの姿が。最終決戦後に明堂院流に入門したらしい。
つぼみ達は知る由もないが、サソリーナはるみ達の通う幼稚園の保母さんに、コブラージャは服飾デザイナーになった模様。
何気にサソリーナのカットに、41話のゲストのノリコ先生の姿が。
スナッキーもきっと人間になってるって言ってたけど、それはねーだろw

で、いつきは生徒会長を退任したこともあってか、女子制服を身にまとっていた。しかも髪がセミロング程度に伸びている。おいおい、どういうことなの、可愛いじゃないか……。
でも一人称は未だ「僕」ということで、大きいお友達をハートキャッチする気満々過ぎて困る。

長かった戦いを振り返るつぼみ達。いつきまで顔芸しだして、どうしようかと思う。えりかはもうまともな顔で映ってるカットの方が少なかった気さえするw
「深いっしゅ」じゃねーよ。
つぼみはもう一度、宇宙へと行ってみたいと思うようになっていた。夢がひろがりんぐですな。
大親友とかいうワードが出ると、『おジャ魔女』を思い出しちゃうよね。

結局、デューンの憎しみの理由って何だったんだろうな。最後は彼もハートキャッチされて消滅したみたいだけど。
400年間続いたプリキュアと砂漠の使徒の戦いに遂に終止符が打たれたわけだ。

枯れかけたこころの大樹は復活というか、新しい芽が出て来たらしい。大樹が丸ごと復活するわけじゃないのか。

あれ、月影博士、死んだまま?ゆりさん、お母さんに何て話したんだろうか。つーか、プリキュア史上初の人間の死者じゃねぇか……。ゆりさん、悲劇過ぎるな。やっぱり、ゆりさんの救済のためにも続編をですね……。

つぼみの部屋に飾られたプリキュアの集合写真。10数年後、それを見つめるふたばの姿が。彼女の手に握られていたのは紛れもないプリキュアの証ココロパフュームだった。
というところで終劇。EDは特別版にするべきだったと思うの。

これでOVAとかでネクストジェネレーションが始まったら胸熱だけど、単にプリキュアの魂は受け継がれていくってことなんだろうな。
あってほしくないのは単につぼみのパフュームをふたばが持っていたというオチ。

惜しむらくは正体バレと主題歌を挿入歌として使用が無かったところだけど、実に『ハートキャッチ』らしい素晴らしい最終回だったと思います。

総評

そういうわけで、シリーズ7作5代目、花とファッションをテーマに、こころの花を咲かせ続けた『ハートキャッチプリキュア!』テレビシリーズ全49話+劇場版1本、これにて完結。リアルタイム視聴率は48/49。シリーズ通しては338/341。

最高傑作。

今までのシリーズも好きだけど、5代目は比べものにならないくらい面白かった。ハードルを上げたら楽しめなくなるのは判っていてもハードルを上げざるを得ず、しかしそれを易々と飛び越える超絶的な面白さ。
間違いなく、俺の25年の人生のベスト3に入ったわ。人生に影響を及ぼすレベル。
そもそも『おジャ魔女』と『プリキュア』がフュージョンして面白くならない筈なかったんだ。

独断と偏見に基づいた評価方式で見ると、総合でのSランク突破率が、歴代で、

・『ふたりはプリキュア』 12.2%
・『ふたりはプリキュアMaxHeart』 2.1%
・『ふたりはプリキュアSplash☆Star』 6.1%
・『Yes!プリキュア5』 10.2%
・『Yes!プリキュア5GoGo!』 10.4%
・『フレッシュプリキュア!』 12.0%
・『ハートキャッチプリキュア!』 51.0%

となっている。『無印』の頃はランク付けがかなり甘くて、そこから年々厳しくしていっている筈なのに、この比率。
半分以上神回認定してるw
36話以降、神回しかないというインフレっぷり。特にサンシャイン登場回以降、面白さが顕著で、サンシャイン登場以降の27話分で、Sランクに達していないのは僅か5回のみという。

