【ラノベ】溺れるベッドで、天使の寝顔を見たいだけ。 #ふたりで犯した秘密の校則違反【感想/ネタバレ】
著:上栖 綴人 イラスト: 千種 みのり
…━━━彩凪の両手。それが私の胸へと着けられた、一番似合うブラだった。
最初からクライマックスだぜ!!
スニーカー文庫2025年4月の新刊。約1週間半の積み。『新妹魔王の契約者』を完結から4年、上栖さんがスニーカー文庫に帰還。この間、他のレーベルでも本は出してなかったようだけど、何してたんやろ。ゲームのシナリオでも書いてたんかしらね。
へ~ドスケベバトルものばっかり書いていた上栖さんが百合ものとはこれいかにと、ひとまずチェックしちゃうよね~。もしかして不思議要素が一切無い作品って初めてかしら。
一人暮らしを始めることになった主人公、雪平彩凪(あやな)。不動産会社の手違いで先に入居していた深未悠宇(ゆう)とルームシェアすることに。なりゆきから淫らな行為に及んでしまったふたりはどんどんお互いにのめりこんでいって……。
早々と百合えっちが始まって笑ってしまった。やってること何も変わってねぇじゃねーかw
これまでの作品で培ったノウハウがあるので、まぁ遠慮のないこと。
基本は彩凪が悠宇を責める構図となっていて、この辺は百合えっち愛好家の中でも好みが分かれるところか。百合えっち愛好家とは一体。
彩凪の自分が世界を救ってしまったという考え方、とってもポジティブで良いよな。誰も傷つかない優しい思考法だよね。
そんな彩凪はとても計算高く、先の先を見据えて行動するのが得意。この辺りは何だか闇を感じるねぇ。『新妹魔王の契約者』の刃更もそういうフシがあったし、上栖さんのキャラ造形の手癖なのかな。
ふたりが通う学校は進学校なのに、温水プールがあるため毎月プール授業があるらしい。えぇ、それは辛ぇな……。夏だけでも嫌なのによぉ……。まぁ後々ドスケベシーンにバリエーションを持たせるために設定してあるのかもしれんけど。
綺麗に〆てあるが、これは人気出たら続き出すって感じなのかな。うーん、ドエロい百合えっちがラノベで見たいわけじゃないしなぁ……。
燃:B- 萌:A 笑:A- 総:A著者リンク
・はぐれ勇者の鬼畜美学(HJ文庫、2010/05)
・新妹魔王の契約者Ⅰ(スニーカー文庫、2012/10)
・新妹魔王の契約者ⅩⅢ(2021/04)
・やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯1 最強究極の七大罪使いは容赦ゼロで禁忌を犯しつくす(講談社ラノベ文庫、2018/10)
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