六百六十円の事情
『えーきせんとりっく、えーきせんとりっく。えーきせんとりっくしょうねんぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅい!』
オメガナツカシス
メディアワークス文庫2010年5月の新刊。興味がないではないけど、かと言って金を出して買うほどではないという素晴らしく微妙な状態だったんだけど、ゆずこさんが持ってるっていうから貸してもらおうと思いました。
すると、あまりに自分に合わなかったらって、くれるというミラクル。らっき!
とある掲示板に書き込まれた「カツ丼作れますか?」という一言をきっかけに始まる群像劇。
それぞれに独立したエピソードのまま終わるのかと思いきや、最後に統合編がある。
最初は可もなく不可もなくといった具合だったんだけど、ドミノと老人のエピソードに入って、統合編に雪崩れ込んでいくところから面白くなってきた。
多分、中盤までの登場人物は年齢的には近いけど、その心情とかで感情移入出来なかったから楽しめなかったんじゃないかなぁ。
その点、老人とかになると、感情移入も何もあったもんじゃないから、かえって楽しめたのかな、と。
ゆずこさんが男の理想で書かれる女キャラがどーたらこーたら言ってはったような気がするけど、あんまりそういうことは感じなかったかなぁ。
単純に、入間さんの文章が合うか合わないかだと思う。
いや、そもそも発言自体が俺の脳内妄想という可能性もあるが(ぇ
入間さんの作品を全部読んでるわけじゃないから、リンク部分が全部判るわけじゃないけど、取り敢えず丹羽静(せい)が『電波女と青春男』の主人公、丹羽真と親戚らしいことは判った。
まぁ、そんなわけで『六百六十円の事情』でした。あれ、入間作品なのに、イカレているところがないぞ?
燃:C 萌:B- 笑:C+ 総:B+
著者リンク
・多摩湖さんと黄鶏くん(電撃文庫、2010/07)
・トカゲの王Ⅰ -SDC、覚醒-(電撃文庫、2011/07)
ディスカッション
コメント一覧
何て言ってたっけねー、最近一週間より前のこと思い出せない。
とにかく第一話の女の子がイラついて無理でした\(^o^)/
まあ、たぶん、わたしがラノベを読んで共感したり
感情移入するような年代じゃないってことだと思うわ!