放送開始前は先代達と被っている要素が多くて、遂にネタ切れかと思ったもんだが、ここまで新しくなるかと。
こうしたらもっと面白いんじゃね?って思うことをとことんやってくれた印象。
例年は当代が終わる寂しさと次代が始まる楽しみが半々くらいなんですが、今年は寂しさ95%くらいです。

結局、どの辺が原点回帰だったのかな。2人スタートと妖精が居ないと変身不可能ってところくらいしか思いつかないんだが。

花咲つぼみ/キュアブロッサム

「あなたは今の自分からチェンジ出来ましたか?」という声が聞こえてきそう。

元々誰にでも敬語キャラって好きだけど、凄く良いキャラ造形だったと思う。意外とボケ要因なところも面白かった。

劇場版のオリヴィエへの態度を見るに、きっとふたばを溺愛するんだろうな。で、「お姉ちゃんウザい!」とか言われてヘコむ姿が容易に想像出来る。

ところで聖なるパフュームどうなった。いっぱい種類があると言った割には全然使わなかったじゃん。

来海えりか/キュアマリン

我等が愛すべき顔芸プリキュア。「やるっしゅ」と決め台詞を中盤以降、殆ど言わなくなってしまったのが残念だったけど、最後までブレないウザ可愛さが素晴らしかったです。もうテレビで見れないと思うと残念でならない。
えりか可愛いよえりか!結婚してくれ!

明堂院いつき/キュアサンシャイン

3人目は天空に閃く一輪の花キュアスカイ、ムーンライトさんは復活してもゲスト参戦程度、そう思っていた時期が俺にもありました。
俺、いつきが3人目かもって一瞬思って否定してるやん……orz

『プリキュア』で、このキャラ造形はかなり新しいと思うわけで。
女の子の格好をするようになった彼女はきっと女子生徒の次は男子生徒を次々と撃墜していくのだろう……。

月影ゆり/キュアムーンライト

ニコニコ大百科で、九大天王、東放不敗レベルの超人と書かれているのを見ると吹いてしまうw
復活してからの、いや復活する前から、そのチートっぷりは凄かった。そんなゆりさんだからこそ、最後に救いがあったら良かったと思うんだけどなぁ。
まぁ、あの後、お父さんが帰ってこなかったと断定されたわけではないのだが。
肩にコロンを乗せたお父さんが帰還したら胸熱。

フランスで行方不明になったって劇場版が初出じゃなかったのね。
サラマンダー男爵の封印が解けたのはデューンが近くに来たからなのかな。男爵がサバーク博士誕生の場に居たのは、自分を見捨てたデューンがどんな幹部を作るか興味を抱いたからなのかなぁ。

ストーリー

こころの花という設定を用意したことにより、ゲストキャラクターが物語と戦闘が乖離を回避する手法が良かった。例年、ゲストキャラは戦闘が始まると蔑ろにされちゃう傾向にあるからなぁ。
それに、凄くキャラクターを大事にするシリーズだったと思う。ゲストキャラの再登場のさせ方が上手いんだよなぁ。

DVDで見返していると、余計にそう思うわ。来月からは毎月2枚同時発売です。

本当に1年間楽しかった。『プリキュア』を視続けてきて良かったと、心から思える。視聴率下がろうが何だろうが2年目やってくれと言わざるを得ない。まぁ、2年目が決定したら、こんなに面白いものにはならなかったかもしれんのだが。

つぼみに、えりかに、いつきに、ゆりさんに、すべてのキャラクターに、そしてスタッフに最大級の有り難うを。

後番はシリーズ8年目6代目『スイートプリキュア♪』です。努力・友情・勝利を謳ってるけど、5代目以上にアツくなるとは思えないんですが……。

7月にキュアビートとキュアシンフォニーが登場という噂がありますが。
ちなみに10月の映画公開も、もう決まりました。早いな、おい。

燃:S- 萌:S- 笑:A+ 総:S+

エピソードリンク
第48話「地球のため!夢のため!プリキュア最後の変身です!」

ノベライズリンク
小説 ハートキャッチプリキュア!(2015/09)

シリーズリンク
スイートプリキュア♪ 第1話「ニャプニャプ~!スイートプリキュア誕生ニャ♪」

 

アニメ

Posted by お亀納豆